涙やけ等の皮膚トラブルに効果が期待出来るプレミアムフードで知られる「アボ・ダーム」。アボカドを利用したドッグフードで知られていますが、その効果や、アボ・ダームに切り替えるポイント等を解説していきたいと思います。

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皮膚トラブルに期待できる「アボ・ダーム」

ドッグフードにも様々な種類があり、「プレミアムフード」と呼ばれる高品質なドッグフードや、「スーパープレミアムフード」とも呼ばれるよりハイクオリティなドッグフードなど、その品質や製造方法などによっても様々な種類が存在します。
ドッグフードの良し悪しは、実際には愛犬に合っているかどうかによっても変わりますので、一概にどのドッグフードが優れているとは言えません。各ドッグフードには特徴があり、それぞれに得意とする効果等があるためです。
今回取り上げる「アボ・ダーム」も、他のフードとは一線違った特徴のあるドッグフードで、主に皮膚トラブルを持つ愛犬に効果が期待できるドッグフードです。

アボダームの特徴とは


皮膚トラブルを持つ愛犬に効果が期待できる理由には、アボダームに含まれる「アボカド」がポイントとなります。皮膚トラブルにも色々な症状があり、「涙やけ」や「皮膚の荒れ」「被毛のトラブル」などさまざま。
アボカドにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、愛犬の体にも良い効果をもたらすことが期待できます。森のバターとも呼ばれるアボカドですが、非常に栄養価の高い果物としても知られていますね。この栄養成分が、愛犬の皮膚や被毛に良い効果を与え、トラブルを解消するのです。
具体的には、動脈硬化を予防したり、抗酸化作用も期待できる食材で、血液の循環を良くするために、皮膚のターンオーバーにも良い効果を与え、皮膚トラブルに対して高い効果が期待できる食材でもあります。

アボ・ダームは涙やけに効果あり?

筆者も以前、ペットショップで販売していた際に、涙やけに悩んでいる犬のフードについて相談を受けることが多かったのですが、中でもアボダームは高い反響を頂いたフードでもありました。
筆者の愛犬も未だにアボダームを与えている子がいますが、他のフードに変えた途端に涙やけが始まります。チキンに対して若干のアレルギーを持つ子なのですが、アボダームに他のフードを混ぜても、ほんの1週間程度でも涙やけが始まるため、合う犬には合うフードなのでしょう。
ショップでも、2回目のリピートの時点でかなり良い状態になっている子も多く、信頼のおけるドッグフードとして紹介していました。必ず合うとまでは言いませんが、確立としては高めであったと感じています。

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アボ・ダームの成分

アボダームのラインアップは子犬用や成犬用、老犬用、アレルギーを持つ犬種用など多岐にわたって展開されており、すべてのラインアップに共通するのが、アボダームの特徴でもある「アボカドオイル」です。
成分に関しては、第一主原料に「乾燥ビーフ」が使用されているものや「乾燥チキン」が使用されているもの、「ダック」や「トラウト」「ターキー」が主原料となっているもの、「玄米」が主原料となっているものなど様々です。
しかし、アボダームの特徴となるのは、こうしてアボカドオイルが使用されている事だけではなく、アレルギー対策としてのフードや、高齢犬用にコンドロイチン等が高配合されている商品なども展開されており、皮膚トラブルはもちろん、それ以外のトラブルに対しても効果が期待できる成分が配合されているのです。

アボカド中毒の心配はありません

アボカドと聞くと、犬が食べてはいけない食べ物の一つに挙げられますが、アボダームで使用されるアボカドは「果肉」と「オイル」のみです。主に犬に悪影響を及ぼすのは、アボカドの「皮」や「種」「枝」「葉」などであり、アボダームにはこれらの部位は使用されていません。
アボダームはアメリカでも、これまで約30年以上も販売してきたドッグフードですが、これまでにもアボカド中毒の報告は一度も無いとのことです。そもそもアボカド中毒が出ていれば、アボダームも販売することは難しいでしょう。ですので、安心して愛犬に与えてみましょう。

アボ・ダームはシャンプーもあります


皮膚トラブルでアボダームにドッグフードを切り替えたのであれば、より高い効果を出すためにも、アボダームのシャンプーも使用してみてはいかがでしょうか。
アボダームのシャンプーにもアボカドオイルが配合されており、高い保湿性・浸透性があるため、皮膚トラブルはもちろん、美しい被毛を目指すことも出来ます。アボダームと合わせて使用することで、体の内側から、体の外側からと、内外から高い効果を与えられるので、より高い効果が期待できることでしょう。
ラインアップには、リンスインタイプの「シャンプー」、消炎効果や保湿・軟化作用のある「ローション」、病中にも使用しやすい「ドライシャンプー」、コラーゲンを含んだ「コラーゲンスプレー」が展開されています。

愛犬にアレルギーはありませんか?

