「犬に野菜は必要ない」という話を耳にする事があります。人間の場合、野菜を摂ることで抗酸化作用をもたらしアンチエイジングが期待できますが、本当に犬にとって野菜は必要ないのでしょうか。今回は犬にとって野菜はどんな効能があるのか調べてみましょう。

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犬にとって野菜は必要か

犬は雑食動物と言われていますが、犬の祖先であるオオカミは、本来草食動物を糧に生きてきました。しかし、オオカミは草食動物の肉の部分だけを食していたのではなく、内臓も好んで食べていたようです。草食動物が食べていた植物は、胃で消化され、腸内で発酵しますが、その胃や腸などの内臓を食することで、間接的に植物を食べていたと言うことになります。犬にとって、野菜を摂取することは、健康維持のためには欠かせないということでしょう。

では、犬にとって野菜を摂るということは、どのような効能があるのでしょうか。
例えば、サツマイモの場合は、免疫力を上げるビタミンや、食物繊維が豊富なので便通を良くします。カボチャは、抗酸化作用のあるビタミンCやE、βーカロテンを含んでいますので、老化を抑制する働きがあります。ニンジンも酸化を防ぐβーカロテンが豊富なので、老化を予防する他、ガンやアレルギーなどの生活習慣病を抑える働きがあるのです。野菜の過剰摂取は、シュウ酸カルシウム結石などの原因となりますので良くありませんが、適量の野菜は犬にとっても大切な栄養素となるでしょう。

「じゃあ、うちのワンちゃんにも野菜をあげよう!」
と思われる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、犬はそもそも野菜や穀物の消化が苦手なため、生野菜をそのまま与えると未消化で排泄されることがあるので、あまりお勧めできません。そのため、野菜を含んだドッグフードを与えるなどの工夫が必要になります。

それでは、愛犬に野菜を摂取してもらうために、野菜を使用したドッグフードについて解説していきましょう。

S.G.J.Products(旧ソリッドゴールド)「セミベジタリアン・ドッグ」

S.G.J.プロダクツは、オーストラリアのオーガニック認定工場で作られた、人間用食品基準をクリアしたドッグフードで、化学薬品や合成添加物は一切使用していません。「セミベジタリアン・ドッグ」とは、完全菜食にはせず、鶏肉や牛、豚などの肉類は使用しないで、魚類で動物性タンパク質を補った「低タンパク質・低脂肪」のドッグフードです。

原材料には、保存料無添加の全粒の穀物である「オート麦」、汚染されていない海域で獲れた、ギンヒラスやシロギス、豪州真ダイなどの「白身魚」、添加物などを含んでいない良質な「野菜」や「ハーブ類」、オーガニックを取り入れた「植物オイル」やオメガ3を含む「サーモンオイル」などが使用されています。

カロリーを抑えたい子や、肉類にアレルギーを持つ子、また、タンパク質や脂肪の量を抑えることにより、消化器官や内臓の負担を減らしますので、これらの内臓に負担をかけたくない子にはお勧めのドッグフードでしょう。

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ホリスティックレセピー「ベジタリアン 肉不使用・小麦不使用」

名前の通り、肉類や小麦が使用されていないドッグフードです。原材料を見てみると、一番始めに「醸造米」、次ぎに「精白玉麦」、「きな粉」、そして「ベジタブルオイル、トマト組、じゃがいもタンパク、ベジタブルフレーバー、キャロットパウダー」と、野菜類が続いており、肉や魚などの動物性タンパク質を使用されていません。

犬にとって肝心のタンパク質は、植物性タンパク質である「きな粉」から補っています。本来は、犬は肉や魚などの動物性タンパク質を必要とすると言われていますが、食品の加工技術が進んだ現在では、植物性タンパク質でも十分な栄養素になるようです。また、腎臓や肝臓に疾患を抱えている子の場合、動物性タンパク質を摂取すると、アンモニア濃度が上昇し、腎臓や肝臓に負担をかけてしまうことがあるため、あえて動物性タンパク質を避けたフードを選ぶ必要もあるでしょう。

このように、肉や魚、小麦にアレルギーを起こしやすい愛犬や、腎臓や肝臓に疾患を持っている愛犬にはお勧めのフードです。また、小分けに包装になっていますので、大きいサイズのフードを購入しても酸化することなく、最後まで新鮮なまま食べられることも嬉しいポイントですね。

ベジタブルサポート

ベジタブルサポートは、ドッグフードのような総合栄養食ではなく、栄養補助食品になりますが、老化防止や免疫力をアップする抗酸化成分など、犬にとって失いがちな野菜の栄養分を補助するものです。野菜に含まれるビタミン類などの栄養素は熱に弱いので、高温で加工すると栄養価が損なわれたり、風味が落ちることがありますが、これは低温で加工して粉末状にすることで、栄養価や風味の損失を最小限に抑え、野菜に含まれる食物繊維をそのまま残しています。

食物繊維が豊富で、コレステロールや糖の吸収を抑制したり、便通が良くなる腸の健康維持に役立つ「腸用」と、肝臓の働きや、栄養吸収を助ける役割がある「BCAA」と呼ばれる必須アミノ酸が豊富に含まれており、肝臓の健康維持に役立つ「肝臓用」の2つのタイプがあります。

犬は本来、野菜を消化することが苦手なので、このような補助食品やサプリメントを使って、積極的に野菜を取り入れてあげるのも良いでしょう。

※内容は2017年1月時点での情報になります。商品の名称や原材料等の内容は変更している場合があります。

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