世界一小さい犬たちもギネス世界記録に登録されていますが、どんな犬たちでどれほど小さいのでしょうか?犬界で一番小さな犬種にはチワワが有名で知られていますが、ギネス世界記録に登録されてきた犬たちの種類は果たして・・

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ギネスと世界一小さい犬

最近はあまり耳にしなくなった「ティーカップ・プードル」や「豆柴」といった、「小さい犬」ブーム。

チワワ人気から端を発しているようですが、本当に成犬なの?と思うほどに小さい子もたまに見かけますね。

そんな体の小さい犬達の世界一を認定している、皆さんもご存知の「ギネス世界記録」。次々と体の小さい犬がギネス世界記録に認定され、記録が塗り替わっているわけですが、「世界一小さい犬」と言っても、

  • 体長部門
  • 体高部門

に分かれているんです。

「体長部門」とは、鼻先から尻尾の先までを計測する部門なのに対し、「体高部門」とは、犬の足先から肩の高さまでを計測した部門です。

いずれも1歳以上からのエントリーとなり、より数値の「小さい(低い)」犬が世界一となります。

「体長部門」のギネス世界記録は?

2003年12月生まれの「Heaven Sent Brandy(ヘブン セント ブランディ)」。

アメリカのフロリダ州で暮らすブランディはチワワのメスで、「世界一小さい犬・体長部門」のギネス記録を持つ犬です。

2005年の計測の時点で、鼻先から尻尾の先までの体長が、なんと15.2cm、体重は900グラムと1kgにも満たない体重でした。

このブランディ、あまりの体の小ささから肺も小さく、吠える事ができないために、家の中で迷子になることもあるのだとか。また、家の人が誤って踏んでしまわないように気をつけなければならないという状況。

この体で踏まれてしまっては、大事故に繋がりかねませんからね。

「体高部門」のギネス世界記録

「世界一小さい犬・体高部門」のギネス記録を保持している犬は、チワワの「Miracle Milly(ミラクルミリー)」。

プエルトリコで暮らすミラクルミリーは、体高が9.65cm、体重は450gという極小のチワワ。生後はスプーンにも乗るほどの小ささだったのだとか。

2011年12月に計測を行った結果、前チャンピオンとなるチワワの「Boo Boo(ブーブー)」を抜いて、新たにチャンピオンとなりました。成犬となる今のサイズでも、十分に子犬サイズなので、いかに小さいかがわかりますね。

ミラクルミリーが登場する前の記録保持犬は、2007年6月〜2011年12月の期間に記録を保持していたチワワの「Boo Boo(ブーブー)」、体高が10.16cmでした。

その前には、体高12.38cmで記録を保持していたチワワの「Ducky(ダッキー)」、その前にはスロバキアで生活していたチワワの「Danka Kordak(ダンカコルダク)」の13.8cmでした。

どの子も小さいですが、ミラクルミリーが中でも群を抜いて小さいということがわかりますね。

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次期チャンピオン?の呼び声も高い「ビヨンセ」

2012年にアメリカのアニマル・レスキュー団体の元で生まれた「ビヨンセ」。このビヨンセ、子犬の時点ではiPhoneにちょうど乗っかる位のサイズ。チワワかと思いきや、実はチワワとミニチュアダックスフンドのMIX犬「ケイシー」の子供なんです。

ケイシーは動物愛護団体に保護されている犬で、5匹の子犬を施設内で産んだところ、1匹の子犬が呼吸を指定ない状態で産み落とされました。その後、獣医師の懸命の措置によって一命をとりとめたのが「ビヨンセ」でした。

ちなみにビヨンセは2012年にギネス世界記録の申請を済ませているとのこと。

過去最小の犬「シルヴィア」

ギネス世界記録は、あくまでも在命している犬に限られた記録ですが、これまでに居た世界一小さな犬はどれほどだったのでしょうか。

その記録に残っているのが1945年に亡くなった、ヨークシャーテリアの「Silvia(シルヴィア)」。

シルヴィアのその小ささは、体長8.25cm、体高6.5cm、体重113gという、かなり極小のヨークシャーテリアでした。体長においても体高においても、現チャンピオンのブランデーとミラクルミリーよりも小さかったのですね。

チワワ以外の小さな犬種

一般的に小さな犬種というと、日本では圧倒的にチワワが代表格となりますが、実は世界にはチワワのように小さな犬種は存在します。

チワワの体高は15cm〜23cmほど、体重は1.5kg〜3kg程度が一般的なチワワのサイズとなりますが、チェコ原産の「プラシュスキー・クリサジーク」は体高が20cm〜23cmほど、体重は1.5kg〜3.5kgほどと、チワワと同等か、それよりも小さいかというサイズです。

