「猫カフェ」ってご存じですか?自分の犬をカフェに連れて行く「ドッグカフェ」とは違い、猫カフェとは猫がたくさんいるカフェのことで、珍しい種類の血統猫や個性のあるMIX猫まで様々です。今回は「猫カフェ」について考えてみましょう。

スポンサーリンク

猫カフェとは?

猫カフェとは、たくさんの猫を放し飼いしたカフェで、お茶を飲みながら猫との触れ合いを楽しむというところです。店内の猫は、その空間をのんびり自由気ままに歩き、お客さんはその姿を眺めたり、触れ合うことで、猫たちから癒やしをもらうというシステムです。

猫カフェには、異なった毛色や品種、子猫から老猫まで様々な猫たちがいます。図鑑でしか見たことないような珍しい品種の猫や、キャットショーに出陳するような美しい猫にも出会えることがあります。

また、店内には、ネットカフェのようにインターネットが接続されているパソコンが置いてあったり、マンガや本などが備えられている猫カフェもあるようです。

猫カフェの始まり

1998年に台湾でオープンした「猫花園」が、猫カフェの始まりだと言われています。普通と違った喫茶店を作りたいと考えたオーナーが、自分で飼育していた子猫5頭をお店に連れてきたところ、大繁盛となったのです。その後、この店に訪れた日本人が、同じような店を日本でも作りたいと考え、2004年に大阪で始めたのが、日本での猫カフェ第一号となりました。

猫カフェの料金システム

猫カフェの利用料金は、基本的に時間制の課金方式であるところが多く、猫カフェの入り口で入場料を支払い、リビングのような場所で、靴を脱いで入店し、食事をしたり、飲み物を飲んで猫と一緒に楽しい時間を過ごします。

そして、店を出る時に、飲食代と滞在時間によって課金された料金を支払うというシステムになっています。だいたいの猫カフェの平均予算は2000円~3000円くらいでしょう。

猫カフェに入る時に気を付けること

人間用だけでなく、猫用の食べ物やおやつ、おもちゃなどの持ち込みが禁止されているお店がありますので、持参したい場合は事前に確認しましょう。しかし、またたびは猫にとって興奮作用があるため、持ち込まないようにしましょう。

子供の入店を断るお店もあります。猫を追っかけ回したり、寝ているところを起こされたりすることがあるため、子供が苦手な猫が多いようです。そのため、子供を連れて猫カフェへ行く時は、事前にお店へ確認することをお勧めします。

服装のチェックもしておきましょう。たくさんの猫たちがいるので、毛が付きにくい服装にした方が無難でしょう。また、匂いがきつい香水などは猫に嫌われることがありますので、避けた方が良いでしょう。

このように、猫カフェには猫という生き物がいるため、普通の喫茶店とは違い、そのお店の規約が必ずありますので、店員さんの説明を受け、そのお店のルールを守りましょう。

スポンサードリンク

お店に入ったら

せっかく猫カフェに来たんだから、できるだけたくさんの猫たちと触れ合いたいし、抱っこしたいという気持ちは分かりますが、猫を追いかけ回したり、無理矢理に抱っこしたり、寝ている時に強引に起こしたり、大声を出すような行為は、完全に猫たちに嫌われます。早く仲良くなりたいと思えば思う程、猫は逃げ腰になって、距離を置くでしょう。カフェにとってお客様は神様だと思いますが、この場では、主導権は猫にあるということを忘れないようにしましょう。

お店に入ったら、しつこく追いかけ回したりせず、猫が安心できる一定の距離を保ちながら、猫の目線になることが大切です。また、低めの大きな声で話しかけたりしないで、高めの声で優しく話しかけましょう。いきなり猫に近付くのではなく、お茶を飲みながらでも、気長に猫の方から挨拶してくるのをじっと待っていた方が、早く仲良くできるかもしれませんよ。

猫の方からスリスリ寄ってくれば、心を許してくれた証拠です。首や耳の付け根などを優しく撫でてあげると喜ばれるでしょう。その後は、備え付けのおもちゃで一緒に遊んだり、写真撮影が可能であれば、お気に入りの猫を見つけて写真を撮ったり、思うがままにカフェを楽しみましょう。

さいごに

猫カフェは、たくさんの猫がいれば良いということではなく、猫の気持ちも、お客さんの気持ちも満たしてくれるような猫カフェを選んで行くのが良いでしょう。

例えば、店内が清潔で、温度管理も換気も十分にしているか、狭いスペースにギュウギュウと猫たちが押し込められていないか、猫の健康状態をお店のスタッフはきちんと把握しているか、猫たちの被毛や爪切りなど手入れはされているのか、猫の逃げ出し防止策は整っているかなど、注意して見てみましょう。

猫たちに対して愛情を持って接しているお店は、猫たちを見れば分かりますよね。人に対して安心しきって寄り添って来るんです。その様子が可愛くて、またここを利用したいという気持ちになるのでしょうね。

スポンサーリンク