犬の歯磨きは、当たり前のような時代になってきていて、それだけ口腔内にトラブルを抱える犬は非常に多く、口の匂いを気にする飼い主さんも多いようです。そこで今回は、おいしく食べながら歯磨きの効果を得られるデンタルおやつについて調べてみました。

スポンサーリンク

愛犬家の悩み

愛犬家の悩みの一つに挙げられるのが、愛犬の口臭や口腔内のトラブルがあげられるのではないでしょうか。かわいい顔をしているのに、いざ顔を近づけてみると口が臭い!なんてことも珍しくはありません。

本来、祖先とされるオオカミ達は動物の肉を食べ、その後に骨を齧ることで歯磨きの効果を得ていたと言われています。ところが、現代の犬たちは食べ物の質や栄養も申し分のないような物が多いですが、どうしても歯垢が溜まってしまうような食べ物が多いというのも問題です。

おやつで「歯磨き」

ここ10年程で犬の歯磨きというのも定着してきており、愛犬の歯磨きをしている飼い主さんも多くなりました。ところが、犬の性格によっては歯磨きを嫌がるという子も少なくありません。そのため、歯磨きをしたくともできないという飼い主さんも多いのが実情です。

歯磨き自体は飼い主さんが磨いてあげる他にも、おもちゃを与えて歯磨き効果を与えるというやり方や、飲水に歯磨き効果のある製品を混ぜたりと、色々な方法が考えられ、製品化されています。そのひとつに、おやつで歯磨きを行うという方法があります。

グリニーズ

ペット用の歯磨きおやつの代表格と言えば「Greenies(グリニーズ)」が挙げられますね。

グリニーズはおやつとして与え、噛むことで歯磨き効果を得られるおやつとして世界的にも知られる歯磨きおやつです。最近では歯磨きの効果+αで、目の健康維持や口臭ケアもできるラインナップの他、カロリーを抑えたカロリーケアや、高齢犬用のエイジングケアといったラインナップが揃い、超小型犬〜大型犬まで試すことが出来ます。

通常のグリニーズのラインナップでは主原料に小麦粉が使用されているため、穀物類にアレルギーを持つ多くの犬はグリニーズを試すことが出来ませんでした。食物アレルギーの増加に伴って、グリニーズでも穀物フリー(グレインフリー)のグリニーズも登場していますので、穀物アレルギーを持っているために、これまで試すことのできなかった愛犬もグリニーズを試すことが出来るようになりました。

【グリニーズ 穀物フリー】
ヒヨコマメ、ゼラチン(豚由来)、セルロース、乾燥ポテト、ポテトタンパク、タンパク加水分解物、乾燥リンゴ、グリセリン、レシチン、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、カルシウム、クロライド、マグネシウム、マンガン、ヨウ素、リン、亜鉛、鉄、銅)、着色料(スイカ色素、ゲニパ色素、ウコン色素)

グリニーズはガムのように噛むことでグリニーズが歯に食い込み、歯垢を除去していく製品ですが、グリニーズ自体は単なる歯磨きのおやつではなく、総合栄養食としての基準を満たしており、栄養のバランスも最適になっています。

また、原材料も自然素材が使用されているなど、ドッグフードのようなレベルの歯磨きおやつです。1日1本が推奨されるグリニーズ。気になった日からすぐに始めてみてはいかがでしょうか。

スポンサードリンク

ハーツ「チューデント」

犬用ガムと言えば牛皮で出来た骨型ガムですが、ハーツの「チューデント」は牛皮ガムながら、歯磨き効果を得ることのできるおやつです。見た目は牛皮ガムですが、両端がタコの足のように裂けており、このバラバラになった「フリンジ」が歯の隙間に入り込んでブラッシング効果を与えるという歯磨きガムです。

また、牛皮ならではの良さが、おやつが長持ちするという点です。味付けのされた牛皮ガムは噛めば噛むほど染み込んだ味がくせになり、長い時間楽しむことが出来ます。その間に、フリンジが歯間をブラッシングしてくれるので、一石二鳥なおやつなんです。

グリニーズなどがあっという間に食べられてしまい、思うようにおやつで歯磨きができていない犬にもオススメのアイテムです。

【ハーツ チューデント】
牛皮、チキンエキス、魚醤、保存料(ソルビン酸カリウム)、カラメル色素、ヘキサメタリン酸ナトリウム、酸化防止剤(ビタミンE)

まとめ

この他にも、七面鳥や牛などの「アキレス」や、牛などの骨でできた「パイプボーン」などのおやつがありますが、これらのおやつも歯磨き効果を得ることが出来ます。大型犬等はあっという間におやつを食べてしまいますので、こうした固いボーンなどのほうが長持ちもし、歯磨きを行うことも出来るでしょう。

歯垢の原因となるのはドッグフードやビスケットなどの「カス」が要因であったりもします。ドッグフードに「歯磨き効果も」と書いてある製品もありますが、結局は噛み砕いた時にカスが歯間に残ってしまうので、時間がたつと歯垢の原因となるのです。

水を飲ませることも大事ですが、日頃からこうして歯磨きを意識したおやつやおもちゃを与えるようにし、できるだけ歯をこするような習慣をつけるようにしましょう。こうしたおやつやおもちゃを噛ませるだけでも、まったく何もしてないよりは良いのです。すぐにでも始められる歯磨き習慣。愛犬の口が臭くなる前でも、臭くなっている後でもすぐに始めてみましょう!

※内容は2017年3月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

スポンサーリンク