オーガニック原料のペットフードで知られる「YARRAH(ヤラー)」のキャットフード。審査の厳しいオーガニック認定を受けたフードなので、飼い主さんも安心して愛猫に与えることができます。今回はヤラーのキャットフードについて調べてみました。
オーガニックフードの先駆者でもある「YARRAH(ヤラー)」
ペットフードに関して、日本はまだまだこれからといった感じですが、ヨーロッパ等ではいち早くペットに対しても「オーガニック素材」を使用したペットフードが作られてきました。今回ご紹介する「YARRAH(ヤラー)」もそんなペットフードメーカーのひとつ。
ヤラーは1992年にオランダで登場したペットフードメーカーで、ヨーロッパ圏では初となる「オーガニック」を取り入れたペットフードメーカーで、現在ではオーガニックフードを手がけるペットフードメーカーとして世界的にも知られています。そんなヤラーのパッケージには「100% BIO-ORGANIC」という表記も入っています。
良質の原材料による健康維持の大切さ
今となってはオーガニックを使用したペットフードも珍しくはありませんが、1990年代ではオーガニック自体も一般的なものではなく、ましてやペットフードに取り入れるという事も考えついてませんでした。なぜ、オーガニックな原材料にこだわっているのかと言えば、ヤラーの創業者が飼っていた1頭の愛犬「ダノ」のためでした。
ダノは皮膚疾患を患っており、いくつかの動物病院を回っていても薬で症状を落ち着かせるだけの治療しかなされず、投薬をやめると症状も改善されずに再発していたのだそうです。こうした悩みを抱えているのはダノ以外にも存在していましたが、どの犬も健康的な生活を送っているはずなのに、ダノと同じように症状は完治することはなかったのです。そこで気が付いたのが「食べ物が原因である」という事だったのです。
こうして目をつけたのが、第三者機関が厳正に審査を行い認定している「オーガニック」の原料でした。そして、原材料から製品に至るまでオーガニック認証を得るペットフード「YARRAH」が開発されたのでした。ダノの皮膚疾患も改善し、改めて粗悪な原材料による健康被害が浮き彫りになったのでした。
現在でも合成添加物が問題となっていたりと、ペットフードの安全性にも消費者が目を光らせる時代になってきましたが、1990年当時では、こうした考えもまだまだの時代でした。そんな時代に食の安全に関して思いついたと言うことはすごいことですね。
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ヤラーのキャットフード
ヤラーのキャットフードシリーズは、
【ドライフード】
・チキン
・フィッシュ
・グレインフリー
【アルミトレー】
・チキンと魚のキャットチャンク
・ハーブとビーフのキャットチャンク
・チキンとターキーのキャットチャンク
・サーモンの海藻のキャットパテ
・ビーフとチコリーのキャットパテ
【缶詰】
・チキン缶
・フィッシュ缶
といったラインナップ。
ヤラーのキャットフードは成猫から老猫まで食べられるキャットフードとなっており、年齢別に分かれているわけではありません。給餌量も愛猫の体重によって分けられているので、高齢猫だからやや少なめに・・という給餌量ではありません。
「100%オーガニック認定」と言うことは、合成添加物などは一切使用されていないもはもちろん、徹底的に管理された原材料でなければ認定を受けることができませんので、非常に質の良いキャットフードを与えることができます。その認定の厳しさも、3年以上農薬を使用していない農場で育てられた作物が条件であったり、原料となる食肉の飼料に至るまでがオーガニックの飼料で育てられているかなど、クオリティの高さはもちろん、長い日数をかけなければならない条件をクリアして初めて認定されるものなのです。
ヤラーのグレインフリーフード
以下の原材料がヤラーのグレインフリーの内容です。第一主原料には鶏肉が使用され、ミートファーストのキャットフードであることが分かります。また、グレインフリーということで穀物類は一切使用されておりませんので、穀物アレルギーを持つ猫にもピッタリのキャットフードと言えるでしょう。何よりも、オーガニック原料であることから、体質改善の効果も見られるかもしれません。
【ヤラーキャット グレインフリー】
鶏肉、グリーンピース、イエローピース、じゃがいもデンプン、ヒマワリの種皮、鶏脂、海藻、魚(ニシン)、イースト、タウリン、ビタミン類(VA、VB12、VB3、ビオチン、パントテン酸、 塩化コリン、VK3、VB6、VB1、VD3、VB2、葉酸)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、硫酸銅、硫酸コバルト、ヨウ化カルシウム、亜セレン酸Na )、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ビタミンE)
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まとめ
様々なペットフードが乱立していますが、ヤラーに関しては日本でも早い段階で注目を浴びていたペットフードでもあります。そのため、知名度もそこそこあるのではないでしょうか。日本はまだまだペットの食に関して遅れているので、未だに「オーガニックのペットフード?」と考える飼い主さんも少なくないかもしれません。
こうしたオーガニック素材のキャットフードは、愛猫の健康を維持するためにも非常に重要な要素となりますので、より安全で安心なキャットフードを探している方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
※内容は2017年2月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。
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