うさぎの家となるケージにも色々な種類があったり、また色々なケージ周りのアイテムもあります。中には便利なものから、なるほどと思うアイテムもありますので、飼育環境に合わせてこうしたアイテムを取り入れてみてはいかがでしょう。

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ケージにもタイプがあります


うさぎの家となる大事なケージ。このケージ・サークルにも色々なタイプがあります。大きく分けて違うのは、掃除がし易いように下部が引き出しになっているタイプと、引き出しがついていないタイプです。

引き出しが付いていると、毎日の掃除も比較的、簡単に行うことができますので、非常に便利な形状になっています。しかし、ケージ内にマットを敷いていたりと、ケージ内のセッティングによっては引き出しがあっても掃除のやりやすさが変わらない場合もあります。

初めて子うさぎを迎え入れる際には、まだその後のセッティングもわからないと思いますので、ゆくゆく買い換えることも考えて安価な物にするか、余裕があるのならば引き出し付きの物を選択すると良いでしょう。

引き出し付きのトレーに敷く物は?

掃除がしやすいように引き出し付きのケージを選んだ場合、引き出し部分となるトレーには何を敷いておけばよいでしょうか。

後述しますが、仮にトレーに何も敷かないでも問題はありません。しかし、臭いがしたり、尿石がこびりついてしまったりと、何かと衛生的とは言えない状況になってしまいます。

そこでおすすめとなるのが、犬用などのペットシーツ。うさぎ用のトレー部分にはペットシーツの「ワイドサイズ」がおすすめです。「レギュラーサイズ」でも対応できますが、ワイドサイズよりも小さいため、境目部分に尿が垂れると返って不衛生な状況になってしまいます。

ペットシーツは尿も臭いも吸い取ってくれるため、そのままにしておくよりかは、臭いも衛生的にも良いのでおすすめです。

多頭飼育向きのケージも

うさぎ用ケージの中には、ケージ内を分割できるタイプのケージもあります。これは、多頭飼育を行う際や、オス・メスをお見合い、もしくは分けたい時に便利なものですが、大人のうさぎにしては少々狭いスペースではありますので、あくまでも簡易的なセッティングとして利用するようにしましょう。

多くは60cm以上のケージで、もともとは広々としたケージとなっており、仕切りを中心に付けられることで、半分半分のスペースを作ることが出来るようになっています。そのため、スペースは前述の通りかなり狭くなるため、もともと1羽で過ごしていたうさぎであれば、ストレスが溜まってしまうでしょう。

多頭飼育するのであれば、こうしたケージはあまり現実的ではありませんので、別のケージで飼育するか、かなり大きめなスペースを確保して、仕切りを付けて別々で飼育するようにしましょう。

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トイレのこびりつきも除去する

毎日のトイレ掃除を行っていても、時間が経ってくるとトイレの角にどうしても残ってしまう「尿石」と呼ばれるこびりつき汚れ。削ってみたりこすってみたりしてもなかなか落とすのが難しいこの尿石ですが、「尿石除去剤」という物を使えば、こんな問題も解決します。

スプレータイプの物や、液を垂らすタイプなどがありますが、この尿石除去剤を尿石にかけると、尿石がシュワシュワと浮き出てきて、ある程度時間を置いてから洗うとすっきりと落とせるようになるのです。

尿石は放おっておくと、鍾乳洞?のようにどんどんと蓄積されていき、あまりにこびりついてしまうと洗い落とすこともできなくなってしまいます。小まめに尿石除去剤を利用して掃除するようにすると、こうした問題も解決しますのでオススメです。

オスの「スプレー」でお悩みの場合には

尿といえば、オスを飼っている方が悩まされるのが、オスのスプレー行動ではないでしょうか。中にはケージの外におしっこをかける子もいますので、ケージの外側に新聞紙を敷いていたりというご家庭もあるのではないでしょうか。

こうした問題を解決するのが透明のケージカバーです。ケージの外側に取り付ける透明なボードで、透明なので圧迫感も与えずに外に飛び出すおしっこも防ぐことができます。また、上の面と正面は空いていますので、換気も良いです。

注意点としては、定期的にカバーや、尿が流れ落ちるケージ部分も洗わなければ尿石がこびりついてしまいますので、上記で紹介した尿石除去剤がここでも活躍しそうですね。お悩みの場合にはぜひ取り入れてみては?

