「外はカリカリ、中はクリーミー」というキャッチコピーでおなじみの「シーバ」。日本では人気キャットフードの常連とも言えるキャットフードですが、その内容や中身はどのようなものなのかを、今回は調べてみたいと思います。

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日本でも大人気の「シーバ」シリーズ

日本では「外はカリカリ、中はクリーミー」というキャッチコピーでお馴染みとなっている、マースジャパンのキャットフード「Sheba(シーバ)」。日本国内では量販店で購入できるキャットフードの中でも、比較的、高級感のあるキャットフードといったイメージですね。

また、シーバはドライのキャットフードだけでなく、ウェットフードやおやつといったラインナップも揃います。今回はこのシーバのラインナップや品質について調べてみたいと思います。

シーバのドライフード「シーバ デュオ」

シーバのドライフードのラインナップは「シーバ デュオ」「シーバ ドゥマルシェ」の2ラインナップ。2種でもお馴染みとなるのがシーバ デュオですね。シーバ デュオは「子ねこ用」「成猫用」「シニア猫用」とステージ別にラインナップされております。また、酸化などで味が変わってしまい、風味が変化してしまうのを回避するため、フードは20gずつに個包装されており、味に敏感な猫には嬉しい使い切りサイズになっているのも特徴的です。

そして、シーバ デュオはたくさんのフレーバーが存在するのも特徴的ですね。現段階では、「シーバ デュオプラス」のラインナップも含めて15種類という選択肢!味にうるさい猫でも、お気に入りのフレーバが見つかること間違い無しでしょう。では、その中のひとつ「香りのまぐろ味セレクション」の原材料を見てみましょう。

【シーバ デュオ 香りのまぐろ味セレクション 原材料】
肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)、穀類(とうもろこし、米、小麦等)、油脂類、酵母、魚介類(まぐろエキス、ずわいがにエキス、たいエキス、ほたてエキス等)、チーズパウダー、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、着色料(酸化鉄)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)

「副産物」や「着色料」の使用

気になるのは「チキンミール」「豚副産物」、「穀類」の使用と配合量、「着色料」が使用されている点です。残念ながら、原材料を見てみるとプレミアムフードのレベルではないと言えるでしょう。量販店で販売されているフードの中では高級感のあるフードではありますが、キャットフード全体の中では安価なフードになります。

副産物やミール、エキスという表記に関しては、そもそもの栄養が含まれるのか疑われるものです。消費者が想像するような「肉」ではなく、副産物やエキスと記載されるものは、肉以外にも栄養価の無いような部位も一緒に「副産物」として含まれるため、イメージされる「肉」よりも栄養価の低いものであると言えるでしょう。

また、着色料に使用される「酸化鉄」に関しては過剰摂取されなければ害は無いものではありますが、そもそもフードに着色する必要はあるのかという疑問が残ります。色が付いていようがいまいが、猫の食いつきに何ら関係することではありません。現に、プレミアムフードでは着色料の不使用が当たり前になっています。

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シーバのウェットフード

シーバのウェットフードには「シーバ アミューズ」「シーバ リッチ」「シーバ プレミオ」「シーバ デリ」といったシリーズのウェットフードが揃います。また、おやつには、袋のまま舐めさせられるおやつとしても、フードのトッピングとしても使用しやすい「シーバ とり〜りメルティ」があります。

【シーバ とり〜りメルティ 原材料】
肉類(鶏肉、ささみ等)、魚類(かつお、白身魚等)、増粘安定剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、着色料(二酸化チタン)、EDTA-Ca・Na、発色剤(亜硝酸Na)

残念ながらここでも登場する着色料。着色料に使用される「二酸化チタン」は、食品を白くする為に使用される食品添加物で、日本では着色のみ使用が認められる添加物です。ですが、様々な研究機関の発表によるところ、二酸化チタンの発がん性は否定できないという発表が多いのも気になるところ。

過剰摂取をしなければ発がん性は認められないとはいえ、そもそも発がん性のある成分を摂取させたいとは思いませんね。また、こちらも猫にとっては白くても白くなくても関係のない事ではないのでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。総合的に判断してみると、シーバシリーズは大絶賛できる内容のキャットフードでは無いということが言えるでしょう。日本ではまだまだペットの食に関しての意識も低いため、こうした判断も敏感すぎ?と言われがちではありますが、一昔前に比べるとペット先進国に見習えと、多くのキャットフードも「添加物一切不使用」の動きが加速しています。

こうした動きから見てみると、やはり着色料や酸化防止剤といった食品添加物は、猫の体に良いものではないという事が言えるのではないでしょうか。プレミアムフードと比較すると非常に安価なキャットフードではあるため、消費者としても購入のし易いキャットフードではありますが、猫の体に害があるのでは購入も躊躇してしまいます。

あくまでも、与えすぎると害が起きかねないという判断になるので、シーバシリーズに関しては、メインのキャットフードではなく、おやつ代わりに与えるキャットフードとして利用してみるのも一つかもしれません。

※内容は2017年2月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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