うさぎを飼育していると、様々なアクシデントに見舞われる事もあるかと思います。高いところから飛び降りてしまった場合や、変なものを食べてしまったなど、意外と日常には危険な事もたくさんありますよね。今回は、こうした場合の対処法について解説します。

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高いところから飛び降りてしまった

うさぎを居間等で遊ばせている時に、誤ってうさぎが高いところからダイブしてしまった、なんて事も少なからず起きると思います。また、抱っこしていて落下させてしまったり、うさぎが腕から飛び出してしまったなんて事も起こりえます。

動物は痛みがあっても、外敵に悟られないように平然を装ってしまう習性があります。こうした場合も同じことがいえますが、飛び降りた後に平然と動き出しても、安心はできません。一番怖いのは、内臓にダメージを受けてしまっていることです。

万が一、このようなアクシデントが起きた場合には、動物病院で検査を行ったほうが安心でしょう。また、対応が遅れてしまうと、じわじわと影響は広がっていってしまい、手遅れになってしまうこともあるでしょう。

うさぎが何事もなかったかのようにしていても、万が一という事があります。念のために、検査を行うようにしましょう。

うさぎにも熱中症は存在します

最近ではテレビCM等でも熱中症について取り上げられる機会も増えてきました。人間でおなじみの熱中症ですが、うさぎにも熱中症は存在するのです。といっても、実はうさぎは暑さに弱い動物でもあるのです。

うさぎの適温は、おおよそ25℃前後くらいです。もちろん、個体差はありますのが、20℃〜25℃の間くらいであれば、うさぎにとって適温となるでしょう。25℃を上回る温度になってくると、うさぎに熱中症の症状があわられはじめます。

症状には、普段見かけないようなヨダレが増えたり、体温を下げようと呼吸も荒くなります。状態がひどくなると、痙攣を起こしてしまう場合もあります。こうした症状を発症している場合には、すぐに涼しい場所に移動し、すぐに動物病院に駆け込むようにしましょう。

対応が遅れてしまうと、命を落としかねない病気でもあります。また、かろうじて一命をとりとめても、内臓にダメージを受けていたり、後遺症が残ってしまう場合も少なくありません。自発的に水を飲んだり、移動できない状態は非常に危険です。こうした行動が取れない程に弱っている場合には、すぐに動物病院に行くようにしてください。

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「涙」や「目やに」が多いと感じた時は

つぶらな瞳でかわいいうさぎですが、涙が多かったり、目を閉じる事が多かったり、目やにが多かったりしていないでしょうか。こうした症状が見られる場合は、目に何らかのダメージを受けている場合があります。

考えられる要因はいくつか存在します。単純なものでは、子うさぎにも多いですが敷牧草や牧草を食べる際に目に刺さってしまった場合です。牧草を避けるような仕草が見られる場合には、配置の仕方を考えてみましょう。また、眼球に傷が確認できた場合、膿のような目やにが出ている場合には、動物病院に行くようにしましょう。

眼球が充血している、目やにが多い場合はどうでしょう。この場合には、何らかの細菌に感染してしまっている事も考えられます。抗生物質の入った点眼薬などが必要になりますので、動物病院で診察し、また、再発を防ぐために原因を突き止めるようにしましょう。

成長したうさぎが目に症状が現れている場合には、不正咬合が関係していることも考えられます。歯の病気なのに?と思いがちですが、不正咬合が原因で結膜炎などの病気を併発する場合が多いのです。この場合、不正咬合を解決しなければ、目の状態も解決しないでしょう。

ケージ内でぐるぐる回っている

最後に紹介するのは、危険な状態が予想される、ぐるぐる回っている症状。また、転がり回ったり、首が傾いていたり、眼球がたえず動いていたりしていないでしょうか。こうした症状は神経症状に異常をきたしている場合に見られる症状です。

首が曲がっている状態は「斜頸(しゃけい)」、転がる状態は「ローリング」、目が動き続けている症状は「眼振(がんしん)」と呼ばれ、それぞれ何かしらの要因によって神経症状が現れているものと思われます。これらの症状が認められる場合には、急いで動物病院に行くようにしてください。

見た目にも異常な状態がわかりますが、ケージ内で事故にあったり、熱中症によって生じてしまっていた場合など、目についてない時に症状が現れていた時には、手遅れになりかねません。ある程度、目につくような場所に置くなど、日頃からうさぎが目に入るような状態にしておくようにしましょう。

まとめ

まだまだ気をつけなければいけない病気や症状は存在しますが、今回紹介したようなシチュエーションやアクシデントは、予期せぬタイミングで訪れてしまいます。
そこで肝心なのは、行きつけの動物病院をきめておくことです。また、うさぎを診る事のできる動物病院を探しておくことが大事なのです。

何か事故が起きてから動物病院に駆け込んでも、うさぎを診る事が出来なければ、たらい回しにされてしまいます。こういった事にならないよう、慣れ親しんだ動物病院を見つけておくことが大事なのです。また、たくさんの動物病院も存在します。できるだけ先生と気が合う事や、遅い時間までやっている等も大事なポイントです。

事前にこうした動物病院を知っておくことで、万が一の場合にも迅速に対応が出来るでしょう。まずは慌てず、いつもの動物病院に駆け込めるように準備をしておきましょう。もちろん、何事もなければ一番いいのですけどね。

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