そして、先述でも挙げたシルヴィアの犬種「ヨークシャー・テリア」も小さな犬種で、体高は22.5cm〜、体重は2.5kg〜といった超小型犬種ですが、「ロシアン・トイ・テリア」という犬種は体高が20cm〜、体重は1.3kg〜とヨーキーよりも小型。世界にはまだまだ小さな犬種が存在しているのです。

ティーカッププードル

冒頭でも触れましたが、昨今の小さい犬ブームの火付け役になった要因のひとつに、小さいトイプードルの「ティーカッププードル」が挙げられます。

ティーカッププードルとは、その名の通り、子犬の頃のサイズがティーカップに入る程に小さなトイプードルですが、実際のところ「ティーカッププードル」という犬種は認められてはいません。

プードルは一番大きな「スタンダード・プードル(スタンプ)」、「ミディアム・プードル」「ミニプードル」「トイ・プードル」と、4つのサイズが基準となっています。つまり、プードルの中で一番小さなプードルは「トイ・プードル」であり、ティーカッププードルというサイズは認められていないため、実際はトイ・プードルという扱いなのです。

病気のリスクも高い小さな犬


上記の通り、ティーカッププードルは「より小さなトイ・プードル」ですが、小さな犬がブームになったために、ちょっと小さければティーカッププードルと言って販売されている現状が続いています。これはトイ・プードルに限らず「豆柴(実際は柴犬)」も同様の状態です。

その多くは成犬になると普通の犬種サイズに落ち着く場合が多いですが、中には成犬になっても小さなままに育つ犬もいます。しかし、こうした犬も完全な健康体という犬は少ないのかもしれません。

本来のサイズよりも小さく育っている犬は、低血糖になりやすかったり、骨も細く骨折しやすかったりと言ったように、体の弱い子が大半です。また、無理な交配で小型に近づけていっているため、先天性の疾患を持つ子も多いのです。

小さい犬はなぜ小さく育てる?

ティーカッププードルのように、なぜベースはトイ・プードルなのに、ティーカッププードルのように小さく育つのでしょうか。その理由の一つが上記にも挙げた交配によるものでしょう。

比較的小さなトイ・プードル同士を交配させることで、遺伝的に小さなトイ・プードルが誕生していく確立が高まりますが、これを繰り返すことでどんどんと小さなトイ・プードルを作出していくのです。

また、もう一つに理由として十分な栄養を摂らせないということもあげられるかもしれません。人間も同じですが、成長期に十分な栄養を摂取できなければ、体も弱くなりますし思うように体も成長することができません。

一種の虐待とも感じますが、いずれにしても本来あるべきサイズでないということは、何かしらのリスクを抱えながら育ったと考えたほうが良いかもしれません。もちろん、こうしたことを自宅で行なっても、小さく育たないばかりか、良い結果は得られませんので避けましょう。

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呼吸器など、年に一度は検査を行いましょう

中には虚弱体質ながらも、すくすくと成長している小さな犬もいると思いますが、小さく育った犬は何かしらの身体的リスクを抱えている可能性が高いです。そのため、年に最低でも一回は健康診断を行なうようにしましょう。

これは小さく育った犬に限られた事ではありませんが、年に一回の健康診断は、犬にとって非常に重要となります。人間よりも遥かに小さな体をしている犬は、成長の速さも、病期の進行も早いです。そのため、早期発見・早期治療は大事な要素なのです。

なかでも小さく育っている犬は、普通のサイズの犬に比べて遥かに病気になるリスクが高いといえます。取り返しのつかない自体になる前に、まずは一度健康診断を受けるようにし、リスクに備えておくことが大切です。

まとめ


世界一大きな犬もいれば、世界一小さな犬も居たりと、世界には様々な世界一の犬たちがいますよね。

しかし、やはり標準のサイズよりも遥かに小さな体をしているこの子達は、先述の通り、やはり体にも影響が全くないとはいえないでしょう。例えば、ブランディの様に肺にハンディを背負っていたり、骨折しやすい等の影響は少なからずあると思われます。

体が小さくて非常にかわいいかもしれませんが、体が小さいということは、それだけ体も弱いと思ったほうが良いかもしれません。10年以上も長く飼い続けるためには、サイズよりも健康な体が一番の宝なのです。

小さいからと言ってかわいいのではなく、あくまでも健康に育ってくれる事が、何よりも飼い主さんにとっては喜ばしいことではないでしょうか。

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