キャットフードの酸化を抑えるため、フードストッカーなどを利用する方も多いですが、最近ではメイソンジャーのような、おしゃれな瓶にフードをストックしている方も多いようです。今回は瓶にキャットフードを保管する際に気をつけたいポイントを解説します。

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キャットフードをフードストッカーで保存


愛猫の毎日食べるキャットフード。「酸化」が進むことで、その味や風味を落ちてしまうため、出来る限り酸化が進まないようにする必要があります。最近ではパッケージにジッパー付きのキャットフードも増えてきており、以前のパッケージよりも酸化を防ぐことが出来るようにはなってきています。
しかし、せっかくのジッパー付きのパッケージでも、しっかりと毎回封をしなければ効果はありません。また、その保存場所によっても酸化し易い場合があります。
そこで、どうしても製品パッケージでは毎日利用しにくいという場合におすすめなのがフードストッカーや瓶での保存です。袋のパッケージよりも、もっと楽に開け閉めが行えて、収納もし易いものなので、フードストッカーや瓶を利用している方も多いのではないでしょうか。

しっかりと密閉できる蓋付きの瓶を選びましょう

瓶でキャットフードを保管する際に大前提となるのが、密封にできるかという点です。簡易的な蓋の瓶は不向きなうえ、酸化を抑えることは出来ません。しっかりと回して蓋をする瓶や、ガッチリと蓋を閉められる瓶を選択するようにしましょう。
また、1週間毎に瓶を分けるなど、できるだけ小分けにできる量の瓶を選ぶと良いかもしれません。それだけ空気に触れる回数を減らすことができますので、大瓶に入れて管理するよりも、小分けの瓶にキャットフードを保存する方が、酸化防止の効果は高いです。

適量のキャットフードを購入していますか?

キャットフードは毎日与えるものなので、毎日開け閉めを行う際に空気に触れてしまうものです。そのため、一つの商品を使い切るまでには約1ヶ月を目安とした商品を購入する必要があります。
フードの容量が多ければ多いほどグラム単価も安くなるため、猫一匹に対して、一番大きい10kg前後のキャットフードを購入している方も少なくありません。このサイズ選択は大きな間違いです。
キャットフードは封を開けた瞬間から酸化が進んでしまうため、1ヶ月を目安に使い切れる容量を購入するのが理想ですので、猫1匹に対して7kgや10kgのキャットフードでは、3ヶ月程度かかってしまうことでしょう。
封を開けてから3ヶ月も経てば、いくらしっかりと封を閉じて使用していても、肝心のキャットフードは酷く酸化が進んでいることでしょう。

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餌としての品質はどんどん低下していきます

たくさんの瓶を用意して、小分けにストックしていても、キャットフードは一度は空気に触れてしまっているために、密閉していても酸化は僅かながら進行していっています。そのため、こちらも3ヶ月にもなると、味や風味は別のものに変わってしまっているでしょう。
1匹であれば3kg弱の容量であれば1ヶ月で消費できるので、まずは愛猫のキャットフードの容量が的確かを確認してみましょう。そのためには、愛猫の体重をしっかりと把握し、現在与えているキャットフードの給餌量を正確に把握しておく必要があります。
愛猫の体重管理をこまめに行うことは、愛猫の健康管理にも大事なこと。常に体重を把握し、正確な給餌量を理解しておくことが、キャットフードの適量サイズを知る上でも、愛猫の健康管理にもつながるのです。

キャットフードも「おしゃれ」に保存


最近では「メイソンジャー」のような、おしゃれな瓶にキャットフードを移し替えて利用している方も多いようです。ネットで検索するとたくさん出てきますが、毎日使うもの、毎日目にするものだからこそ、おしゃれな容器を選択するというのも大事ですね。
しかし、あまりにデザイン性を求めるあまり、容器が透明であったり、保存状態が簡易であったりと行ったストック方法では、本来のストックしている意味がなくなってしまいます。
おしゃれにキャットフードを保存するのも良いですが、まずはしっかりとキャットフードの保存に適した容器か、保存に適した場所に置いてあるのかを確認してみましょう。その上で、適した容器でないようであれば、別の容器での保存を検討する必要があります。

ホーローのストッカーは?

