犬も人間と同じようにあくびをしますよね。また飼い主のあくびが移ることもありとても不思議に思ったことはありませんか。

この記事では犬があくびをする原因や、あくびをたくさんするときにチェックしたいことについて解説します。あくびをするときは危険な病気のサインを発しているときかもしれません。この記事を読んで犬が快適に過ごせるようにしてあげてください。

犬があくびをする理由5選

犬も人間と同じようにあくびをしますが、退屈なときや眠いとき以外にもあくびをするのを知っていましたか。
緊張していたり、ほかの犬にメッセージをおくるときにもあくびをしているんですよ。
大切な犬があくびをしているときに、そのときの気持ちや体調をくみ取ってケアしてあげたいですよね。

ここでは犬がどんなときにあくびをするのかご紹介します。

その1:眠いときにあくびをする

犬も人間と同じで眠いときにあくびをします。
あくびをすることでB波(ベータ波)がでて体を睡眠状態から覚醒状態に切り替えることができるからです。

B波とは身体が活動したいときにでる脳波のことです。
脳波はリラックスしたいときにα波、活動したいときにβ波がでるようになっています。

その2:飼い主やほかの犬のあくびがうつるから

人間同士もだれかがあくびをするとほかの人にも移ることがあるように犬も飼い主のあくびがうつることがあります。
動物は相手に影響されて似たような行動をする傾向があるらしいです。
あくびは「共感」のあらわれだともいえます。
そのためあくびは親しい真柄のほど移りやすいでしょう。

犬も知らない人があくびをするよりも、飼い主があくびをした方が伝染するというデータがでています。
こちらのデータは2013年に東京大学大学院総合文化研究科によって発表された研究です。

犬があくびをするということは、飼い主と絆が深まって親しく過ごしているからとも考えられます。

あくびをして緊張を落ち着かせたいから

犬は眠いときだけでなく不安や緊張を落ち着かせるためにもあくびをします。
この現象は「カーミングシグナル」といいます。
カーミングシグナルは場所や人間に緊張しているときだけでなく、ほかの犬が興奮しているときなどにもでるSOSサインです。

初めての場所に連れて行ったり、知らない人がきたときにあくびをしたら犬を落ち着かせてあげましょう。
あくびをしているくらいだから大丈夫と思いこまないで、緊張していないかよく見てあげたいものですね。

体の調子がわるいサインをだしているから

犬があくびをするときは睡眠不足以外の体調不良があるかもしれません。
犬は人間のようにしゃべることができません。そのため「調子が悪い」「休みたい」といったことを
言葉でいう代わりにあくびでしめしている可能性があります。

あくびをだしていて元気がなさそうなときは体調不良であくびをしているときにチェックしたい!4つのポイントをみて体調不良でないか確認してみましょう。

あくびをすることでストレスを発散したいから

犬はストレスを感じた時にあくびをすることで体をリラックスさせようとすることがあります。
人間でいう「深呼吸」のようなものでしょう。

犬にも「人間関係」ならず「犬関係」があります。
相手の犬が怖かったり興奮しているときに、なだめるためのメッセージとしてあくびを発することもあります。
またほかの犬とのケンカをさけたいときにも、あくびは効果的です。

あくびをすること以外に体をブルブルと動かしたり、片足を上げて立っているときもストレスを発散している可能性がありますよ。
ほかにも犬が床や自分のことをなめたり、自分のしっぽをかんだときもストレスを発散しているかもしれません。

体調不良であくびをしているときにチェックしたい!4つのポイント

犬は睡眠不足以外の体調不良でもあくびをすることがあります。
言葉がしゃべれない代わりにSOSサインを発しているとも言われているそうです。

犬が不自然にあくびをしたときは、以下の項目をチェックしてケアしてあげましょう。
犬のあくび

食欲はいつもどおりか

いつも通りにごはんを食べてうんちやおしっこをしていたら、あくびをしていても基本的に心配いりません。
しかしいつも以上にドカ食いをしたり、逆にご飯を残してしまったりしたときは注意しておきましょう。
そのほかにも今までモグモグ食べていたはずの食事を残すようになったら、イエローカードです。

ご飯や散歩、睡眠を見直してみたり、風邪をひいてないかチェックしましょう。
心配であれば動物病院を受診することもおすすめします。

うんちやおしっこに異常がないか

食欲だけでなくうんちの色や形、おしっこについても確認しましょう。

  • 毎日朝晩1回ずつうんちがでているか
  • 形は細長くないか、コロコロしていないか
  • 大きさはいつも通りか
  • カチコチうんちではないか
  • 湿ったようなにおいはしないか
  • うんちの色は茶色か

犬のうんちだけでなくおしっこの回数もいつもと違わないか確認しましょう。
またうんちやおしっこをするときに、だしずらそうにしていないか肛門に異常がないかなども見てあげることをおすすめします。
あくびはうんちやおしっことも関係がありますよ。
犬のうんちについてはこちらの記事でも解説しています。

口臭に異常がないか

  • 水分不足で唾液が足りていない
  • 歯周病
  • 内臓疾患がある
  • エサが劣化している

水分不足で唾液が足りていない

犬から口臭がするときは唾液が足りていない可能性があります。
あくびをして体調が悪そうなときは、口の中が生臭くないかも目を向けてみましょう。

口の中が乾燥しているときは、水分不足が考えられます。
水をちゃんと飲んでいるか、室内の温度が高くないかをチェックしましょう。

歯周病がある

口臭は歯周病でもおこります。犬は歯の間にできる汚れがたまって発生する歯石ができやすいです。
歯周病を患っている犬はたくさんいます。
ほっておくと腐敗臭が漂うようになったり、膿ができてしまうので気をつけましょう。

