愛猫のシャンプーは必要ないと考えがちですが、グルーミングだけでは皮膚のケアまでは完全には行なえません。皮膚のケアを考えるのであれば、皮膚病予防も兼ねて「ノルバサンシャンプー0.5」を使用して、シャンプー&皮膚ケアを行うのがオススメです。

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毛球症予防に


猫は自分でグルーミングを行うので、シャンプーなどはしなくてもよいとも言われますが、猫の種類、特に長毛種の猫ともなるとそうも言ってはいられなくなります。

また、猫は特に「毛球症」に注意が必要です。通常であれば、猫は毛づくろいして飲み込んだ被毛も吐き出すことが出来ますが、あまりに飲み込む毛の量が多いと胃や腸で毛玉となり、自発的に吐き出すことができなくなります。

この毛球症を事前に予防するためにも、日頃からブラッシングは重要ですし、定期的なシャンプーも必要となってきます。シャンプーは日頃ブラッシングしているだけでは取り除けなかったムダ毛を流すことも出来ますし、被毛の汚れや皮膚に溜まった汚れも一気に洗い流すことが出来るので、皮膚ケアにも最適です。

猫のシャンプーは必要?

猫のシャンプーも犬のシャンプーの頻度と比較すると、長毛種の猫であっても年に2回程度で十分ではあります。特に猫にシャンプーが必要であるのは、年に2回訪れる「換毛期」のタイミングです。

多くの抜け毛が発生する換毛期ですが、短毛種も長毛種の猫も毛が生え変わりますので、どうしてもグルーミング時に飲み込んでしまう毛の量も増えがちです。そのため、日頃からうまく毛を吐き出すことの出来ない猫は、前述の通り毛球症などの病気を引き起こしてしまう可能性が高まるのです。

こうした事態を予防するためにも、猫であっても年に1〜2回のシャンプーを行ない、抜け毛をスッキリさせてあげる方が望ましいのです。また、長毛種の猫にシャンプーを勧める理由はこれだけではありません。

皮膚のトラブルに気づかずに

日本は高温多湿の気候ですが、長毛種の猫にとっては皮膚にダメージを受けやすい気候とも言えます。

長毛ですと、ブラッシングやグルーミングを行っても表面の被毛はキレイにできるものの、被毛の内側、皮膚のあたりまでは思うようにキレイに出来ていません。そのため、汚れが蓄積されてしまうと、夏場などは熱がこもり、皮膚にダメージが起こりやすくなるのです。

日頃から愛猫が体を痒がっている様子などが見られないでしょうか?もしかすると、皮膚が炎症などを起こしているために痒くなっているのかもしれません。

また、冬場の乾燥しがちな時期も注意が必要です。夏場に皮膚に炎症を起こし、冬になって乾燥してくると、炎症も乾燥していき、患部が痒くなっているのかもしれません。

こうしたトラブルを防ぐためにも、年に1〜2回のシャンプーをおすすめするのですが、その際に選びたいのが「ノルバサンシャンプー0.5」です。

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「ノルバサンシャンプー0.5」とは?


「ノルバサンシャンプー0.5」は薬用シャンプーとして知られるもので、皮膚や被毛にトラブルを抱えている愛犬や愛猫にも優しい、低刺激性の薬用シャンプーです。病院などでも紹介されるシャンプーですが、ノルバサンシャンプー0.5は動物用医薬部外品なので、ペットショップ等でも手に入れることができます。

まだ皮膚病とわかったわけではないのに、薬用シャンプーを使用する意味はあるの?と思いがちですが、ノルバサンシャンプー0.5は、こうした皮膚のトラブルを予防するために使用しても良い薬用シャンプーです。

皮膚トラブルも悪化してしまえば薬品が必要になってきますが、ノルバサンシャンプー0.5は皮膚トラブルを起こす前の予防として、もしくは皮膚トラブルの初症状に良い効果を発揮するシャンプーです。

皮膚トラブルの予防に

美容系の良い匂いがするシャンプーも魅力的ですが、美容系のシャンプーは被毛の仕上がりや香りを重視して作られているので、猫のように年に数回のシャンプーを行うだけという場合には、適していないかもしれません。

こうしたシャンプーは仕上がりや香りもそこまで長続きするわけではありませんので、それならば、薬用シャンプーを使用し、被毛よりも皮膚のケアを重視していく方が愛猫の為になるでしょう。

常に愛猫の被毛をふわふわにしたいのなら、こまめなブラッシングを行っていかなければなりませんが、愛猫の「皮膚」を健康に保つことは、「被毛」の健康にも関係してくることです。皮膚トラブルの予防も兼ねて、年2回程度はこうして薬用シャンプーで皮膚を細菌から守るようにするのがおすすめです。

ノルバサンシャンプー0.5の効果とは?