おしゃれなフードストッカーには、ホーローで出来たストッカーもあります。ホーローの製品はおしゃれなデザインも多く、女性からの人気も高いストッカーですね。
ホーローの製品には、ヤカンやグリル料理用のお皿、牛乳容器など、人間用の保存容器としても活躍している物が多いですが、キャットフードの保存となるとどうなのでしょうか。
ホーローの強みは、腐食しにくいという点や臭いが移りにくいという点、洗浄しやすく清潔に保つことが出来るという点です。また、直火や冷凍などの用途にも耐える素材です。
キャットフードに関しては、上記に挙げたようなホーローの利点を活用する機会も少ないのかもしれませんね。キャットフードの保管に求められるのは密閉性ですので、ホーローはそんなに向いていないかもしれません。

真空にできるフードストッカーは?

とはいえ、こまめに毎日利用するという使い方であれば、ホーロー製品でも十分に保存は可能です。しっかり密閉できる容器に比べると、ホーローのほうが密閉性という点で負けてはしまいますが、デザインも大事というのであれば、ホーロー製品でも問題はないかもしれません。
本来であれば、キャットフードの保存に求めるものは真空にする事というのが第一の条件となりますので、より密閉し、酸化を防ぐことの出来るようなフードストッカーが理想的ではあります。
ただし、真空にはできるものの、利便性にかけるようなフードストッカーですと、毎日使うことを考えると、出来れば避けたところです。これは小分けの仕方にもよりますが、キャットフードを長期保存するわけではありませんので、そこまで真空にできることに拘る必要は無いのかもしれません。

毎日使うものなので利便性を重視

以上のように、フードストッカーにも色々な種類がありますが、より密閉できるフードストッカーが本命ではあるものの、毎日使うということを意識してみると、より簡単に開け閉めが可能な、利便性のあるフードストッカーが良いと思います。
ですので、ホーローのストッカーであっても、プラスチックのストッカーであっても、利便性が良いのであれば、一度フードストッカーとして利用してみても良いかもしれません。あとは愛猫のフードの食いつき具合を観察してみましょう。
ただし、フードストッカーの配置場所には気を使いたいところです。極端に温度差のある場所や湿気の多い場所、直射日光の当たる場所など、せっかく保存しているキャットフードも、保管場所が悪ければ意味がありません。

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瓶の保管場所には気をつけましょう


おしゃれな瓶で保存をして、目に見える場所に保管しておきたい気持ちもわかりますが、出来る限り日陰の涼しい場所に保管するようにしましょう。直射日光が当たる場所や、温度差の激しい場所、ずっと暖かい場所などはキャットフードの保管には適していません。また、透明な瓶であればよりその影響をうけやすいです。
瓶で保管する際には、幾つかの瓶に分け、小分けの保存分は涼しい日陰などに保管するのが望ましいでしょう。普段使用する分は、1週間程度であれば部屋に出しておき、直射日光を避けられる場所に保管しておけばよいでしょう。インテリアの一部として利用するには少し不向きかもしれませんね。また、透明な瓶ではなく、白色などの瓶を使用している方もいらっしゃるようです。遮光を考えるのであれば、透明ではなく色付きの瓶も選択肢の一つでしょう。

脱酸素剤もオススメ

小分けに瓶にキャットフードを保存する際に、より酸化を防ぎたいのであれば、「脱酸素剤」や「乾燥剤」を一緒に入れるようにしましょう。ネットでも小分けなった大量の脱酸素剤等も手に入るので、より酸化防止に力を入れる場合にはぜひ取り入れたいアイテムの一つです。
瓶にいれてキャットフードを保管するのはオシャレかもしれませんが、大前提となるのが愛猫が美味しいキャットフードを食べられるかということです。また、酸化の進んだキャットフードは体に悪いという事も判明しています。オシャレと機能性を重視した瓶を探して見ましょう!

おすすめのフードストッカーとは

100円均一などでも、ペット用に限らず、パスタ入れ等のフードストッカーになる容器もたくさん販売されています。ペット用として販売されているフードストッカーの優れている点としては、脱酸素剤を入れられる場所があったりといった部分ですが、そこだけにこだわる必要は無いでしょう。
機能性としてはペット用の製品は優れていますので、特にデザインにこだわるというわけでなければペット用をえら選ぶようにしましょう。また、デザインにこだわりたいのであれば、最低限密閉が出来ることに加え、開け閉めのしやすいタイプのストッカーを選択しましょう。
おすすめしたいストッカーは、遮光ができるストッカーではありますが、置き場所に気を付けていれば、透明のものでも良いでしょう。いちばん大事なのは、愛猫が美味しく食べられるフードを維持するということです。そのポイントだけは忘れないようにしましょうね。

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