歯磨きは犬歯から優しく磨いてあげることをおすすめします。
毎日の歯ブラシを習慣化することも大切ですが、定期的に動物病院で歯石をとりにいくのもおすすめですよ。
また犬が歯磨きを嫌がるようであれば市販の歯磨きシートを使ってみたり、歯磨きガムを与えたりしてみましょう。

内臓疾患がある

虫歯や歯周病だけでなく内臓に異常があるときも口臭がします。
胃腸がわるいときは口のにおいはすっぱくなります。
胃の調子がわるいと胃酸が多く分泌されたり、嘔吐をするからです。

アンモニア臭がするときはおしっこなどが通常通り排泄されていないことが考えられます。
本来でていくもののはずが溜まっていくと、口をとおして異様なにおいがでてきてしまうでしょう。

犬が便秘をしているときも口臭がします。
快便にもどると内臓の中でたまっていたものがでていくので解決していきます。
便秘の後は下痢にもなりやすいので、口臭が気になったらエサや水分量などに気をつけましょう。

エサが劣化している

ペットフードは袋を一度開けてしまうと、表示されている賞味期限より早く食べなければいけません。
腐敗が進んでいるペットフードを食べ続けると口臭のほかにお腹をくだしたり、吐いてしまったりします。
劣化したペットフードは、歯と歯の間にカスがつきやすいです。
ペットフードやエサを購入するときに、あまりまとめ買いをしないで適切量を買うように心がけましょう。

食べきりサイズの表示がでているペットフードを購入するのもいいですよ。

歩き方はおかしくないか

犬の歩き方がおかしいときはケガのほかに、関節炎を起こしていたりヘルニアを患っていたりする場合があります。
腫瘍や遺伝性疾患があり、前足や後ろ足の動きがおかしくなっている可能性も考えられます。
犬の歩き方がおかしかったら、以下のような対策をしながら落ち着いて様子をみましょう。

  • 床にマットをひいて滑らないようにする
  • スロープを設置して段差を埋めるようにする
  • 体重管理をする

犬にとって歩きやすく、体に負担のないようなスペースをつくってあげることが重要です。
改善しないようであれば動物病院を受診しましょう。

犬があくびをしているときに考えられる病気

犬のあくび
つぎは犬があくびをしているときに考えられる病気についてご紹介します。
犬がよくあくびをするときは、眠いときや退屈なときだけではなく体の異変を発しているかもしれません。

貧血

貧血はケガや生理で大量に出血をしたときや、寄生虫感染、中毒や免疫異常によって起こります。
そのほかにもほかの病気で手術や治療をしたときにも起こりやすいです。
貧血がおこるとご飯をたべなかったり、ぐったりすることが増えるでしょう。

寄生虫感染はダニやマダニ、ノミなどによって引き起こされ、中毒は玉ねぎなどによって引き起こされます。
貧血の可能性がある場合は、まず口の中の粘膜の色が白っぽくないか見ていきましょう。
このときにノミやダニがいないかも確認してください。

そのほかに動物病院で血液検査や尿検査をおこなって貧血かを判断することができます。
心配であれば動物病院を受診しましょう。

低血糖

低血糖は血液の中にある血糖値が異様に低くなる病気です。生後3か月までの子犬に発症することがおおいです。
低血糖だとたんぱく質や糖分の運ばれる機能が通常に運行しません。
低血糖が起こってしまうと、脳の血中濃度が低くなり正常に活動されなくなってしまいます。
そのためあくびが多くなります。

低血糖はきちんと対処していかないと生命にも影響してしまうので注意しましょう。
初期症状はあくびのほかに元気がなくなったり、歩き方がヨレヨレすることからはじまります。
便秘や下痢を繰り返すこともあるので注意しましょう。

低血糖は子犬だけでなく成犬にも発症することもあります。
先天性のこともありますが、キシリトールガムのあげすぎなどによって起こることもあります。
キシリトールガムは歯をキレイにするために便利なアイテムですが、毒性もあり適切量を守ることが大切です。
ほかにもかかりやすい犬種としてチワワやプードルなどの小型犬がおおい傾向です。

低血糖の可能性がある場合は動物病院にかかり糖液を飲ませたり、点滴を与えたりして処置してもらいましょう。

うつ病

犬がよくあくびをする原因としてうつ病であることが考えられます。
犬は人間のように過労によるストレスや五月病はありません。
しかし犬は本来群れとして屋外で生活している生き物です。

群れを離れて一匹で家の中で暮らすのはストレスがかかることもあります。
この現象は「分離不安」とよばれています。犬をなるべくひとりぼっちにしないでかまってあげるようにしましょう。
また食事内容も変わってくるので体が慣れるまでは大変なこともあります。
食事をあたえるときは、犬の好みや体調の変化をよくみてあげましょう。

お風呂屋散歩中には愛情をいっぱいあたえてあげましょう。

まとめ

この記事では犬があくびをする原因や、あくびをしたいときにケアしてあげたいことなどを解説しました。
犬があくびをする原因は眠いから退屈だからというだけでなく、相手の犬とのケンカをさけたり緊張をほぐしたりするときが考えられます。
またあくびをすることでストレスを発散していたり、体の不調を訴えたりするときもあります。

犬があくびをしているときに睡眠不足以外でチェックすることは以下のとおりです。
・口臭がしないか
・歩き方はおかしくないか
・おなかの調子はわるくないか
・エサは劣化していないか
・ストレスをためてうつ病になりかけていないか

犬の様子を細やかにチェックして、健康に楽しく過ごせるように配慮してあげましょう。

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