空前の猫ブームを迎え、猫のおもちゃも実に様々な種類が揃っています。どんなおもちゃを選べば良いのか迷ってしまいますが、まずは愛猫の性格をみて、どんなおもちゃが最適なのかを考えてみましょう。今回は猫のおもちゃについて紹介していきます。
迷ってしまう、猫おもちゃの豊富さ
猫を家族に迎え入れたなら、一緒に猫と遊びたい！という方も多いことでしょう。しかし、いざ猫おもちゃを選ぼうとしても、あまりのおもちゃの豊富さにどれを選んでよいのかわからないなんてことも。それくらい、今は猫おもちゃも豊富に取り揃えられていて、遊び心が満載のおもちゃもたくさんあります。
猫おもちゃには、一緒に遊ぶタイプのものや、爪とぎ機能も付いているような一人遊び用のおもちゃ、キャットタワー等の本格的なおもちゃなどがありますが、こうしたおもちゃを選ぶ前に、まずは愛猫の性格を判断してみましょう。
一人遊びすることでストレスの解消に
猫用のおもちゃというと、飼い主さんと一緒に遊べるものを選んでしまいがちですが、飼い主さんが留守にいている間にも遊べるような「一人遊び用」のおもちゃも一緒に選ぶようにしましょう。
こうしたおもちゃを与えることで、猫は自分の気ままにおもちゃで遊ぶことも覚えますし、留守中の寂しさも紛らわすことが出来ますので、ストレスの解消にも効果が期待できます。
飼い主さんと一緒に遊ぶことも重要ですが、何よりも大切なのは猫自身が運動不足やストレスのたまらないような生活を送ること。その手助けとなるのが、一人遊び用のおもちゃなのです。
猫用のおもちゃを購入する際には、こうしたポイントも抑えた上で、おもちゃを選んでみるようにしましょう。
柄付きの猫じゃらしは1本は欲しい
猫種にもよりますが、好奇心旺盛な猫であれば、持ち手が付いているような飼い主さんと一緒に遊べる「猫じゃらし」が最適ではないでしょうか。しかし、性格が臆病な猫のばあい、猫じゃらしにも警戒してしまう子も。こんな子には、まずは猫じゃらしを置いておいて、怖くない物だという事を認識させることから初めてみましょう。
猫じゃらしは、猫おもちゃの中でも、飼い主さんと愛猫が一緒に遊ぶことのできるおもちゃの代表格なので、少なくとも柄付きの猫じゃらしを1本は抑えておきたいところです。
転がるおもちゃも大好きです
好奇心旺盛な猫は、転がったり回ったりするおもちゃも大好きです。猫は狩猟本能が多いので、こうして動いたり逃げたりするようなおもちゃを見ると、狩猟本能が目覚めて追いかけ回して遊ぶようになります。
追いかけ回した挙句に、壊して食べようとするタイプの猫にはちょっと向かないかもしれませんが、狩猟本能をくすぐるには、こうした転がるようなおもちゃは猫も大喜びすることでしょう。中には鳴き笛がついている物もありますので、すぐ食べようとする子でなければ、こうした鳴き笛入りのおもちゃもおすすめです。
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活発な猫はラジコンのおもちゃもおすすめ
数年前から登場したラジコンの猫用おもちゃ。ネズミの形やボール型など、様々なおもちゃが登場してきています。
より活発におもちゃで遊ぶ猫には、こうしたラジコンのおもちゃもおすすめです。中でも狩猟本能の強い猫は、こうしたラジコンのおもちゃに興味津々となるでしょう。
また、こうしたラジコンの猫用おもちゃは、思うように猫用おもちゃで遊ぶことの出来ない飼い主さんにもおすすめです。手を怪我してしまった方や、車椅子等で生活を送っている猫ユーザーさんにも、気軽に愛猫と遊ぶことの出来るアイテムとしておすすめです。
操作に関しても難しくはなく、ご年配の方でも安心して操縦することができますので、活発な猫を飼っている方は一度試してみてはいかがでしょうか。
プラスアルファの効能も
猫おもちゃの中には、噛むことで歯磨き効果が得られたり、「知育トイ」と呼ばれるジャンルのおもちゃなどもあります。知育トイは、おもちゃの中に猫の好きなおやつやフードを入れて、どうすると中身が手に入るかを考えながら遊ぶことができるおもちゃです。こうしたおもちゃは、比較的若い猫に良いでしょう。
また、成猫になってくるとデンタルケアも大事なケアの一つとなります。ぬいぐるみ素材などは、噛むことで歯のブラッシング効果を得ることができますので、デンタルケアのひとつとして有効な手段となります。また、猫じゃらしとしても使用でき、デンタルケアとしても活用できるようなおもちゃもあります。
これだけで十分というわけではありませんが、遊びながら体のケアもできるので一石二鳥ですね。
運動不足の解消にも
