保険料が一律料金で、リーズナブルな保険料で加入できる「ペット保険ねっと・ペティーナ」。あまり聞き馴染みのない保険会社だとは思いますが、保険料や割引制度など、他のペット保険ではあまり見られないようなユニークな内容が特徴のペット保険会社となっています。
今回はこの「ペット保険ねっと・ペティーナ」の補償内容や保険料について見ていきましょう。
「ペット保険ねっと・ペティーナ」について
「ペット保険ねっと・ペティーナ」を販売している株式会社ペティーナは、2002年創業の保険会社。ペティーナのペット保険の最大の特徴と言えるのが、年齢を重ねていっても保険料が一律、加入時のままの保険料で掛け続けることができるというポイントです。
多くのペット保険では年齢を重ねるごとに保険料もアップしていくのが当たり前ではありますが、ペティーナのペット保険はこうしたシステムではありません。そのため、保険料を気にすること無く、保険継続がしやすいというのが、ペティーナのおすすめしたい理由となっています。
また、保険料も豊富な割引制度があるおかげで、かなりリーズナブルな保険料にすることも出来そうです。特に、避妊・去勢済みの犬や、ワクチン接種を行っている犬は割引制度を利用しない手はありません。
では具体的に、ペティーナの保険料について詳しく見ていきましょう。
ペティーナの保険料について
ペティーナの保険料について見てみましょう。
【まとめてプラン】
〜2歳:月々 2,200円(年払 24,200円)
〜5歳:月々 2,400円(年払 26,400円)
〜9歳:月々 2,600円(年払 28,600円)
〜11歳:月々 2,800円(年払 30,800円)
【ゆとりプラン】
〜2歳:月々 2,900円(年払 31,900円)
〜5歳:月々 3,100円(年払 34,100円)
〜8歳:月々 3,200円(年払 35,200円)
ペティーナの保険料は「加入時」の年齢によって決められます。
例えば、「3歳」で「まとめてプラン」に加入したのであれば、月々2,400円の保険料で、加入限度年齢となる11歳まで一律料金の2,400円となるわけです。因みに3歳〜11歳までのトータルでも、わずか230,400円という保険料。コスト的には圧倒的に安く抑えられそうです。
多くのペット保険では1年毎の更新で保険料もアップしていくので、トータルコストで考えると、かなりの保険料節約となるでしょう。
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ペティーナは保険料の割引制度も豊富
ペティーナのペット保険は、豊富な割引制度がありますので、実際にはもっと保険料を下げることも可能となります。
その一つが「予防割引」です。毎年、混合ワクチンを接種していると思いますが、保険加入の1年以内に接種した混合ワクチン証を提示すれば、保険料が5%OFFに。また、すでに避妊・去勢を行っている場合には、「去勢、避妊割引」が適用され、保険料が5%OFFになる割引も。
この他、「多頭割引」では同契約者名義で3頭までが5%OFFに、4頭以上は10%OFFが適用されたり、保険更新時に前年で1度も保険を利用していなかった場合には5%OFF、2年以上である場合には10%OFFが適用される「健康割引」という割引制度も。
保険料の安さだけでなく、こうして様々な割引がありますので、基本の保険料よりもリーズナブルな保険料で保険を掛けることができます。
ペティーナの補償内容
ペティーナのペット保険の補償内容について見てみましょう。プランは2種類となり、それぞれ補償割合の違いがあります。
一つは「まとめてプラン」で、通院・入院・手術とフルカバー補償、年間限度額は20万円まで、加入限度年齢は満11歳までとなります。
もう一つが「ゆとりプラン」で、こちらも通院・入院・手術とフルカバー補償、年間限度額は30万円まで、加入限度年齢は満8歳までとなっています。
1度の保険金請求で支払われる限度額は、両プランともに10万円までとなっています。フルカバー補償となりますが、補償内容としては少々、物足りなさも感じるかもしれません。あくまでも、最低限の補償を掛けるという事で考えれば、必要最低限な補償内容と言えるでしょう。
保険金請求の方法は?
ペティーナのペット保険を請求する際には、まずは治療費の全額を支払う必要があります。また、この時点で一度、ペティーナまで連絡を入れることを忘れずに。支払いが完了すると、「診療明細書」「領収書」が発行されますので、ペティーナより配布される「給付金請求書」に記載し、合わせた書類をペティーナまで送付しましょう。
多くの保険会社も同様の手続きとなりますが、実は保険金が支払われるまでに1ヶ月以上も待たされる保険会社も存在します。一方、ペティーナは上記の書類を送付、受領後の7営業日以内に審査が行われ、振込の案内が行われるというスピーディーな対応が特徴となります。
治療費を立て替えるのも馬鹿にはならない金額の場合もありますので、すぐに保険料を振り込んでもらえるのは助かりますね。
珍しい特約である「混合ワクチン接種特約」
割引制度の部分でも触れましたが、混合ワクチンを接種していることで保険料が割引になる制度があるのは、おそらくペティーナだけでしょう。反面、ペティーナのペット保険は、混合ワクチンを接種していなくても加入することの出来るペット保険となっています。
しかし、混合ワクチンを打たなくとも良いという事ではありません。むしろ、混合ワクチン接種を応援してると言ってよいのが、「混合ワクチン接種特約」と呼ばれる特約です。
「混合ワクチン接種特約」は保険料とは別に支払う必要がありますが、混合ワクチンを接種した際に証明証を提出することで、年間1回あたり7,000円の給付金が出るという特約です。月々500円で、5種以上の混合ワクチン接種が条件となりますが、特約を利用すれば、ワクチン代金も僅かで済むようになります。
狂犬病やフィラリア予防は保証の対象外になりますが、しっかりと混合ワクチンを接種する機会もできますので、安心して接種することが出来そうです。
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プロ目線から見たペティーナのペット保険
ペティーナのペット保険は、独特な保険料設定や、割引の多さからもおすすめな保険ではありますが、デメリットとしては加入年齢の制限があるという点です。
ゆとりプランは特に満8歳までの加入となっているため、8歳を超えるとまとめてプランに移行する必要がありますが、それでも満11歳までの加入制限となりますので、それ以降は保険を掛けることができなくなってしまいます。
他のペット保険では、早いところで7歳までとなっているため、ペティーナの年齢制限より前に、終身加入ができる他のペット保険に移行する必要が出てくるでしょう。
保険料が一律なだけに、高齢期にこそ需要が伸びそうな一律の保険料ですが、このあたりは難しいかもしれませんね。
まとめ
ペティーナのペット保険は保険料もリーズナブルに抑えることができ、何より保険料が制限年齢まで一律の保険料で済むという点が最大の特徴となるペット保険と言うことがわかりました。
多くのペット保険がありますが、これはペティーナ独特の保険料です。また、他のペット保険では見られないような割引もあったり、ワクチンに対しての給付金が出たりと、他とはちょっと違った内容となっています。
ペティーナのペット保険をおすすめしたいのは、初めてペット保険に加入を考えている方。内容もシンプルで、補償内容は少々力不足な感も否めませんが、意外と十分な補償内容でもあります。
どんな保険に加入したら良いかわからないという方は、まずは試してみてもよい保険だと思いますので、ぜひ一度検討してみて下さい。
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