愛犬も老後を迎えると、足腰が弱くなるために大好きな散歩も思うように楽しめなくなります。そこでオススメしたいのが「ペットカート」です。特に大型犬の介護で使用すると大活躍のペットカート。今回はペットカートの選び方とポイントについて解説します。
高齢の犬の散歩
愛犬も老齢期を迎えると足腰も弱ってしまい、それまで元気に走り回っていた散歩も思うように足を進めることができなくなってしまうようになります。散歩が大好きな犬であれば、外の空気を吸えなくなってしまうこと自体がストレスになってしまいかねませんので、飼い主さんとしては何とかして外の空気を吸わせてあげたいと思うことでしょう。
犬によっては散歩を嫌がる子もいますが、それまで散歩が日常の一部だった犬にとっては、外の空気を吸うことはもちろん、散歩コースでの色々な変化が脳への刺激となって、より活動的な気持ちを奮い起こしてくれる事でしょう。活動的な犬であればあるほど、自宅内に閉じこもってしまうのは、フラストレーションが溜まってしまう事に繋がるかもしれません。
大型犬の犬を介護するのに欠かせないペットカート
そこで活躍するのが「ペットカート」です。最近では珍しいものでも無くなってきましたが、高齢になって歩くことが困難になってしまった犬や、怪我や病気等で介護が必要になった犬を外に連れ出す際には、非常に便利なアイテムとなっています。
ペットカートにも様々なタイプが登場しています。小型犬であれば飼い主さんが抱っこしながら散歩に連れ出す事もできますが、特にペットカートの需要が高いのが大型犬の飼い主さんです。15kg前後の体重になってくると、男性ならともかく、女性の飼い主さんは抱っこしながら散歩することも困難となってしまいます。
大型犬用のペットカート
大型犬用のペットカートでポイントとなるのが、ペットカートの「耐荷重」です。大型犬であれば耐荷重が30kgもあれば十分すぎる位ですが、中には60kgを越える耐荷重の製品なんかもあります。
しかし、耐荷重があればあるほど、商品の重量も増加してしまいがちですので、愛犬の体重と比較して、倍の耐荷重があれば何ら問題はないでしょう。また、ペットカートを利用する飼い主さんも、頻繁に使用するものですので、持ち運びするのに不便がない重さである必要もあります。
意外と聞かれるのは、玄関等に収納する歳の大きさだったり、散歩のたびに取り出す際の利便性だったりしますので、あまりに重いと散歩のたびに憂鬱な気分になりかねません。
丈夫でしっかりとした、機能満載のペットカートを選択しがちですが、愛犬が15kg前後の体重であれば、最低限で25kg前後の耐荷重があれば散歩することはできますので、大型犬用のペットカートを選ぶ際には出来るだけ飼い主さんの利便性のあるペットカートを選択することをオススメします。
スポンサードリンク
小型犬用のペットカート
小型犬用のペットカートはたくさんありますが、愛犬が若い頃に使用するペットカートと、老後に使用するペットカートでは、少々ポイントが変わってきます。
若い頃に使用するようなペットカートは、基本的にカートの「バスケット」の枠の部分が高い物が多いため、愛犬が枠の部分に手をかけて外の景色を楽しむような設計になっています。これは、飛び出し防止のためでもあるので、枠は小型犬の目線よりも高く設計されているものがほとんどですが、足腰が弱った犬はこうして手をかけて立つことすら困難になってしまいます。
ですので、介護用で利用するのであれば、なるべく立ち上がらなくても景色が見られるような、枠の低めなバスケットが付いているペットカートを選ぶようにしましょう。タイヤの振動軽減や便利な機能が付いたペットカートも多いですが、介護で使用する際には愛犬が外の景色を楽しめることが大前提。付加価値はおまけとして考えるようにしましょう。
まとめ
ペットカートは介護用に最適なアイテムですが、若年の頃からペットカートで散歩するのに慣れてしまうと、足腰も弱くなってしまう可能性もあります。日頃からドッグラン等で遊ばせる機会が多ければ良いのですが、足腰を鍛えなければいけない若年の頃から使用していると、老齢期をむかえる頃にも必ずペットカートが必要になることでしょう。
老齢・介護でペットカートを利用する目的であれば良いのですが、若年の頃にペットカートを利用する際には、日中の移動やペット不可の場所を移動する際などに使用するようにしましょう。
思うように動けずにじっとしているしかない老齢犬にとって、外の空気を吸えることは気分転換にもなり、脳にも良い刺激を与えるものです。高齢犬で歩けないからと言って、ずっと閉じこもりにさせず、できるだけペットカート等を利用して散歩に出かけてみると、愛犬はもちろん、飼い主さんの気分転換にもなりますので、おすすめですよ。
スポンサーリンク