アボダームに限らず、今まで食べていたドッグフードから別のドッグフードに切り替える際に注意したいことがあります。まず、根本的となるのが愛犬にアレルギーが無いかどうかということ。
愛犬が何かの素材にアレルギーを持っている場合、それまで食べていたドッグフードには配合されていなかった素材が、新しいフードに入っていれば当然、愛犬の皮膚が赤くなったり吐いたりといった症状が現れるでしょう。
これまでにアレルギー症状が疑われる場合には、一番良い方法としては病院でパッチテストを行うことです。パッチテストを行えば、愛犬が持つアレルギー物質について詳しく知ることが出来ます。パッチテストを行うのが難しければ、現在食べているドッグフードの「主原料表示」を確認し、まずは一番最初に記載される原料(一番最初の原料が、一番配合されている原料です)を避けるようにして、ドッグフードを選ぶようにしましょう。

ドッグフードの切り替えは、時間をかけて行います

新しいドッグフードに切り替える場合には、突然切り替えるのではなく、徐々に切り替えるようにします。これは、それまで食べていたドッグフードを消化するのに慣れていた愛犬の消化器官を驚かせない為に必要なことなのです。素材の違いによっては、消化するのに時間がかかったり、もしくは消化が良すぎたりするので、徐々に新しいドッグフードの消化に慣れさせるようにします。
具体的には、8対2→5対5→2対8、といったように、1回の食事に新しいドッグフードを混ぜるようにし、徐々にバランスを変えて新しいドッグフードの量を増やしていきます。こうした切り替えを約1週間かけて行うと、愛犬の消化もよりスムーズになります。また、偏食気味の愛犬に関しても、こうして徐々に移行すると切り替えがしやすいです。

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アボ・ダームは特に移行に気を使ってみましょう

アボダームに関しては、他のドッグフードにはない「アボカド」が入っていることが特徴となりますが、このアボカドは消化に慣れていなければ便が柔らかくなったりすることが多いです。突然切り替えてしまい、下痢をしてしまうと「このフードは愛犬に合っていない」と勘違いしてしまう方も多いです。
実際のところ、ドッグフードの効果が感じられるのは早くても2週間程度、だいたいは1ヶ月程度与え続けなければ、新しいドッグフードの効果・効能は現れないでしょう。特に皮膚疾患等に関しては、皮膚細胞が入れ替わるサイクルもありますので、ある程度の時間はかかります。時間をかけてフードを移行できれば、愛犬の消化器官もアボカドの消化に慣れますので、しっかりと時間をかけて、アボダームの効果に期待してみましょう。
どのフードに切り替えても、前より便が柔らかくなったり、量が減ったりと言った事が起こりますが、アボ・ダームに関しても同じことが言えます。始めから突然切り替えてしまうと、良い効果も得ることが難しくなりますので、徐々に切り替えるようにし、ある程度、愛犬に食べさせてから合う・合わないの判断を行うようにしましょう。

アボ・ダームの口コミは?


ショッピングサイトによる口コミを調べてみましたが、口コミの評価も良いものが目立ちます。毛艶が良くなったという口コミや、涙やけが改善されたという口コミが多いです。また、便の臭いが臭くなくなったという口コミや、消化が良くなったという口コミも多いように感じます。
評価の悪い口コミとしては、吐き出した(粒サイズが一定でないため)、食いつきが悪いという口コミも。根本的に体質に合わない子も居るようです。また、お腹を壊したという口コミもありましたが、これは前述の通り、切り替え方の問題が関係しているように感じます。
割合としては8割近くが良いという意見、2割は悪い評価ですが、粒サイズや粒が割れていたなど、品質管理の問題となっていました。

アボ・ダームを評価してみました

アボダームの評価としては、前述の通り、筆者の犬にも与えている事や、実際に販売してきたと言う経緯もあるため、筆者としては高い評価を与えたいフードです。
アボダームのデメリットとしては、食いつきの悪さ。食べてくれれば品質の良さが実感できると思うのですが、味にこだわりがあるというよりかは、品質やフードの内容にこだわっているフードですので、食いつきは正直、期待できないのが難点です。
しかし、皮膚や被毛の改善には高い効果が期待できますので、皮膚トラブルに悩んでいる犬・飼い主さんがいれば、ぜひ一度試していただきたいドッグフードです。まずは1週間、食いつきが変わらなければそのままリピートすることで、皮膚や被毛の状態が良くなっていることに気がつくことでしょう。

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