猫の種類には様々な特徴や性質、気をつけなければいけない事などがあり、猫を飼う上では猫の種別に特徴を理解することが必要になります。今回は猫種の一つ「ボブテイル」について、飼っている方もこれから飼いたいと思っている方もチェックしてみましょう。

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ボブテイルとは

ボブテイルの特徴と言えば、短い尻尾ではないでしょうか。

ジャパニーズ・ボブテイルは、付け根から折れ曲がった尻尾で、その尻尾は伸ばしても10cmになりません。座っている時は体に巻き付いており、一見尻尾が無いようにも見えます。体重は3~5kgくらいで、ほどよく筋肉が付いています。
被毛のカラーは「ブラック」「ホワイト」「レッド」の三毛色が人気で、「招き猫」のモデルにもなったと言われています。

アメリカン・ボブテイルは、大型猫種のメインクーンとの交配が認められているため、体は大きく筋肉質で、体重は3~7kgくらいになります。被毛が長くフワフワしているので、見た目はもう少し大きくワイルドに感じるかもしれませんね。
尻尾は単に短いものや、カギ型に曲がっているもの、くるっと丸まったものなど様々です。

ジャパニーズ・ボブテイルのルーツ

約1000年前の平安時代、仏教の経典をネズミから守るために中国から輸入された猫がジャパニーズ・ボブテイルのルーツであると言われています。その後の1700年代には、ジャパニーズ・ボブテイルの元となる三毛猫がペットとして日本で飼育されていたことが記録にも残っています。

1968年に、ブリーダーをしていたアメリカ人が、この尻尾の短い猫をとても気に入り、アメリカへ持ち帰って計画繁殖を行いました。その結果、体型などが改良され、1970年に愛好会が発足し、1976年にはアメリカの猫登録団体「CFA」が公認、1992年には長毛の「ジャパニーズ・ボブテイル・ロングヘア」が新たに公認されています。

アメリカでスマートになったジャパニーズ・ボブテイルは、日本へ逆輸入され、現在では愛好家も増えてきています。

アメリカン・ボブテイルのルーツ

1960年代頃、アメリカのアリゾナ州に住む愛猫家のサンダース夫妻が、尻尾の短い縞模様の猫を見つけたことが、アメリカン・ボブテイルのルーツであると考えられています。
この猫は「ヨディー」と名付けられ、シャムと交配させたところ、尻尾の短いボブテイルの子が誕生し、この猫を見たブリーダーがとても気に入り、ボブテイルの計画繁殖が始まりました。

しかし、近親交配を繰り返したため、健康に問題を抱えた猫が産まれるようになり、繁殖方針を変更し、他の猫種との交配をすることによって健康問題は解決しました。今も近親交配の弊害を避けるために、メインクーンとの交配は認められています。その後、アメリカン・ボブテイルは1989年に国際猫協会「TICA」に公認を受けています。

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ボブテイルの性格

ジャパニーズ・ボブテイルは、とても穏やかで優しい性格で、どんな環境にも馴染む順応性も持ち合わせています。人見知りをするところもありますが、慣れてしまえば膝の上で撫でられるのが大好きな甘えん坊な性格の猫です。

ワイルドな見た目とは反して、温和で明るい性格のアメリカン・ボブテイルは、順応性や協調性もあるので、子供や他のペットとも仲良くできます。好奇心旺盛で、遊び好きなところもあるので、子供には楽しい相棒になるでしょう。体も大きいので安心して任せられるのではないでしょうか。

ボブテイルの被毛

ジャパニーズ・ボブテイルは短毛タイプと長毛タイプがいます。
被毛のカラーは「ブラック」「ホワイト」「レッド」などがあり、これらのカラーの単色、タビー(縞模様)、パーティカラー(ホワイトを入れた2色)、キャリコ(3色の三毛猫)などが認められており、この三毛色が一番人気のカラーです。

アメリカン・ボブテイルはセミロングの長さで、メインクーンと近い被毛を持ち合わせています。
被毛のカラーは、「ブラック」「ホワイト」「レッド」「クリーム」「ブルー」などの単色や、スモーク、これらのタビー(縞模様)、パーティカラー(ホワイトを入れた二色)、キャリコ(三毛猫)などがあります。

ボブテイルがかかりやすい病気

下記の病気に関しては、ボブテイルだけでなく、多くの猫がかかりやすい病気であると言われており、シニア期(7歳以上)は特に注意が必要になります。

【尿結石】
尿管、膀胱、尿道の中に砂や石のような結石ができる病気で、この結石に刺激されることによって、膀胱や尿道を傷付けたり、尿道に詰まることでおしっこが出なくなります。特にオスは、尿道が細長くカーブしており、先端も細くなっているため、尿道に結石ができやすいと言われています。

「トイレの回数が増える」「少量のおしっこしか出ない」「おしっこをする時に痛がる」「おしっこがキラキラ光って見える」などの症状がある場合は要注意です。また、おしっこが2日以上出ない場合は緊急を要します。

【慢性腎不全】
老化や、腎疾患、泌尿器疾患、感染症によって腎臓の機能が徐々に低下して、やがては正常に動かなくなるという腎臓の病気です。

症状は、多飲多尿、食欲の低下などから始まり、進行すると、嘔吐や貧血、毛艶が悪くなる、体重が減るというような症状に陥り、最悪の場合は、尿毒症を引き起こして命を落とすこともあります。日頃から愛猫をよく観察すること、また、年に1回の健康診断を受けることをお勧めします。

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ボブテイルと暮らすために

ボブテイルの筋肉質の体型を維持するためにも、高タンパク、高カロリーのフードを選び、よく運動させることが必要となります。しかし、運動不足や老化になり、高タンパク、高カロリーの食事をそのまま摂っていると肥満になることもありますので、愛猫に合った食事の選び方が大切です。

また、アメリカン・ボブテイルが優勢遺伝子を持つことに対し、ジャパニーズ・ボブテイルは劣性遺伝子を持つため、ジャパニーズ・ボブテイル同士の交配でなければ短い尻尾の子は産まれないので、交配を考えている方は注意が必要になるでしょう。

ボブテイルにはキャットタワーが必要です

アメリカン・ボブテイルは、遊び好きであり、運動量がやや多く、ストレス解消のため。
一方のジャパニーズ・ボブテイルは、あまり活発な方ではないので、肥満予防のため。
それぞれが上下運動ができるようなキャットタワーなどを置いてあげると良いでしょう。
また、両方とも、飼い主さんや家族と遊ぶことが大好きなので、スキンシップも兼ねて、「猫じゃらし」や「ボール」などで遊んであげるととても喜びます。

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