オーガニック素材を70%以上使ったドッグフード「ソルビダ」と、動物性タンパク源を50%以上使ったドッグフード「モグワン」。どちらのドッグフードも高品質なことには間違いありませんが、どちらの方が優れたドッグフードなのでしょうか。

そこで今回は「モグワン」と「ソルビダ」の成分値や品質内容を徹底比較してみたいと思います。

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モグワン ドッグフードの特徴について

モグワンは理想の食いつきを求めた、手作り食に近い食事を目指して作られたドッグフードで、モニター調査では97.8%の犬が食べたという実績を持つドッグフードです。

モグワンの特徴となる食いつきの良さの秘密は、原材料の新鮮さにあるのかもしれません。モグワンに使われる原材料は全てヒューマングレードの原材料で、栄養も豊富で鮮度の高い原材料が使われます。

また、原材料には主原料である「チキン生肉」を始めとした動物性タンパク源が50%以上も含まれます。半分以上が肉や魚で占められていますので、食いつきが良いというのもわかるような気がしますね。

また、動物性タンパク源の他にも野菜や果物が含まれますが、いずれも肉との栄養バランスを考えて配合されたものですので、消化吸収もよく、しっかりと栄養を摂取することが出来ます。

モグワンの原材料


モグワンの原材料は以下の内容。非常にシンプルな原材料で、余計なものが含まれていないというイメージです。

【モグワン ドッグフード 原材料】
チキン&サーモン53%(チキン生肉20%、生サーモン11%、乾燥チキン11%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(Ⅱ)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、りんご、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌

安価なドッグフードですと、第一主原料に穀物類が使われていたりもしますが、モグワンはしっかりと犬が必要とする動物性タンパク源を採用。また、犬が消化を苦手とする穀物類は一切含まないグレインフリーのドッグフードとなっています。

また、「肉類」といった曖昧な原材料ではなく、しっかりと「チキン生肉」が使われていますので、栄養価や旨味も期待できるものでしょう。配合のパーセンテージも公開されていますので、いかに動物性タンパク源が豊富に含まれているかが明確にわかるようになっています。

肉類といったように表記されると、どのような部位の、どのような肉が、どれだけ使われているかが明確ではありませんので、飼い主としては不安であったり、栄養価も疑ってしまうようなドッグフードも少なくありません。

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ソルビダ特徴について

「ソルビダ(SOLVIDA)」は、オーガニック素材を使った安心で安全なドッグフード。厳しいオーガニック基準をクリアした素材が主原料に使用されており、素材そのものの新鮮さや安全性は、愛犬の食いつきや栄養吸収にも良い影響を与えるものとなっています。

【ソルビダ 室内飼育成犬用(インドアアダルト) 原材料】
オーガニックチキン生肉、乾燥チキン、オーガニック挽き割りオーツ、オーガニック挽き割り大麦、オーガニック乾燥豆類、天然フレーバー、オーガニック挽き割り玄米、鶏脂肪*、乾燥トマト繊維、オーガニックひまわり油*、オーガニック挽き割りフラックスシード、乾燥ビール酵母、サーモンオイル*、チキン軟骨(グルコサミン、コンドロイチン源)、乾燥ブルーベリー、オーガニック乾燥アルファルファ、オーガニック乾燥ひまわりの種、オーガニック乾燥かぼちゃの種、オーガニック乾燥にんじん、乾燥ブロッコリー、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、レシチン、乾燥チコリ根(イヌリン、フラクトオリゴ糖源) 、乳酸、 乾燥セージ、ユッカフォーム抽出物、ガーリックパウダー、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化カリウム、食塩、亜鉛、鉄、セレニウム酵母、銅、コバルト、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、ビタミン類(塩化コリン、ビタミンE補助食品、ナイアシン補助食品、ビタミンB1硝酸塩、d-パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、リボフラビン補助食品、ビタミンA補助食品、ビタミンD3補助食品、ビオチン、ビタミンB12補助食品、葉酸、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源))、プロバイオティクス微生物(イースト菌、乳酸菌、麹菌、糸状菌、枯草菌)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
*ミックストコフェロールで保存

上記のように、主原料には「オーガニックチキン生肉」が採用されています。その他、穀物類にもオーガニック素材が採用されていますが、近年多い「グレインフリー」のドッグフードではありません。