猫がおもちゃで遊ぶことは、運動不足の解消にも最適です。現代は一昔前のように、外に飼い猫を出して飼育することも無くなってきており（外飼いはおすすめはしません！）、室内で過ごす時間が多くなってきているため、肥満の心配が出てきています。
とはいえ、家庭内でも遊ぶことが出来る環境を整えるだけで、愛猫の運動不足も解消することができるのです。また、飼い主さんが積極的に猫と遊んだり、コミュニケーションを取ることも大切です。こうした生活サイクルがなければ、猫もストレスが溜まってしまいますので、猫用おもちゃは必ず用意したほうが良いアイテムです。
中にはおもちゃで遊ばない猫もいますが、遊ばないからと言って何もしないのはいけません。しっかりと愛猫の「ツボ」を探って、「ツボ」にはまるアイテムを用意してあげるのも、飼い主さんの大事な役割です。
なかなかおもちゃで遊ばない場合には
猫のおもちゃには色々な種類が存在していますが、中にはこうしたおもちゃに全く興味を示さない猫もいます。とはいえ、できるだけ運動不足の解消やストレスの解消のためにも、猫に遊ばせることが大事です。
このようにおもちゃで遊ばない猫には、キャットタワーを与えてみましょう。猫は高い場所が好きな動物。食器棚の上や、クローゼットの上等にも登ることも珍しくありませんね。中には、運動神経の悪い猫や高いところに上がらない猫もいると思いますが、日頃からの運動不足がたたっているのではないでしょうか。
キャットタワーは、こうした運動不足の猫に運動を促すためにも、ぜひとも取り入れていきたいアイテムでもあり、おもちゃでなかなか遊ばない猫にもおすすめのアイテムです。
キャットタワーの役割とは
猫はキャットタワーを使って昇り降りすることで、運動不足を解消できるだけでなく、動き回ることでストレス解消にも役立っています。また、だいたいのキャットタワーには、小さな部屋が付いています。狭い所に潜ったり、落ち着ける場所が必要な猫は、こうしてキャットタワーを利用して、リラックスできる空間として使うようになるのです。
最近ではインテリアに置くことを意識した、家具と一体になるようなデザインのキャットタワーも多く販売されています。部屋に置くものなので、できるだけおしゃれなデザインのものが良いと思いますが、まずはしっかりと猫に合ったキャットタワーを選ぶようにしましょう。
年齢や性格によっては、全く合わないキャットタワーも存在しますので、愛猫に適したキャットタワーを選ぶようにしましょう。
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猫が大好きなダンボール素材のおもちゃ
近年ではダンボールで作られたおもちゃも多く見られます。中にはダンボールで出来た部屋を重ねることで、ちょっとしたキャットタワーにもなるという商品も。意外と丈夫なダンボールは、思っているよりも安定感もあり、また、移動させるのにも軽量であることから、じわじわと人気も上がってきているようです。
また、猫の大好きな行動と言えば爪とぎですね。ダンボール素材でできているために、爪とぎする場所もたくさんあるので、飼い主さんはちょっとゴミが出て大変かもしれませんが、猫にとっては巨大な爪とぎで、大喜びすることでしょう。
また、価格も比較的安価なものが多いので買い替えもしやすく、廃棄も気軽にできることも、ダンボールのおもちゃが人気になっている一因かもしれませんね。
猫のおもちゃを洗うことは可能？
猫のおもちゃによっては洗濯が必要になるものもあります。例えばぬいぐるみなどのおもちゃは、ある程度使っていくとどうしても汚れてしまいがち。そんな猫のおもちゃを洗うことも可能ですが、場合によってはお気に入りのおもちゃから今までの臭いがしなくなってしまい、遊ばなくなってしまうという場合も。
そんなタイプの猫もいますので、お気に入りのおもちゃを洗う前に、ブランケットか何か、普段使用している物を一度洗ってみて、様子を確認してみましょう。
愛猫がそのおもちゃを「形」で気に入っているのか、「臭い」で気に入っているのか、なかなか判断のしかねるところですが、臭いで気に入っているようでしたら、なかなか元の「仲」に戻すのは難しいので、猫が使用しているものを洗う時には、一気に全て洗わず、まずは様子をうかがうようにしましょう。
まとめ
色々なおもちゃを試していくうちに、必ずお気に入りのおもちゃが見つかるはずです。まずは愛猫の性格をよく見て、一緒に遊ぶものが良いのか、一人で遊ぶようなものが良いのかを研究してみましょう。一人遊びが好きでも、飼い主さんと遊ぶ猫じゃらしが大好き！という場合もありますので、まずは色々な種類を試してみるのが一番かもしれませんよ。
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