近年では、穀物にアレルギーを持つ犬が増えてきており、主原料にジャガイモを使ったフードを見掛けることが多くなってきています。それでは、ジャガイモをドッグフードに用いることによって、犬にとってどのような効果があるのか考えてみましょう。

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豊富な栄養素「ジャガイモ」について

最近では、米や小麦、トウモロコシなど、アレルギーを引き起こしやすいと言われている穀物の代わりに、「ジャガイモ」が含まれるドッグフードが増えてきています。ジャガイモの主成分は「炭水化物」ですが、意外にも多くの栄養素が含まれていることで知られています。

ジャガイモには、風邪予防や疲労回復、老化防止に役立つ「ビタミンC」や、タンパク質がエネルギーに変わるために必要不可欠な「ビタミンB6」、塩分を排出する役割があるため、高血圧や腎臓病などの予防にも効果がある「カリウム」や、食物繊維も多く含まれています。

それでは、今回はジャガイモが使用されているドッグフードについて調べてみましょう。

森乳 スーパーゴールド「フィッシュ&ポテトプラス関節ケア」

商品名の通り、ジャガイモと魚が主原料の低アレルゲンフードなので、肉類や米、トウモロコシなどにアレルギーを持つワンちゃんにお勧めのドッグフードです。「レシチン」や「カリウム」、「ビタミンB1」や「ナイアシン」、食物繊維が多く含まれるエンドウを配合しています。

また、愛犬の関節に配慮して、「コンドロイチン」や「グルコサミン」の他に、「抗酸化酵素」やビタミン・ミネラルが豊富な「緑イ貝」が配合されていたり、下部尿路をサポートするために、「クランベリーエキス」が使用されています。さらには、抗酸化成分の強い「ポリフェノール」や「アントシアニン」も多く含まれていますので、老化防止にも役立ちます。

スーパーゴールド「フィッシュ&ポテトプラス関節ケア」は、主原料を見ると、一番多く含まれているのがジャガイモで、タンパク質である魚が次ぎに記載されていることは少し残念ですが、低アレルゲンであることはもちろん、関節のケアも配慮したドッグフードなので、膝蓋骨脱臼を起こしやすい小型犬から、股関節形成不全にかかりやすいと言われる大型犬まで全犬種に対応したドッグフードです。

ピナクル「ターキー&ポテト」

「タンパク質」と「炭水化物」にこだわったピナクルの「ターキー&ポテト」は、アレルギーを起こしやすいと言われる「グルテン」を含まない炭水化物を厳選して使用しています。さらには、高タンパクでミネラル豊富なターキーの生肉を用いていますので、抜群の嗜好性で、消化にも良いと言われています。

また、グレインフリー(穀物不使用)ではありませんが、「オーガニックキノア」という穀物を使用しており、これはアレルギーを起こしやすいグルテンが少なく、他の穀物に比べて高い栄養価があることで知られています。

その他にも、毛艶や皮膚の状態を良く保つ「亜麻仁」や「レシチン」、関節のケアには「アルファルファミール」、腸内環境を良くするために「納豆菌発酵抽出物」や「アスペルギルス・オリーゼ発酵抽出物」、酸化防止剤に天然由来成分である「ローズマリーエキス」などが配合されていますので、愛犬にとって安心で安全なドッグフードと言えるでしょう。

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ANF「ケイナインホリスティック ダック&ポテト」

「予防こそ最善の治療」という考えに基づいてアメリカで作られたANFのホリスティックフードは、天然素材、ハーブ、サプリメント、乳酸菌を使用し、愛犬の身体を内側からケアしています。また、人工保存料や着色料なども一切使用していません。

ANF「ケイナインホリスティック ダック&ポテト」は、不飽和脂肪酸がきわめて高く、必須アミノ酸やビタミンB群が豊富に含まれているダック(アヒル)の肉を使用しています。またダックは、余分な脂肪が体内に蓄積されにくい食材です。さらに、野菜や果物は乾燥して使用されていますので、栄養がギュッと濃縮されているのが特徴です。

この商品の原材料を見ると、「アヒル肉粉」が最初に記載されておりますが、この「肉粉」に関しては色々と賛否両論あるのも事実です。と言うのも、これはANFホリスティックフードに限られた話ではありませんが、この「肉粉」と記載されるものは「生肉」や「乾燥肉」ではないので、良質である肉もそうでない肉も、一緒に砕かれて粉末になってしまっている可能性が多少なりともあるためです。

もちろん、このドッグフードを長らく食べさせて病気知らずのワンちゃんもいることでしょう。あくまでも肉粉が全般的に悪いということではなく、調理過程で肉粉にせざるを得ない場合もあるのかもしれないですね。

さいごに

今回は、ジャガイモを使用したドッグフードをいくつか紹介させて頂きました。
近年、米や小麦、トウモロコシなどの穀物にアレルギーを抱える子が増えてきています。動物病院で治療するのも良いと思いますが、できれば、副作用があるような抗生物質などを使わずに、日頃食べている食事でアレルギーを改善できたら良いですよね。

※内容は2017年1月時点での情報になります。商品の名称や原材料等の内容は変更している場合があります。

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