愛犬が偏食で困っているの。こんなお悩みはよく聞かれる事ですが、もしかするとそれは飼い主さん自身の問題である場合も。今回は愛犬の食いつきが悪い場合の解決法や、食いつきが悪くなってしまっている原因について考えてみました。

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偏食な犬は老後が心配

最近、愛犬の食いつきが落ちてきて困っているという事は無いでしょうか。成犬であればただのわがままだったり、偏食気味の愛犬であればよくある事かもしれませんが、これが老犬ともなると心配も倍増です。

犬にも味の好みと言うものがありますので、単に食べられればいいという犬もいれば、この味でないと嫌!という犬もいます。後者のような性格の犬が老齢期になった時、一番困るのは本人ではありますが、飼い主さんも非常に大変な老齢ケアが求められます。

食いつきが悪いのはしつけの甘さ?

幼犬〜成犬時に食いつきが悪いからと、色々なフードをとっかえひっかえに変えてみたり、缶詰やおやつ等をいれてトッピングさせないと食べてくれなかったり、少しふやかしてあげないと食べなかったりと、何かしらの「おかず」をいれなければ食いつきが悪いために、ついつい甘やかせてしまいがちな飼い主さんも多いかと思います。

食いつきが悪い事で思い当たることはいくつかありますが、その多くはこうして甘やかしてしまうために、愛犬がわがままな食生活に偏ってしまっている事が挙げられます。愛犬の年齢が現在、幼犬〜成犬の期間であれば、これから迎える老齢期の事を考え、まずはこうした食事の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。トッピングをせずとも、躾の一環として取り組むべき事ですので、老後の愛犬のため、飼い主さん自身のためを考え、今から取り組んでみましょう。

食いつきが悪いのには他にも原因が

老齢期を迎える前の、7,8歳頃から食いつきが悪くなったという事であれば、もしかすると虫歯など、歯が痛いなどの症状が起きているためかもしれません。また、幼犬時〜成長期の頃に柔らかい食事が多かったり、ドライフードを好んで食べていなかったりという事は無いでしょうか。

犬も成長期に柔らかいものばかりを食べていると、顎の力も弱くなってしまうために、老後を迎える頃には歯や顎も実年齢よりも高い状態に陥っている可能性が考えられます。そのため、ドライフードを噛んで食べるのが面倒になってしまったり、歯が痛くて噛むことができなくなってしまっていたりという事が考えられます。

一度、動物病院に行って検査を行ってみたほうが良いですが、前項と同じように、現在の愛犬の年齢が若ければ、徐々に固い食べ物を与えるようにして、老後の愛犬の事を考えて顎や歯を鍛えてあげるようにしましょう。柔らかいものばかりを食べ続けていると、困るのは老後の愛犬と、飼い主さんなのです。

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「ソフトタイプ」も選択肢の一つとして

とはいえ、現在の愛犬の年齢が老齢期であれば、食いつきが悪くなってきたからと言って、これから固いものや、トッピング抜きで食べさせるのは難しいかと思います。おやつ等を混ぜて食べてくれれば一安心ですが、そう簡単にはいかない場合も多いでしょう。また、おやつしか食べてくれないというような場合には、おやつだけでしっかりと栄養が賄えているかも不安ですよね。

そこで試してみたいのが、ソフトタイプのドッグフードです。おやつのジャーキーのような食感のドッグフードで、偏食気味の愛犬にとってもおやつ感覚で、老齢期の愛犬にとっても柔らかくて食べやすいドッグフードでもあります。ドライタイプよりもソフトタイプの方が食いつきが良いという声も聞きますが、これは原材料や製法がおやつと同じようなものなため、食いつきもドライフードよりも高いと言う事が言えるでしょう。

また、前項でも挙げたように、柔らかい主食は犬にとってはあまりオススメのできないものですので、若年の犬が食べ続けるには不安が多い物ではあります。高齢でなかなか食事を摂ることができない、もしくは高齢で食べる気持ちはあるのに食べられないといった場合にソフトタイプのドッグフードを選択してみると良いと思います。

さいごに

愛犬の食いつきが悪いのは、実はドッグフードのせいでなく飼い主さんの飼い方である場合も多いのです。まだ愛犬の年齢が若ければ、徐々にトッピングを減らしていき、食べなければご飯の器ごと片付けてしまってみたり、愛犬が食べたいタイミングでご飯を食べさせるのではなく、必ず同じ時間にご飯を与えるようにしたりするなど、今日からでも遅くはありません。ご飯のしつけを開始して、偏食を直していくようにしましょう。

まだ愛犬の年齢が若ければ、1日ごはんを食べなくてもそこまで心配ではありませんが(健康な犬であれば)、愛犬が老齢期であれば少しでも何かを食べさせなければ、すぐに体調も崩してしまいかねませんので、食べてくれるものを与えるようにしましょう。

ソフトタイプのドッグフードや、缶詰、おやつなどのトッピングはいたし方ない部分ではありますので、できるだけ食欲のそそるような食事にしましょう。また、これまでこうしたトッピングに頼らずに食べてきたのに、食欲が落ちてきてしまった時には、水などでドッグフードを柔らかくふやかして与えてみましょう。少し、食いつきも改善しますよ!

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