ノルバサンシャンプー0.5は、「クロルヘキシジン酢酸塩」と呼ばれる成分が配合されており、殺菌作用や保湿作用に優れた効果を発揮する成分が含まれています。

ノルバサンシャンプー0.5でシャンプーを行うことで、皮膚を殺菌しつつ、皮膚に付く細菌なども取り除いていく効果がありますので、皮膚病にならないような皮膚ケアを行うことが出来るのです。

また、保湿効果で乾燥肌は潤いを保つようになり、愛猫の皮膚がすでに脂漏状態であれば、綺麗に洗浄されることで、健康な皮膚を維持し始めるようになります。皮膚が病気を引き起こしているわけでなければ、このように病気を未然に予防することができ、健康な皮膚と被毛を維持する事ができるのです。

皮膚病を引き起こしている場合には

皮膚トラブルを起こしていると、皮膚が乾燥してしまうことで体が痒くなり、肌をかきむしってしまう場合や、逆に肌が荒れてジュクジュクとした脂漏症などの症状が見られ、体が常に臭くなってしまう等の症状が見られる場合があります。

また、皮膚が荒れ過ぎると、今度は乾燥した状態になる場合もあり、この場合には皮膚がフケっぽくなってしまい、常にフケが出てしまうような状態になることもあります。

ノルバサンシャンプー0.5は薬用シャンプーなので、こうした症状に対しても効果が期待出来るものでありますが、念の為、まずは皮膚病を引き起こしている原因を突き止めるのが一番良いでしょう。皮膚トラブルにも乾燥させたほうが良い場合や、潤っていたほうが良い場合など、対処法は様々です。

傷がある場合はシャンプーは控えましょう

その症状が皮膚にだけ起きているものであれば、ノルバサンシャンプー0.5で改善することも出来ると思いますが、原因が皮膚以外であれば、シャンプーを行うだけでは症状の緩和にしかなりません。

また、低刺激性のシャンプーではありますが、すでに愛猫の皮膚が傷だらけになっている場合や、ひどくじゅくじゅくしてしまっている場合には、まずは動物病院などで傷薬をもらい、患部の状態を改善してからシャンプーを行うようにしましょう。

前述の通り、ノルバサンシャンプー0.5に含まれる「クロルヘキシジン」という主成分は、皮膚に溜まる細菌を洗浄し、さらに皮膚を細菌から保護する効果がある成分ですが、傷がある場合には刺激があるため傷がある場合はシャンプーするだけでしみてしまうのです。

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「マラセブ」は利用できる?

ノルバサンシャンプー0.5は「犬猫用」の薬用シャンプーとして高い人気のあるシャンプーですが、犬用で知られる薬用シャンプーの「マラセブ」は、猫にも利用できるのでしょうか。

この問に関しては「グレーゾーン」といったところでしょうか。情報を見てみると絶対に猫に使用することは出来ないわけでは無さそうですが、あくまでも利用方法に関しては「犬用」とされているため、猫にはあまり向かない製品なのかもしれません。

マラセブは細菌のほか、真菌にたいしても高い効果が期待できる製品ですので、症状によっては魅力的な製品ですが、万が一の場合を考え、「薬用」であるマラセブは利用しないほうが良いかもしれませんね。とはいえ、マラセブは動物病院からしか購入することができませんので、市販で手に入れることは基本できません。

ノルバサンオチックで耳掃除も


ノルバサンシャンプー0.5で皮膚を綺麗にできたら、今度は耳掃除も行ってみましょう。同じノルバサンの製品で「ノルバサンオチック」と呼ばれる耳の洗浄液がありますので、ノルバサンシャンプー同様に、耳のトラブルが起きる前に、予防策としてノルバサンオチックで耳掃除をしておくと、より効果的です。

特に猫の耳は毛で覆われているので、汚れに気が付きにくいかもしれませんが、定期的に耳の穴をチェックするようにしましょう。耳の中を不潔に保っていると、耳のトラブルを引き起こしかねません。

こうしたトラブルを予防するためにも、あらかじめしっかりと耳掃除を行い、ノルバサンオチックを利用して抗菌のバリアを張るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。猫のシャンプーは行わなくてもよいですが、まったく無駄というわけではないのです。生活環境や猫の体質によっても皮膚の状態は変化しますので、すべての猫がシャンプーが必要ないというわけでもありません。シャンプーの頻度が少なくとも、年に1度は皮膚のチェックも兼ねて、ノルバサンシャンプー0.5で皮膚の洗浄と殺菌を行なうようにしましょう。

※内容は2017年3月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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