愛猫の介護について考えたことはありますか?猫は介護されることを望まない場合も多いですが、猫が介護されてると感じさせずに猫の生活をサポートする事はできます。そのためには猫の行動観察と、こんなアイテムがあるという事を知っておくことが大事です。

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ペットの介護

病後や高齢期を迎えると、猫も思ったように動けなかったり、思うように食事を取ることも困難になってきてしまうこともあります。一時期のペットブームも過ぎ、数年前からはペットの介護問題も社会現象化してきているなど、身近な家族である犬や猫の介護が、人間の介護問題と同じように、飼い主さんにとって負担となってしまうことも多いようです。

ペットの介護と言っても人間と同じく、寝たきりであれば床ずれを起こしてしまうために寝る態勢を変えてあげたり、昼夜が逆転してしまい、夜中に行動したり鳴いてばかりいたりという事もあるため、それまで一緒に生活していた環境とは徐々に違ってくることも少なくありません。

そのため、数年前からはペット用の介護用品も多く見られるようになり、飼い主さんの介護の苦労を少しでも軽減できるような商品がたくさん登場してきています。

猫の介護されるのを嫌がる?

飼い猫と言えど、猫の習性からか猫は弱っているところを見られるのを嫌う動物ですので、あまり介護されるのを好まないとも言えるでしょう。体調が悪くなった時には、隠れるように生活するようになったり、怪我をしているのに我慢して普通を装ったりといった行動も珍しいことではありません。

とは言え、あきらかに介護が必要になってくるとそうは行きません。前述のようにペットの介護用品も増加傾向ではありますが、そのほとんどは犬用。猫用の介護用品はほぼ皆無といった感じです。そのため、猫の介護用品を揃えようと思っても、思うように揃えられないのが現状ではあります。

猫用の介護用品は少ないですが、愛猫の介護の状態によっては犬用の介護用品でも使用出来るものはありますので、まずは愛猫の状態や、介護を必要とする場面について考えてみましょう。

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排泄は問題ない?

犬も猫も、排泄の失敗は自尊心が傷ついたり、落ち込む要因になったりするんです。老猫や介助が必要になっている場合、今までは何のトラブルもなく猫トイレで排泄出来ていたのに、トイレの手前でしていたり、トイレがこれまでとは違う汚れ方やひっくり返っていたりする時には、もしかすると猫トイレの段差が越えられなくなっていたり、思うように落ち着ける状態で排泄できなくなっているのかもしれません。

こうした場合には、飼い主さんが早めに気が付いてあげる必要があります。排泄に関するトラブルは早めに気が付くことが出来ますが、問題は段差なのか、トイレのサイズなのか、トイレ砂の素材なのか等、どの部分が問題になっているかをしっかりと観察するようにしましょう。

まずは猫トイレが動かない様に、トイレの下と床にすべり止めが付いたマットを敷いてあげたりすると、床も汚れずに済むかもしれません。また、それまではまたいでいたトイレの縁も、高齢猫にとっては高い壁になってしまっているのかも。

猫は神経質な動物でもありますので、極端に状況が変わってしまうと、落ち着いて排泄出来なかったり、逆に排泄するのを避けるようになってしまいますので、一気に変更せずに、愛猫のトラブルとなっている部分を見極めることが重要です。

段差はなるべく低くしてあげよう

猫は前述のように、本当は体力も低下して運動能力も低下しているはずなのに、無理して行動したり、普通を装ってしまうので、注意してみていなければ気がつかない場合もあるでしょう。しかし、前項にあげたトイレの問題もそうですが、段差の問題は出てきます。

今まではなんとなく上がっていたソファや、お気に入りの場所へのコースに高い段差は無いでしょうか。勢いを付けなければならない程に高い段差がある場合には、その間にもう1段段差を加えてあげたりすることで、比較的スムーズに昇り降りすることも出来ます。

こうした段差をなかなか上がれなくなってしまうと、自信の喪失にも繋がり、昇り降りすることも無くなってしまうため、より運動する機会を失ってしまう事になってしまうのです。とは言え、まだまだ元気なうちから段差を低くしてしまうと、それはそれで運動不足にも繋がってしまいますので、毎日の様子を確認することが重要になるのです。

まとめ

猫の自尊心を維持させつつ、猫の介護を行う場合には、しっかりと毎日の愛猫の行動を観察し、愛猫の行動の邪魔にならないようなケアが必要になります。猫の性格にもよりますが、ツンデレの性格が多い猫は、なかなか弱音も吐かないので、介護が必要な場面やポイントに気が付きにくいところ。

介護食や体の栄養になる介護法は誰にでも出来ますが、こういったシーンごとの介護は、愛情をかけて育ててきた飼い主さんでなければ、愛猫が直面している問題に気が付くことは出来ないのです。元気なうちから愛猫の行動を観察し、生活のどの場面で苦戦しているかをしっかりと見つけることの出来る飼い主さんになりましょうね!

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