華奢な体と細い手足、ふわふわの毛並みが特徴的な「ポメラニアン」。CMでもお馴染みの犬種となりましたね。そんなポメラニアンのドッグフード、しっかりと合ったフードを与えていますか?今回はポメラニアンに適したドッグフードについて見てみましょう。

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人気を維持しているポメラニアン

2016年12月に発表された、ペット保険でお馴染みの「アニコム」による「家庭動物白書2016」で、犬種ランキングの第6位に輝いたポメラニアン。2014年に発表された「家庭動物白書2014」では7位にランクインしていましたが、ランクを一つあげるなど、今もなお変わらずな人気を維持している犬種でもあります。

そんなポメラニアン、2014年度のアニコム調べでは平均寿命が13.6歳という結果に。第一位のトイ・プードルに関しては15.3歳という結果から見てみると、ポメラニアンの平均寿命はやや短めではありますが、小型犬枠では平均的な数値となっています。とはいえ、1日でも長生きして欲しい!と考えるのは当たり前ですよね!

ポメラニアンの弱点は?

ポメラニアンの平均寿命はわかりましたが、気になるのは「どうしたら長生きしてもらえる?」「どんな病気に気をつけたらいいの?」という疑問ですよね。

家庭動物白書2016のデータで見てみると、ポメラニアンがかかった病気(動物病院で診察・治療し、保険金を請求したデータ)でトップとなるのが「皮膚疾患」の17.7%。次いで多かったのが「消化器疾患」の16.0%という結果に。また、「骨折」による請求は1歳未満で7割という驚きの結果も。(1歳では2割と一気に減少)

この結果を見てみると、やはり気をつけたいのが華奢な体を維持する丈夫な骨や関節の健康維持や、皮膚トラブルの少ない、美しい皮膚・被毛を維持するための健康維持、そしてストレスに負けない健康的な消化器の維持を中心に考えていきたいところですね。

また、ポメラニアンは少食な子が多く、偏食気味という子も多く見られます。そのため、より少ない量でしっかりと栄養を吸収できるようなドッグフードが理想的かもしれません。

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アボ・ダーム「スモールブリード」

アボカドオイルが配合された、他とは少々違ったフードを製造している「アボ・ダーム」の「スモールブリード」シリーズ。アボ・ダームの特徴としては、アボカドオイルが配合されているため、健康な皮膚や被毛の維持に最適という点です。目やにや涙やけの多い犬も、症状が収まる場合も多いドッグフードでもあります。

それに加え、スモールブリードシリーズでは小型犬に向けた小粒設計のキブルが特徴で、ポメラニアンも食べやすい三角形の形をしています。シリーズでは子犬用〜老犬用までが揃っているので、成長段階に合わせて栄養を摂取することもできます。

そして、ポメラニアンにも多く見られる穀物アレルギーに対処すべく、グレインフリー(穀物不使用)のラインナップや、チキンアレルギー等の食物アレルギーを持つポメラニアンには「ラム(羊肉)」や「ターキー(七面鳥)」といったラインナップも揃います。因みにこれらもグレインフリーで作られています。

関節のケアを行ないたい場合には、アボ・ダームの「ジョイントヘルス」もオススメ。他のドッグフードの中でもトップクラスのコンドロイチン・グルコサミンの含有量で、アボカドオイルも含まれるので皮膚や被毛の健康維持も同時に行えます。

【アボ・ダーム ジョイントヘルス 原材料】
チキンミール、えんどう豆、鶏軟骨(コンドロイチン・グルコサミン源)、えんどう豆粉、ひよこ豆、タピオカ粉、鶏脂肪、乾燥トマト繊維、アボカドミール、亜麻仁、アルファルファミール、ナチュラルフレーバー、乾燥全卵、塩、塩化カリウム、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD3、ビオチン、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、アミノ酸亜鉛キレート、硫酸鉄、硫酸マンガン、アミノ酸マンガンキレート、硫酸銅、アミノ酸銅キレート、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アボカドオイル、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、納豆菌発酵抽出物、アスペルギルス・オリゼー発酵抽出物

イースター「ウェルケア ポメラニアン専用」

ペットフードメーカー「イースター」の「ウェルケア」シリーズにポメラニアン専用フードがあります。ウェルケア ポメラニアン専用の特徴としては口の小さいポメラニアンに合わせた小粒のキブルと、消化機能の弱めなポメラニアンのためにビール酵母やオリゴ糖が配合され、お腹の健康維持に考えた作りとなっています。

また、グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲンが配合されており、関節の健康維持にも配慮、この他、皮膚や被毛の健康維持にオメガ3脂肪酸も配合されています。ざっと見てみると、ポメラニアンの弱点となるポイントを押さえたドッグフードと言えるでしょう。

原材料に関しては、第一主原料に「チキン(鶏肉、チキンミール)」、2番目からは米糠、小麦粉、グルテンフィードと続きますが、グルテンフィードに関してはトウモロコシなどから出る「副産物」となるため、穀物アレルギーを持つポメラニアンは食べることができません。また、穀物類、ビートパルプ等に関しては消化も遅く、胃腸が弱っている場合であれば消化不良になる事も考えられます。

【イースター ウェルケア ポメラニアン専用 原材料】
チキン(鶏肉、チキンミール)、米糠、小麦粉、グルテンフィード、米粉、グルテンミール、ビートパルプ、動物性油脂、ビール酵母、精製魚油(DHA・EPA源)、ケルプミール、酵母エキス、オリゴ糖、乾燥カモミール、L-カルニチン、グルコサミン、コラーゲン、コンドロイチン、酵母抽出物(ヌクレオチド源)、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、塩化カリウム、硫酸亜鉛、ヨウ素酸カルシウム、硫酸銅)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-トリプトファン)、ビタミン類(コリン、E、C、パントテン酸、B2、A、ビオチン、D3、B12)、香料(バターオイル、ミルクフレーバー)

まとめ

ポメラニアンは食も細いので、なかなか気に入ったフードが無いという悩みや、本当に栄養のあるフードを与えられているの?と心配する飼い主さんも少なくありません。偏食も多いので、気に入ったフードを与えている時に、コロコロとフードを変えてしまったら、今度は全然食べてくれなくなるなんてこともありますね。

まずはしっかりとポメラニアンが必要としている栄養や、ポメラニアンがかかりやすい病気等を理解して、しっかりと栄養の取れるドッグフードを選択するようにしましょう。

※内容は2017年3月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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