ペット保険のシェアNo1で知られる「アニコム損保」。大きな特徴としては保険の精算が動物病院の窓口で行えるという、非常にわかりやすく、かつすぐに保険が支払われるという安心感がポイントとなるペット保険です。
今回はそんなアニコム損保の商品の一つ「どうぶつ健保ふぁみりぃ」について解説していきたいと思います。
アニコム損保とは?
ペット保険のトップブランドと言っても過言ではない「アニコム損害保険株式会社」。日本でもまだまだペット保険が珍しい、2008年にどうぶつ健保の販売を開始し、現在では日本を代表するペット保険会社として知られるようになりました。
そんなアニコム損保が販売している保険のひとつ「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、「犬」「猫」「鳥」「うさぎ」「フェレット」が加入することができる、他では珍しいペット保険です。他のペット保険では犬猫は加入できるものの、鳥を始めとした小動物のペット保険はまだまだ珍しいです。さすがはアニコムといったところでしょうか。
また、アニコムと言えばペット保険シェアNo1という安心感。大事なペットの保険ですので、できるだけ母体がしっかりとしている保険会社を選びたいのが理想ですよね。
「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の内容について
アニコム損保には、通院・入院。手術までを補償する「どうぶつ健保ふぁみりぃ」と、入院・手術のみを補償する「どうぶつ健保ぷち」の2種類があります。
特徴としては、どうぶつ健保ぷちは入院・手術に特化した分、保険料を手頃にできるのが特徴となります。一方、どうぶつ健保ふぁみりぃは入院や手術だけでなく、通院に関しても補償することができ、他にも様々な内容が充実している分、どうぶつ健保ぷちよりも保険料が割高となっています。
具体的には、どうぶつ健保ふぁみりぃでは窓口精算が出来ますが、どうぶつ健保ぷちではアニコム損保への請求のみとなっていたり、愛犬が他の犬に怪我を負わせてしまった場合に補償される「ペット賠償責任特約」が、どうぶつ健保ぷちでは付帯することが出来ないと言った違いがあります。
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保険料は2種類の補償内容から選択
どうぶつ健保ふぁみりぃは通院・入院・手術の補償が付けられますが、「70%プラン」と「50%プラン」の、保証割合の違う2つのコースがあります。
50%プランでは補償額の支払割合が50%となり、自己負担額も50%という内容。また、通院・入院1日あたりの支払い限度額が1万円まで、手術は1回あたり最高10万円までとなっています。
70%プランでは補償学の支払割合が70%、自己負担額の割合が30%という内容。通院・入院1日あたりの支払い限度額は1万4千円まで、手術は1回あたり最高14万円までとなっています。
70%プランのほうが内容が充実している分、保険料も高くなりますので、必要な保証に応じてコースを選ぶ必要があります。また、両コースともに、1年間に保険を利用できる日数が、通院20日、入院20日、手術は年2回までの補償となります。
どうぶつ健保ふぁみりぃの保険料
どうぶつ健保ふぁみりぃの保険料は、犬種によってA〜Eまでのグループに分類されます。
中でも一番保険料が安いのは、グループAで50%プランの組み合わせ。1歳の保険料が最も安く、月払で2,340円(年払い 25,510円)です。
最も保険料が高いのが、グループEで70%プランの組み合わせ。7歳の月払いで8,120円(年払い 88,590円)という保険料です。
ミックス犬に関しては、体重によってA〜Eのグループに振り分けられ、10kg未満のミックス犬がAグループ、45kg以上のミックス犬はEグループとなります。保険会社によってはミックス犬だけの料金設定もありますので、場合によってはどうぶつ健保ふぁみりぃの方が高くなるケースもあるでしょう。
どうぶつ健保ふぁみりぃの加入条件は?
どうぶつ健保ふぁみりぃに加入できる年齢は7歳11ヶ月まで。継続に関しては終身となりますが、他の保険会社と比較するとやや早い締切となります。
契約に関しては基本的に健康体であることが前提となり、契約の際には告知書にて愛犬の状態や病歴を事前に告知する必要があります。また、「悪性腫瘍」や「糖尿病」「甲状腺疾患」など、アニコムが提示する病気に該当している場合には、保険契約が結べない場合もありますので、事前に確認するようにしましょう。
アニコム損保はペット保険大手ですので、ペットショップで子犬を迎え入れた際にも紹介される事があるでしょう。特に環境が変わった事によるストレスと、不安によるストレスが大きな子犬にとって、ペット保険は非常に重要なものとなりますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
どうぶつ健保ふぁみりぃの口コミは?
アニコム損保はシェアも大きく、契約者としては安心感もある保険会社ですが、保険料の高さがやはり気になるところ。余裕があれば択一となるペット保険ですが、保険料の安さで追っていくと、選択肢の一つとしては少々苦しいところかも知れません。
とはいえ、窓口精算は非常におすすめとなるポイントです。多くのペット保険は一度精算した後に、請求書を保険会社に送るという流れになるため、一時的な負担は大きな物になります。また、万が一窓口精算ができない動物病院の場合には、LINEで保険金請求ができるサービスもあるため、郵送すると言ったて間もなく請求することが可能となっています。
口コミでは知名度や窓口精算の利便性、写真入りの健康保険証の発酵が加入のポイントとなっているようですが、補償の回数制限や保険料の高さがやはりネックになっているようです。
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プロ目線から見たどうぶつ健保ふぁみりぃ
アニコム損保はシェアも大きく、窓口精算に対応している動物病院も多いため、契約者目線で考えると非常に安心感のあるペット保険だと思います。また、ペットの顔写真が入った健康保険証も人気があるサービスで、この健康保険証欲しさに契約する方も多いでしょう。
しかし、気を付けなければいけないのが支払回数に制限があるところ。また、継続の際には前年の支払回数に応じた割引・割増があり、制限となる20回を越えてくると20%増しになるなど、継続して使えば使うほどに保険料が高くなる可能性がある点は気を付けたいポイントです。
犬の治療では通院による治療も多いため、必然的に使用回数も増えてしまいますので、よく動物病院を利用する場合にはデメリットとなるでしょう。反面、一度も使用せずにいると10%割引といったようにお得にはなるものの、8歳以上になった頃に保険料が上る可能性もあるため、選択としては難しいかも知れません。
そのほか、どうぶつ健保ふぁみりぃではなく、どうぶつ健保ぷちの場合には窓口精算が出来ませんので、プランによっても違いがあることを理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アニコム損保は加入する際の安心感も大きく、サービス内容も充実していますので、初めてペット保険に加入する方は内容もわかりやすく、おすすめのペット保険と言えるでしょう。
ただし、前述の通り高齢に入ってくると動物病院の利用頻度も必然的に増えてしまいますので、高齢期に継続していくのは少々悩みどころかも知れませんね。とは言え、充実した内容と窓口精算の利便性は大きなポイントです。
どんなペット保険を選べばよいかわからないという方は、まずはアニコム損保のどうぶつ健保ふぁみりぃを選ぶのが良いかも知れませんね。保険料は他のペット保険と比較すると高めではありますが、保険料あたいの内容にはなっていますので、まずはアニコムを利用して、様子を見ていくという方法もありますよ。
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