季節によって敷板も変えてみましょう


夏は涼しいセッティングに、冬は温かいセッティングと、季節によってケージ内のセッティングも変化させることで、うさぎの健康維持をするようにしましょう。

夏場には、熱中症や暑さを軽減させるための、ケージ内に敷く冷感商品がオススメです。材質は、アルミのボードもあれば、テラコッタ(素焼き)のものなど、色々なアイテムが登場しています。

冬場はパネルヒーターと呼ばれる商品がオススメです。1mm程度の厚みの物から1cm程度の厚みのヒーターまで様々ですが、寒い時期にはこうしたヒーターをケージ内に敷いてあげましょう。また、直に当てるのが心配なようならば、ヒーターの上にわらのマットを敷いたり、クッションを置いてあげるのも良いでしょう。

早めにセッティングしてみましょう

前項でも触れたヒーターやアルミボードですが、使うその時になかなか上に乗ってくれない場合も。こうした事態を回避するためにも、早めにセッティングしてうさぎに1日でも早くなれてもらう必要があります。

特に幼うさぎの頃はもちろん、病中・病後、シニア期に入ってくると、ヒーターなどが必要になってきますが、早いうちから慣れさせておかないと、いざ使いたいと思う時に、思うようにヒーターの上に乗ってくれなかったり、ヒーター自体を怖がったりしてしまう場合もありますので、可能であれば幼うさぎの頃から使用するようにしましょう。

もちろん、うさぎの性格にもよりますが、往々にして立ち耳のうさぎは警戒心が強い子が多いため、ちょっとした変化にも敏感に反応しますので、うさぎの性格を把握し、早めのセッティングを心がけてみましょう。

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トンネルなどもおすすめ

ケージにスペースが有るのであれば、うさぎが遊べるようなトンネルなどのおもちゃをセッティングするのもおすすめです。

うさぎにも好みのおもちゃがありますが、トンネルは比較的好まれやすいおもちゃです。また、トンネルは隠れ場所にもなるものですので、仔ウサギの間だけ設置しておいても良いでしょう。

藁のタイプや木のタイプなど、トンネルにもいくつか種類がありますが、ケージ内で走り回るようなタイプのうさぎは、万が一の危険を考え、藁タイプのトンネルを選ぶと良いでしょう。

一方、気のタイプのおもちゃは、藁タイプのおもちゃをすぐ破壊してしまううさぎにおすすめです。また、あちらこちら噛むのが好きなうさぎは、木のおもちゃを設置することで、他の部分を噛まなくなる場合もあるので、試してみましょう。

ケージの天井はつけるべき?

うさぎ用ケージは天井が付いているものや、天井が付いていないケージがあります。基本的には、うさぎ用ケージに天井は付けたほうが安心かもしれません。

というのも、うさぎは好奇心旺盛な動物ですので、ケージ内の状況に慣れてきたら、徐々に他の場所に挑戦しようとし始めます。天井もその一つで、天井がなければ、何処かによじ登りながら外に出てみようとします。

単に外に出るだけなら良いですが、場合によっては足をかけていたケージの隙間に足が挟まり、骨折してしまうという事故も考えられなくはありません。こうした事態を防いだり、外に出てしまうのを防ぐためにも、天井は合ったほうが良いと思います。

もし天井をはずすのであれば、仔ウサギの間や高齢になってきた頃が良いでしょう。何かと世話をする機会も増えるので、天井がないほうがメンテナンスもしやすいでしょう。

まとめ

うさぎの性格や生活の仕方で、ケージ内のセッティングやケージ自体も向き不向きが出てきます。その子の特徴に合わせて徐々に模様替えをしていく必要もありますが、今回紹介したようなアイテムを取り入れることで、よりよい環境を作ることも可能となります。

なるべく、うさぎにとっても快適な、飼い主さんにとっても快適な環境を作るために、こうしたアイテムを積極的に取り入れて行くようにしましょう。また、今回紹介したアイテム以外にも、まだまだたくさんの便利グッズがありますので、定期的にチェックしておくとよいかもしれませんよ。

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