猫も老猫や介護が必要になってくると、思うように自分で体を清潔に保つことが出来ない場合もあります。体を清潔に保つことは健康維持にも繋がる大事なもの。そこで今回は愛猫を清潔に保つと言うことをテーマに考えてみましょう。
愛猫を清潔に保つ為に揃えておきたいアイテムとは
老猫や介護を必要とする猫のケアを行うには様々なアイテムが必要にはなりますが、今回は「清潔に保つ」という事をテーマに考えてみましょう。体を清潔に保つことができなくなると、汚れが溜まって皮膚が荒れてしまったり、フケが多く出てしまったり、予期しない病気を引き起こす原因にもなるのです。
愛猫を清潔に保つことは、健康維持にも繋がるもので、免疫力の低下してくる老猫や、介護を必要とする猫の健康を万全なものにするには、体の内側だけに気を配るだけではなく、体の外側にも十分に気を配る必要があります。
とはいえ、いくつかポイントを押さえていれば、愛猫の体も清潔に保つことができます。まず用意しておきたいのがウェットティッシュや湿らせたタオル・乾いたタオルです。汚れを落とすためだけでなく、体を拭いたり乾かしたりするのにタオルは必需品となりますので、予め用意しておきましょう。
また、あればよりよいアイテムが「ドライシャンプー」と呼ばれる、水を必要としないシャンプーです。更に愛猫の被毛を綺麗に整える為の「コーム」も用意しておきましょう。これらのアイテムは、愛猫を綺麗に保つためだけでなく、健康維持にも欠かせないものになるのです。
リスクにもなる猫のシャンプー
若い猫であれば、自分の体をグルーミングすることで、被毛についている汚れや、皮脂の汚れなども舐めて綺麗にすることが出来ますが、介護が必要になる猫は自分でグルーミングを行うことができません。また、老猫にさしかかると、グルーミングを行っていても、思うように汚れが取れていないという事も起こります。
とはいえ、老猫や介護の必要な猫にシャンプーを行い、水に濡らすことは猫のストレスにもなり、また、体が濡れてしまうために体が弱ってしまう事も考えられます。そのため、猫にシャンプーを行うという事自体が難しい上に、老猫や介護中の猫にとってはリスクの高いものになりかねないのです。
猫のシャンプーは水を使用しないものがベター
愛猫の体を綺麗にしたいのであれば、水のいらないシャンプーがありますので、こうした商品を利用するのが猫にとってもストレスを感じにくく、濡れて風邪をひいてしまうと言ったリスクも減らせますので、導入する価値はあるかもしれません。「パナ・ズー」や「A.P.D.C」の猫用シャンプーにも泡タイプの水のいらないシャンプーがあります。
水のいらないシャンプーは、コームなどにシャンプーを付けてブラッシングを行い、被毛をとかすように被毛にシャンプーを行き渡らせます。コームなどを利用することで、被毛の汚れだけでなく、皮脂汚れにも浸透していきますので、皮膚の健康維持にも効果的です。
ブラッシング・シャンプーが終わった後は、しっかりと拭き取るだけ。あとは愛猫が舐めても安心な成分で作られていますので、愛猫がグルーミングを行っていても安心です。シャンプーを嫌がるから・・と言ってシャンプーを行わないのと、こうして水のいらないシャンプーで体をケアしてあげるのとでは、皮膚・被毛の健康維持に差が出てくるでしょう。定期的でも良いので、少しずつ綺麗にケアしてあげるようにしましょう。
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お尻まわりのケアには特に注意!
愛猫のシャンプーは体だけでなく、一番汚れがちなお尻まわりにも注意しましょう。お尻まわりが不衛生な状態であると、細菌感染などの病気の入り口にもなりかねません。シャンプーを行う際には、どうしても首周りや体の大部分に注意が行きがちなので、こういった細かな部分にも注意を払うようにしましょう。
特に汚れがひどい場合には、ウェットティッシュなどでやさしく拭き上げてあげるようにし、必要であれば汚れが付着しやすい部分の被毛をカットしてあげても良いでしょう。お尻まわりの他にも、手足や首周り、胸の部分など、普段はあまり見ない部分のケアも重要です。
このようにして全身をシャンプーしたり、ブラッシングしたりするのは、体のマッサージ代わりにもなりますので、できるだけこまめに触れてあげるようにしましょう。なお、シャンプー自体はこまめに行う必要はありませんので、季節の変わり目やある程度のタイミングを見計らって、しっかりとキレイにしてあげるようにしましょう。
お尻まわりのケアには特に注意!
シャンプーやコームなどのお手入れ用品がすぐに用意出来ないと言う場合に、愛猫が汚れてしまった場合には、代わりとしてぬるま湯などで湿らせたタオルを使用して、体を拭いてあげるようにしましょう。あくまでも愛猫が体調を崩さないように、最期は濡れたままにせず、しっかりと乾いたタオルで乾かしてあげるようにします。
このように、清潔にするポイントをしっかりと押さえておけば、愛猫の健康も維持でき、また、こまめにシャンプーする必要はありませんが、毎日のように愛猫に触れる機会が増えてくると、愛猫もリラックスすることもでき、ストレス軽減にも繋がるのです。触れられるのを嫌がる猫もいますが、こうした性格の猫は無理にシャンプーなどを行わず、様子を伺いながらタオル等で拭いてケアしてあげるようにしましょう。
※内容は2017年3月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。
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