見た目も小さく可愛らしい犬種で知られる「チワワ」。しかし、チワワと言っても肥満体質のチワワも少なくありません。肥満体質のまま過ごしていると病気を引き起こす可能性も高くなりますので、ダイエットを行う必要があります。

そこで今回は、チワワのダイエット方法や、ダイエットのポイントについて解説していきたいと思います。

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チワワは太りやすい犬種?


チワワは犬の中でも最も小さい犬種で知られ、その体重も1.5kg〜3kg程が平均の体重という犬種です。そんなチワワも当然ながら肥満になってしまう場合があり、ダイエットが必要となるケースもあります。

見た目も小さく、非常に可愛らしい犬種ですが、残念ながら肥満体型のチワワを見かけることも多いような気がしますが、チワワは肥満になりやすい犬種なのでしょうか。

その答えとしては、特にチワワに限って太りやすいということではなく、飼育環境・飼育の仕方によるものも多いかもしれません。

というのも、チワワは身体も小さく、ペットショップから迎え入れた時にも散歩がいらない犬種ですと言われて飼い始めた方も少なくありません。散歩がいらないというのは一理ありますが、実際には散歩がいらないのではなく、多くの運動量を必要とはしない犬種ではありますので、「長歩きするほどの散歩量は必要がない=散歩がいらない」と極端に考えられたものかもしれませんね。

チワワは散歩がいらない?

チワワが肥満になってしまう理由として、散歩の量が少ないにもかかわらず、1日の摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れていくことで、肥満を引き起こしているとも考えられます。

散歩がいらないと言われるチワワも、しっかりと食事を摂取する必要はあります。そして、当然ながらカロリーを摂取したのであれば、カロリーを消費していく必要があります。余分なカロリーは脂肪へと変わってしまいますので、適度な運動はチワワであっても必要であると言えます。

極端な運動量はたしかに必要ありませんが、家の中でも運動を交えた遊びをしてみたり、近所を少し回る程度の運動をしてもよいかと思います。

また、運動量の少ないチワワがドッグフードの他に、おやつを与えているのであれば、当然ながら1日の摂取カロリーはカロリーオーバーになっていると予想されます。

運動もしないのでカロリー消費が少ない、ドッグフードはしっかりと食べさせている、おやつも与えているという流れであれば、当然、肥満になってもおかしくはないのです。

おやつの与えすぎに注意


チワワのダイエットを行うためには、まずはおやつを与えすぎていないか、極端に運動量が少なくないかをチェックしてみましょう。

おやつの与え過ぎであれば、おやつの量を減らすようにしていきましょう。おやつは1日1回、与える量もビスケット1個程度でも全く問題はありません。まずのこの食生活の改善を行う必要があります。

おやつを与えすぎているのであれば、いくらダイエットフードを与えていても、運動量を増やしてもダイエットすることは難しいです。

また、チワワにもある程度の運動量は必要となります。しかし、いきなり運動量を増やすのはおすすめできません。特に肥満体質であれば、ただでさえ重たい身体を支えるために、身体にも負担が生じてしまっています。

運動を交えたダイエットを行うのであれば、ある程度体重を減らしてから行うことをおすすめします。そのためには、まずはドッグフードの種類を変えていくことを考えてみましょう。

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原材料と成分は必ずチェック

まずは現在与えているドッグフードの成分、原材料をチェックしてみましょう。タンパク質の量、脂質、カロリーはどのくらいでしょうか。また、ドッグフードの原材料は、主原料に何が使われているでしょうか。

主原料とは、原材料表記の一番始めに記載されている材料で、そのドッグフードを構成する最も多い材料となります。この主原料の違いによっても、犬は肥満になりやすいか、なりにくいかも出てきます。

主原料に「穀物」が記載されているのであれば、少し注意が必要。「動物性タンパク源」が記載されているのであれば、少し安心という感じです。動物性タンパク源といっても、脂質の高い原材料もありますが、ベニソンやチキンといった原材料が最もおすすめです。

また、穀物の含有量が多いのであれば、他のドッグフードに切り替えてあげても良いかもしれません。穀物は犬が消化しにくい原材料です。そのため、肉よりも長い時間を使って消化します。逆を言えば腹持ちが良いドッグフードですが、ダイエット中はスムーズな消化、スムーズな吸収が理想的です。

おすすめはグレインフリーのドッグフード

穀物を使用しないドッグフードは「グレインフリー」や「穀物フリー」といった記載がされていますが、ダイエット中にもグレインフリーのドッグフードはおすすめです。

脂質・カロリーにも注意する必要がありますが、ある程度活発な犬であれば、タンパク質をしっかり摂取し、運動を取り入れることで自然なダイエットを行うことができるでしょう。

カロリーが低いドッグフードもダイエット効果には繋がりますが、できればチワワであっても運動を少し取り入れ、身体を丈夫にしながらダイエットさせたほうが、より丈夫で健康的なダイエットを成功させることができるでしょう。

タンパク質は丈夫な筋肉を作るのに欠かせないもので、健康維持を行う上でも欠かせません。しっかりと筋肉を作りながら運動を行い、健康的に痩せさせるというイメージです。

愛犬のカロリーを把握しましょう


肥満度が高いようであれば、カロリーを抑えたドッグフードを与えたほうがダイエット効果は見込めますが、前述の通り、おやつの量を減らしてカロリー減をしっかりと行わなければなりません。

そこで気になるのがチワワに最適なカロリーの量だと思います。しかしながら、同じチワワと言っても大きさは様々なのです。平均体重にも同じことが言えますが、2kgのチワワもいれば、5kgのチワワもいるため、カロリーの最適な数値というのは個体によって変わってくるものです。

カロリーは低いほうがダイエット効果が得られますが、さらに大切なのは愛犬の摂取カロリーを把握すること、おおよその消費カロリーを把握することです。

カロリーの算出の仕方は別記事でも紹介していますので参考にしてみましょう。

プロ目線から見たダイエットのポイント

チワワに限らず、ダイエットする際に実践してほしいのが、1日の食事の「回数」を増やすという方法です。増やすのは「回数」であって、「量」ではないのでご注意を。

例えば、1日70gの給餌量であった場合、これまでは1日2回でそれぞれ35gずつ与えていたところを、1日3回(25g+25g+20gなど)、もしくは4回(20g×3、10g×1など)に分けるという方法です。

1度に大量のドッグフードを与えてしまうと、血糖値が急上昇してしまい、膵臓からインスリンが大量に分泌されます。そしてインスリンは血中の糖質を脂肪へと変える働きをするため、肥満を引き起こしてしまうわけです。

ダイエットのポイントとなるのが血糖値の上昇を抑えること、インスリンの分泌量をできる限り減らすというポイントです。そのためには、食事の量は少なく一定に、空腹状態を作らないように一定のタイミングで少量ずつを与えるのが理想的なのです。

チワワのように運動量の少ない犬種は、特にこうした方法が効果的と言えます。空腹状態を作らないためにおやつの量を増やしてはいけません。そのかわり、ドッグフードを小分けにし、1日のうちで空腹な状態を可能な限り減らしてあげるのがおすすめです。

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