最近では発がん性やアレルギーを引き起こすとして「合成添加物」を使用しないキャットフードが多くなってきました。とはいえ、安価なキャットフードの中にはまだ合成添加物を使用している物も。合成添加物を使用していないフードについて見てみましょう。

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合成添加物を使用しない安全なキャットフードとは

愛猫には安心で安全なキャットフードを与えたいと考えるのが飼い主さんだと思います。安心で安全なキャットフードとは、質の良い原材料を使用していることだけではなく、キャットフードに含まれる添加物にも自然由来の物を使用していることが重要です。

一方、安価なキャットフードではコストダウンや様々な理由から、保存料や着色料などに合成添加物を使用しております。これらの合成添加物と呼ばれる物には、発がん性やアレルギーの元となる事が指摘されているため、できるだけこうした添加物を使用していないキャットフードを知っておく必要があります。

最近では、一昔前に比べると原材料にも注意する飼い主さんが増えてきたように感じますが、こうした合成添加物を一切使用しないキャットフードが、最近では当たり前になりつつあります。今回取り上げるキャットフード以外にもたくさんの無添加フードは存在していますが、どのようなメーカーが添加物不使用でキャットフードを作っているかを紹介していきたいと思います。

ホリスティックケアがテーマの「アズミラ」

人工着色料、人工香料、科学保存料を一切使用せずに作られているのが「アズミラ」の「クラシックキャットフォーミュラ」です。アメリカを原産国に持つアズミラのフードは、酸化防止剤として天然由来の「ミックストコフェロール」「ローズマリー抽出物」が使用されています。

第一主原料にはチキンミールが使用されておりますが、アズミラのフードは副産物を含んでおりませんので、安心のおけるものであるでしょう。しかし、穀物類も多く使用されておりますので、穀物アレルギーを持つ猫には不向きのキャットフードといえるでしょう。

アズミラの特徴としてはヒューマングレードの原材料、副産物を含まない肉、添加物の不使用を始め、オールステージ(全年齢対応)のキャットフードという点です。「ホリスティックアニマルケア」をテーマとして、ペットフードの他にもサプリメントも多種揃っているメーカーです。

【アズミラ クラシックキャットフォーミュラ 原材料】
チキンミール、全粒ひきわり玄米、全粒ひきわり大豆、全粒ひきわり小麦、全粒ひきわりコーン、鶏脂肪(ミックストコフェロールにて保存)、脱果汁トマト(リコピンの供給源)、 ビタミン(塩化コリン)、ビタミンE、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンC、D-パントテン酸カルシウム、ビタミンA、硝酸チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、葉酸、イノシトール、ビタミンD、ビタミンK、ビオチン、ビタミンB12サプルメント)、フラックスシード、ナチュラルフレーバー(チキン由来)、メンハーデンフィッシュミール、乾燥乳清、チコリー(根)、DL-メチオニン、ミネラル(炭酸カルシウム、酸化亜鉛、タンパク質化合亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、硫酸銅、亜セレン酸ナトリウム、タンパク質化合銅、タンパク質化合マンガン、ヨウ素酸カルシウム、炭酸コバルト)、塩化カリウム、タウリン、 乾燥パセリフレーク、ケルプミール、ユッカシディゲラ抽出物、ベジタブルオイル、クエン酸、レシチン、ローズマリー抽出物

アボカドを使用した変わり種のメーカー「アボ・ダーム」

名前をご存じの方も多いのでは?あの「アボカド」を使用しているペットフードメーカー「アボ・ダーム」も、合成添加物不使用のキャットフードです。アボカドミールとアボカドオイルを配合することで、猫の皮膚や被毛の改善・維持の効果にも期待の持てるキャットフードです。また、原材料には「トウモロコシ」を含まないので、トウモロコシアレルギーがある猫にも最適です。

このアダルトチキンの他にも、グレインフリーのものや、低GIフードといった製品もあります。アボ・ダームに関しては、フードに慣れるまでは便が柔らかくなることや(与え続けることで便も安定するのですが)、食いつきの悪さ等が指摘されておりますが、フード自体に関しては涙やけに効果を挙げたりと、賛否両論分かれるキャットフードでもあります。

