ブルーのパッケージが印象的なブルーバッファロー社の「BLUE(ブルー)」。最近では大手のショッピングセンターのペットショップでも販売されており、棚に並べられているのをよく目にします。今回は、BLUE(ブルー)について調べてみましょう。

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ブルーバッファロー社の「BLUE(ブルー)」とは

アメリカのブルーバッファロー社から販売されているドッグフード「BLUE(ブルー)」。以前は、「ブルーウィルダネス」というドッグフードが日本でも輸入されていましたが、急遽日本での販売が中止となり、改めて再上陸したのが「BLUEブルー」です。

ちなみに、ブルーと呼ばれるペットフードは、ブルーバッファロー社が創られるきっかけとなった犬(エアデールテリア)のBLUE(ブルー)から来ているようです。家族の一員として大切に育てられていたエアデールテリアのブルーが癌を患ってしまったことで、ペットの健康に関心を抱き、獣医師や動物栄養士の協力を元に作られたフードが「BLUE(ブルー)」ということのようです。

ブルーバッファロー社は、ペットは飼うのではなく、あくまでも家族の一員であり、大切な友達であるからこそ、愛犬にとって体に良いものを食べさせたいと考えているのです。

BLUE(ブルー)が開発した「ライフソースビッツ」とは

ブルーの最大の特徴は、独自で開発している「ライフソースビッツ」を配合している点ではないでしょうか。ブルーのペットフードには、茶色い粒と焦げ茶色の小さい粒が一緒に含まれていますが、この焦げ茶色の小さい粒がライフソースビッツです。ライフソースビッツとは、獣医師と動物栄養士が選んだ抗酸化栄養素やビタミン・ミネラルなど、健康に必要な栄養素が豊富に含まれている野菜や果物などを「コールドプロセス製法」という調理法で作ったドッグフードのことです。

多くのドッグフードメーカーでは、ビタミンやミネラルを他の原材料と一緒に高熱で調理していますが、このようなビタミンやミネラル、抗酸化栄養素や酵素は熱に弱く、調理過程で栄養価が減少していきます。コールドプロセス製法は、これらの原材料を低温加工することで、必要な栄養素の減少を最大限に防ぐことができるのです。

ライフソースビッツに含まれる栄養素とは、健康な皮膚と被毛を保つ「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」、健康な関節を維持する「ユッカシジゲラ抽出成分」、目と心臓の健康を維持する「タウリン」、成長と発育を促進する「Lーリジン」、健康な骨と組織を作るための「ビタミンD」、成長に必要な「ビタミンB12」、健康な体型を維持する「Lーカルニチン」などが豊富に含まれています。

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BLUE(ブルー)製品のラインナップ

ブルー製品のランナップは、脳の発育をサポートするDHAをプラスした「子犬用」、高品質の肉と栄養価を考慮した全粒穀物と野菜を加えた「成犬用」、健康な関節をサポートするグルコサミンとコンドロイチンを配合した「高齢犬用」といったように、ライフステージで分けられています。タンパク質であるメインの肉に関しては、「チキン」か「ラム」のみです。

また、この他にも獣医師が開発した、療法食に自然素材の栄養をプラスした療法食があります。犬の消化器疾患に配慮した「GI消化器サポート」、犬の食物アレルギーに配慮した「HF食物アレルギーに対する加水分解フード」、犬の肥満や下部尿路疾患に配慮した「WU体重&尿路ケア・サポート」がありますが、これらの療法食は、獣医師による診察と指導が必要な製品です。

BLUE(ブルー)の原材料について

さらに、ブルーのペットフードで使用される原材料では、高品質な生肉を使用し、鶏や家禽の副産物ミールは使用していません。また、酸化防止剤には、合成添加物などは一切使用せず、天然由来成分の混合トコフェロールやローズマリー抽出物が配合されています。この他にも、アレルギーを引き起こす可能性のある小麦やコーン、大豆などの穀物は使用されていません。

・・・とありますが、残念なことに、ブルーバッファロー社は、2014年に製品の一部に養鶏副産物が含まれていたことを公表しています。ブルーバッファロー社が原材料を購入していた企業に、100%のチキンミールを発注していたのですが、実は養鶏副産物のミールであったことが判明したのです。さらには、穀物フリーとして販売されていた製品には、米とトウモロコシが含まれていたということもあり、この問題はアメリカで訴訟問題にもなりました。

今現在は、このような原材料を販売していた企業とは一切取引をしないということですので、原材料の品質に関しては、これまで以上に気を使っているとは思いますが、販売元と原材料を扱う会社が異なる場合、多くのペットフードメーカーも同様ですが、このような問題は今後も明るみになる可能性があるかもしれませんね。

※内容は2017年3月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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