6ヶ月の犬といえばまだまだ子犬でもあり、成長期の段階ですが、体型が肥満体型である場合にはダイエットが必要になってくるのでしょうか。そこで今回は生後6ヶ月ほどの犬もダイエットが必要なのかどうかについて解説していきたいと思います。

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6ヶ月の犬の平均とは?


犬といっても犬種の違いがあったり、サイズの違いもあったりするので、生後6ヶ月といっても犬によって条件・状態は異なります。

6ヶ月の愛犬が肥満体型であっても、まずは犬種のサイズ、犬種の平均体重を把握しておくことは大切です。ただし、同じ犬種であっても大きさが違うのは当たり前のことですので、極端に考える必要はありません。

同じ日本人であっても、背の高い人がいれば背の低い人もいるように、犬も同じ犬種であっても、平均的な身長・体重はあれど、大きさは違って当たり前なのです。あくまでも平均値を知り、どれ位の大きさなのかを把握しておくことは、今後の成長段階にも参考になりますので、飼い主さんとして知っておくべき知識と言えます。

これ以外にも、犬によって成長のスピードは異なりますので、同じ犬種、同じ月生まれの犬であっても、成長のスピードは異なります。

6ヶ月の犬にダイエットは必要?

犬種のサイズや犬種によっても異なりますが、犬の6ヶ月といえばまだ子犬にあたります。犬の6ヶ月を人間の年齢に換算すると、おおよそ10歳ほど。これが1歳になると人間に換算して17歳〜19歳ほどになります。

このように、犬の6ヶ月〜1歳というのは大事な成長期の時期でもあり、今後の体を作る上で非常に大事な時期と言えます。

愛犬の肥満度によっても変わってはきますが、基本的に6ヶ月の犬にダイエットは必要ないというのがポイントとなるでしょう。

また、ダイエットと言っても、食事の制限を行うようなダイエットではなく、食事量はそのままで運動量を増やすダイエットであれば問題は無いと言えます。6ヶ月というタイミングはこれからの体を作る大切な時期ですので、栄養を減らすことよりも、体を動かし、体力をつけたり体を丈夫にしたほうが、今後の愛犬の健康維持にも良い結果をもたらすでしょう。

おやつの与えすぎには注意


6ヶ月の愛犬が肥満体型だなと感じても、1歳になる頃には普通の体型になっているという事も珍しいことではありません。これも人間と同じこと。幼児の頃は太っていても、中学生、高校生と成長するに連れて細くなっていく方がいるように、子供の頃に太っていても、一概にずっと肥満であるかどうかはイコールではありません。

ただし、子供の頃から食生活が乱れているようであれば注意は必要です。小さい頃からお菓子ばかりを与え、おとなになってもお菓子ばかりを食べていては、肥満になっていても仕方のないこと。これも犬にも共通して言えることです。

ドッグフードだけでなく、おやつを与える量が多すぎていては、不必要に栄養を摂取しすぎてしまい、カロリーも多すぎたことで肥満になっていくことは十分に考えられます。

あくまでも正常な食生活を送っている事が大前提となりますが、おやつばかりを与えているようであれば、おやつの量を減らすなどの食事制限は必要になります。

子犬用と成犬用のドッグフードの違い

子犬用のドッグフードは成犬用のドッグフードに比べて栄養価もグッと高く、カロリーやタンパク質の量も多いです。

フードメーカーにもよりますが、子犬用フードから成犬用のフードに切り替えるタイミングは、おおよそ6ヶ月から10ヶ月の間が一般的です。6ヶ月未満の場合は成長期の栄養も考えて、まだ子犬用フードを与えるべきですが、6ヶ月を過ぎて明らかに肥満体質だと感じるのであれば、成犬用のフードに切り替えるのもひとつの方法です。

成犬用のフードは子犬用のフードよりもカロリーが低いのが一般的ですので、ある程度の栄養を摂取しつつ、カロリー摂取を抑えることが出来ます。

ただし、前述の通り子犬の段階はより多くの栄養を必要としていますので、切り替えるのが早ければ早いほどに、子犬の頃に摂取するべき栄養を摂取できなくなることにも繋がります。

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ダイエットよりも栄養バランスを重視

上記の通り、6ヶ月の子犬をダイエットさせるのであれば、栄養を削ってしまうことよりも、運動を行ってダイエットを行ったほうが良いのです。ヘタにカロリーコントロールを行ってしまうと、栄養を必要としている体に栄養不足を招いてしまう可能性もあります。

見た目には肥満であっても、実は必要としている栄養・カロリーは適正である場合もあります。6ヶ月を超え、1歳を迎える頃に通常の体型になっている事は十分に考えられますので、6ヶ月でぷくぷくしているようであれば、まだそこまで心配する必要はありません。

それよりも運動量を増やし、もっと丈夫な体を作るためにも、しっかりとした運動量を摂取し、より栄養を摂取できるようにしてあげたほうが、将来的にも丈夫な犬になってくれることでしょう。

運動ができないレベルは要注意

6ヶ月の子犬でダイエットが必要であるケースとしては、あまりに肥満体型になりすぎて体に悪影響が及んでいる場合です。

肥満は体に悪影響を及ぼす要因となりますが、子犬の肥満で懸念されるのは内蔵系のトラブルよりも、成長期の骨や関節に悪影響が及び、思うように成長できなくなってしまう事が最も心配されるポイントです。

思い体重を支えていると、思うように骨が成長しなかったり、背骨が曲がったまま育ってしまったりという事も予想されます。あまりに太りすぎてしまうと、骨や関節も曲がったまま成長してしまうことになり、また、肥満であることで十分な運動が行えず、十分な体力や免疫力を得られない事にも繋がります。

特に子犬の頃の運動不足は、免疫力も養えず、十分な体力も得ることが出来ずと、悪影響しかありません。6ヶ月の子犬がダイエットを行わなくてはならないポイントとなるのは、運動が出来ないほどに太ってしまっている場合です。

フードの切り替えは時間をかけて


幼犬用のドッグフードから成犬用のドッグフードに切り替える際には、いきなりフードを切り替えるのではなく、2週間程度の時間をかけてフードを切り替えていくようにしましょう。

徐々に割合を変え、自然とフードを切り替えるようにしましょう。

急激にフードを切り替えてしまうと、消化が追いつかずに軟便になってしまったり、フードを食べなくなってしまうこともあります。ダイエットを急ぐあまり、急激に成犬用フードに切り替えてしまい、体調がおかしくなってしまっては元も子もありません。

ダイエットよりも考えるべきことは栄養の摂取、スムーズな成長をサポートしてあげることです。ちょっと太っている程度であれば、そこまで過剰に反応する必要はありませんので、しっかりと時間を掛けてフードを切り替えてあげるようにしましょう。

まとめ

6ヶ月の犬にダイエットは必要かどうかについて解説してきました。ポイントとしたいのは6ヶ月の犬にダイエットは必要ないというところです。

6ヶ月の犬はまだまだ子犬と言えますので、ダイエットを考えるよりも、よりしっかりと栄養を摂取することを大事にするべきです。少しくらいの肥満であれば、新陳代謝も高い子犬〜若年の犬は運動量でカバーすることは十分可能です。

ダイエットが必要になるのは運動もままならない程に肥満になっている場合や、身体にも悪影響が見られる場合だけです。不必要にダイエットを行う必要はありませんので、丈夫な身体を作れるよう、しっかりと栄養コントロールを考え、運動量も増やして健康的な生活を送らせるようにしましょう。

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