愛犬の健康維持のために与えているサプリメント。ただ与えるだけでなく、しっかりと成分量や与え方に気を使っていますか?今回は、サプリメントの種類とサプリメントを与える際に注意したい点について解説していきます。

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サプリメントの与え方、意識していますか?

愛犬の健康維持のために、普段の食事からサプリメントを利用している飼い主さんも多いのではないでしょうか。サプリメントにも病院から処方されたものや病後のケア目的のもの、市販で売られている健康維持を目的としたものなど様々ありますが、いずれもなんとなく与えるのではなく、しっかりと目的を持って、与え方を守るようにしなければ意味がありません。

中でも多く見られるサプリメントが、コンドロイチンやブルーベリーなどのサプリメントでしょうか。中にはおやつなどに成分が含まれている物もありますが、こうした商品も用途としては「おやつ」ですので、サプリメントと思って与えすぎてしまうと、肥満の原因にもなりかねないのです。

しっかりと愛犬へと補いたい成分を明確にして、計画的に与えていかなければ意味がありません。また、製品の成分表などもある程度、理解できるようになり、「このサプリメントを摂取するとどれくらいの成分が摂取できるか」という事も理解するようにしましょう。

注意したいサプリメントの効能

一つ注意しておきたいのは、サプリメントは薬代わりにはならないということです。病気の予後や免疫力を高めるためのサプリメントは存在しますが、あくまでもサプリメントは健康維持をサポートするためのもの。飲み続けているからと安心はできません。

あくまでもサプリメントは、病気に対しての予防策という考え方よりも、より愛犬が健康な毎日を送れるための補助食品として捉えておきましょう。とはいえ、サプリメントは日頃の食事で摂取できない必要な栄養素を吸収することで免疫力を高め、病気を引き起こさないための丈夫な体作りには有効なもの。上手にバランスよく摂取させることで、より病気にならないような強い体作りに期待できるでしょう。

糖質や脂肪を改善するためのサプリメント

人間のサプリメントでも多いですが、脂肪の吸収を抑えたり、糖質の吸収を遅らせるなどのサプリメントがありますが、こうしたサプリメントは血糖値が高くなりがちな犬に与えたり、ダイエット目的で与えたりという形で使用されることがあると思います。

血糖値をコントロールする目的であれば良いと思いますが、ダイエットに関してはどうでしょうか。日頃からおやつを与えすぎていませんか?毎日のご飯のカロリー量は、しっかりと計測していますか?十分な運動は行えていますか?

サプリメントを与える前に、まずはこうした基本的な日常生活の改善が必要になります。日頃の生活環境が乱れていると、いくらサプリメントに頼っていても、サプリメントの効果を得ることは難しくなるでしょう。最低限の環境整備を行い、それでも必要であるようならばサプリメントを与えるようにしましょう。

関節を強くするためのサプリメント

人間のサプリメントでもお馴染みの「グルコサミン」や「コンドロイチン」などの、軟骨や関節に良い効果が期待できるサプリメント。肥満体型の犬や、足腰に負担がかかりがちな大型犬種、細い足でダメージを受けやすい小型犬種など、関節や骨などに問題を抱える犬や犬種が非常に多いです。

こうしたサプリメントは、基本的に足腰を丈夫にさせるものであり、老犬となった時に備えて与えていくものとして非常に良い効果が期待できるものですが、肥満体質で悩んでいる場合にはどうでしょうか。

前述の通り、肥満などが問題で足腰に悪影響が及んでいるためにサプリメントを与えている場合、足腰を強くすることも大事な事ですが、その前に足腰に負担をかける体重を減らしていくことから始めてはどうでしょうか。肥満を解消することで、足腰の負担が減るばかりか、愛犬の体調もよくなっていく場合もあります。

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子犬以外にも有効なミルク

子犬の頃に与えるミルク。子犬の頃は免疫力も無いために、こうしたミルクから免疫力や必要な栄養を摂取していますが、こうしたミルクは子犬だけのものではありません。

例えば、夏バテで食が細くなってきたと感じた時や、元気がないなと感じた時、愛犬の便の状態が悪い時など、様々なシーンで活用できるのがミルクです。また、老犬になってきた際にもミルクは活躍します。老犬になると、免疫力も下がってしまうため、ミルクを与えることで免疫力を維持することに期待ができるのです。

しかし、どんなミルクでも良いと言うわけではありません。人間用のミルクには「乳糖」と呼ばれる成分が入っているのですが、この乳糖、犬は上手に消化することができません。そのため、ペット用のミルクにはこの乳糖が含まれていないのです。

こうした点に注意し、また肥満体質ではなければ、ミルクは犬の体に良い効果をもたらすものなので、粉ミルクなどを利用して日頃のサプリメントとして大いに活用出来るのです。

まとめ

愛犬にサプリメントを与え続けても効果が感じられない場合には、もしかすると他の要因によって、サプリメントを与えている成分に対して悪影響があるのかもしれません。単純に、最近調子が悪そうだからと、その原因だけを改善するためにサプリメントを与えていたのでは、いたちごっこのような状態になっているかもしれません。

愛犬に気になる症状があるのならば、まずはしっかりと原因を追求したり、必要であれば病院へ行って検査を受けるなどして、愛犬に足りていない栄養を補うためにサプリメントを与えるようにしましょう。

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