皮膚や被毛のトラブルで悩んでいるのであれば、一度は試してみても良いキャットフードでもありますので、おすすめですよ。

【アボ・ダーム キャット アダルトチキン 原材料】
チキンミール、玄米粉、米粉、鶏脂肪、乾燥トマト繊維、ニシン粉、アボカドミール、ナチュラルフレーバー、乾燥全卵、乾燥チコリー根、塩、ホエー、塩化カリウム、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ナイアシン、ビタミンA、ビタミンB1、パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、メナジオン二亜硫酸ナトリウムキレート、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンD3、ビタミンB12、葉酸、ビオチン)、ミネラル(硫酸亜鉛、アミノ酸亜鉛キレート、アミノ酸鉄キレート、硫酸鉄、硫酸銅、アミノ酸マンガンキレート、アミノ酸銅キレート、酸化マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、アボカドオイル、タウリン、炭酸カルシウム、パセリ、海草、メチオニン、ユッカエキス、イノシトール

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森乳「スーパーゴールド」

人間用の牛乳などでもお馴染「森永乳業」グループのペット部門「森乳」のスーパーゴールドも、合成添加物を使用しない安全なキャットフードです。森乳スーパーゴールドは「フラクトオリゴ糖」「乳酸菌」「ラクトフェリン」を含むキャットフードで、腸内環境に問題を抱える猫にもオススメのキャットフードです。

【森乳 スーパーゴールド チキン&ライス 成猫用 原材料】
チキンミール、米、動物性脂肪、コーングルテンミール、コーン、セルロース、チキンフレーバー、ビートパルプ、サーモンミール、卵、亜麻仁、イースト、魚油、食塩、イヌリン、DL-メチオニン、タウリン、乳酸菌、トマト、ユッカ抽出物、ラクトフェリン、ビタミン類(A, B1, B2, B6, B12, D, E, K, ナイアシン, パントテン酸, 葉酸, ビオチン, コリン)、ミネラル類(Fe, Zn, Mn, Cu, Co, K, Se)、酸化防止剤(トコフェロール, クエン酸, ローズマリーエキス)

小分け包装で酸化を防ぐ「ホリスティックレセピー」

アメリカ原産のペットフードメーカー「ホリスティックレセピー」。ホリスティックレセピーのキャットフードも、合成着色料・合成保存料・合成酸化防止剤を一切使用していないキャットフードです。酸化防止剤には、自然由来のミックストコフェロール、ローズマリーエキス、クエン酸が採用されています。

ホリスティックレセピーのキャットフードは、このように自然由来の酸化防止剤を使用していますが、さらに酸化を抑えるための方法として、小分け包装されているので、より酸化しないよう工夫がされています。最小規格の330gはチャック付きのパッケージに、1.6kgの規格では400g×4袋に分包されています。(4.8kg、15kgも同じく分包)

キャットフードが酸化してしまうと、合成添加物を使用している事と同じような状態になり、発がん性やアレルギーを引き起こすこと、皮膚病を引き起こすなど、様々な悪影響が起きてしまいます。そのため、より酸化を防ぐ手段として、ホリスティックレセピーでは小分けの包装になっているのです。

【ホリスティックレセピー 猫用(幼猫・成猫用) 原材料】
鶏肉、鶏肉粉、米、豆粉、鶏脂、乾燥卵製品、豆タンパク、ポテトタンパク、ツナミール、ナチュラルフレーバー、酵母エキス、ひまわり油、アルファルファミール、ビートパルプ、オーツ麦繊維、トマト粗、醸造酵母、亜麻仁、クランベリーパウダー、チコリエキス、ユッカフォーム抽出物、塩化カリウム、塩化ナトリウム、リン酸、DL-メチオニン、タウリン、アスコルビン酸、イノシトール、塩化コリン、ミネラル類(アミノ酸キレート化鉄、アミノ酸キレート化亜鉛、アミノ酸キレート化銅、アミノ酸キレート化マンガン、アミノ酸キレート化コバルト、鉄、亜鉛、炭酸カルシウム、銅、マンガン、セレン、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、D3、E、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、葉酸、ビオチン、B12)、サッカロマイセス・セレビシエ、ラクトバチルス・アシドフィルス、エンテロコッカスフェシウム、アスペルギルス・ニガー、バチルス・サブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス)

※内容は2017年2月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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