ソルビダに使用される穀物類はオーガニック素材の「オーツ麦」や「大麦」などが挙げられますが、これらの穀物類は比較的アレルギーの出にくい、消化のしやすい穀物類に挙げられます。犬がアレルギーを引き起こしやすい穀物類には「小麦」や「トウモロコシ」が挙げられますが、ソルビダに関してはアレルギー対策というよりかは、消化のしやすさや栄養素のために穀物類を配合しているようです。

なお、ソルビダは安心で安全なドッグフードを特徴としているため、当然、モグワンと同じように人工添加物は使用されていません。

モグワンとソルビダの原材料を比較


モグワンとソルビダの原材料について見てきましたが、いずれのドッグフードも第一主原料には動物性タンパク源が使われており、どちらも新鮮な「生肉」が使われている良質なドッグフードであることがわかりました。

モグワンはヒューマングレードで動物性タンパク源が50%以上、グレインフリーのドッグフードであることが特徴となります。
一方のソルビダは、ドッグフードの70%以上がオーガニック素材の原材料で構成され、高い嗜好性や栄養バランスを考慮した内容のドッグフードとなっています。

いずれも主原料はチキンになりますので、チキンアレルギーを持つ犬は避けたほうが良いですが、穀物アレルギーだけであればモグワンはおすすめです。残念ながらソルビダには穀物類が含まれますので、穀物アレルギーを持っているのであれば避けたほうが良いでしょう。

とはいえ、ソルビダに含まれる穀物類は可能性としては穀物アレルギーを引き起こしにくい大麦やオーツ麦が使われています。これらの穀物類は、アレルギーの原因となる「グルテン」をあまり含んでいない穀物類です。

そのため、消化にもよくアレルギーの心配も低いので気にするほどではありませんが、穀物アレルギーをすでに持っているのであれば、念の為避けたほうが良いかもしれません。

モグワンとソルビダの成分を比較

モグワンとソルビダの成分値を比較してみましょう。

モグワンのタンパク質は28%、ソルビダは22%と、やはり動物性タンパク質を多く使用されていることから、モグワンの方が高タンパクなドッグフードとなっています。脂質に関しては同じく12%、繊維質はモグワンが3%なのに対し、ソルビダは5.5%となっています。

皮膚や被毛に対して高い効果を与える不飽和脂肪酸ですが、モグワンはオメガ6脂肪酸が1.63%、オメガ3脂肪酸が1.29%と高配合。ソルビダはオメガ6脂肪酸が1.7%、オメガ3脂肪酸が0.3%という割合になっています。

ただし、不飽和脂肪酸に関しては配合する量もさることながら、そのバランスが重要になってきます。5:1〜10:1の割合が理想的とされていますが、ソルビダはおおよそ5:1の割合になっていますので、効率よく体内に吸収することが出来るでしょう。

このバランスが悪いと、逆にどちらかが過多になり、思うような効果を得られない場合もありますので、ほぼ1:1に近いモグワンは少し多すぎる印象もあります。

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プロ目線から見たフードの比較


似ているようで、やや好対照なモグワンとソルビダ。モグワンは非常にシンプルな内容で、原材料も分かりやすい内容ですが、ソルビダに関しては非常に多くの原材料が使われています。

ドッグフードを与えるだけなので原材料の多さは気にしないという方も多いかと思いますが、「手作り食」をプラスする場合には、原材料はシンプルな方が飼い主さんも栄養の計算がしやすいのです。

というのも、多くの原材料が使用されていると、プラスαで入れる食材も、栄養バランスが組みにくく、原材料がシンプルであれば何が多くて、何が少ない栄養かが計算しやすいです。手作り派は少ないかもしれませんが、モグワンに関しては手作り食にも近い原材料になっていますので、トッピングを加える際にも何をトッピングするかレシピが組みやすいのです。

まとめ

モグワンとソルビダを比較していきましたが、ソルビダに関してはオーガニック素材を使用しているという点では好印象なドッグフードですが、良くも悪くもなくと言ったところです。

モグワンに関しては気になるポイントもいくつかあるものの、内容的には動物性タンパク質もしっかり含まれていますし、しっかりと栄養も摂取することができる内容になっていますので、愛犬にも与えやすいドッグフードではないかと思います。

また、穀物アレルギーを持っている場合にはソルビダは避けたほうが良いでしょう。この点においてもモグワンはグレインフリーのドッグフードですので、アレルギーを気にすること無くモグワンを与えることが出来ます。

比較に関しては、気軽に与えやすい、犬が必要な動物性タンパク質を多く含むと言った時点で、モグワンの方が優れていると言えるでしょう。

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