手軽な水分補給やキャットフードのトッピングとしても利用しやすいキャラット「3時のスープ」シリーズ。独特なフレーバーが揃うパウチとしても知られますが、価格帯も安いことから人気のシリーズでもあります。今回は3時のスープについて調べてみました。

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キャラット「3時のスープ」

猫はグルメな動物と知られますが、非常に好き嫌いのはっきりした性格の猫も多く見られます。そのため、猫の缶詰やパウチ等では様々なフレーバーが揃えられているのが、ウェットフードの特徴とも言えるでしょう。

今回ご紹介するペットラインのキャラット「3時のスープ」は、8種のフレーバーが揃うスープタイプのパウチ。スープタイプなので、若年でキャットフードの食いつきが悪い猫のトッピングとしても、歯や顎が弱くなってくる老猫へのトッピングとしても利用のし易いパウチとなっています。

また、3時のスープは小袋で1個売りのものや4連売りのものも。1回量で使い切りのサイズなので、飼い主さんも楽に扱うことができますね。そして、人気の理由には使いやすさの他にも4連で200円程と、安価に販売されているということも一つのポイントとなっているようです。

3時のスープの原材料を見てみましょう

・カニかまぼこ添えブイヤベース風
・小海老添えクリームシチュー風
・白身魚添え 鶏だしスープ風
・しらす添えかつおだしスープ風
・おかか添えあごだしスープ風
・まぐろ添え いりこだしスープ風
・サーモン添え 海鮮ポタージュ風
・緑黄色野菜添えほたてのチャウダー風

キャラット「3時のスープ」のラインナップは上記の8種類。どのフレーバーも独特で、人間が食べても美味しそうなフレーバーがラインナップされていますね。3時のスープの特徴としては、国内産の鶏肉正肉が使用されているという点です。

「正肉(しょうにく)」とは、食用の肉の事を指し、骨や脂肪を取り除いた肉のことを言います。ですので、安価なフードにありがちな「◯◯ミール」や「肉類」といった、色々な部位が混同されたような肉ではなく、より猫の健康維持に配慮した、純粋に肉と呼べるような肉が使用されているということが分かります。では、他の原材料についても見てみましょう。

【キャネット 3時のスープ しらす添えかつおだしスープ風 原材料】
鶏むね肉、にんじん、鶏ささみ、コーンスターチ、かつお節、フィッシュエキス、しらす、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ カニかまぼこ添えブイヤベース風 原材料】
鶏むね肉、フィッシュエキス、鶏ささみ、かぼちゃ、コーンスターチ、カニかまぼこ、パセリ、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ 小海老添えクリームシチュー風 原材料】
鶏むね肉、フィッシュエキス、にんじん、コーンスターチ、ミルク(乳糖フリー)、オキアミ、エビ、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ 白身魚添え 鶏だしスープ風 原材料】
鶏むね肉、コーンスターチ、白身魚(カレイ)、チキンエキス、にんじん、ブロッコリー、しらす、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ おかか添えあごだしスープ風 原材料】
鶏むね肉、コーンスターチ、フィッシュエキス、かつお節、あご煮干粉末、パセリ、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ サーモン添え 海鮮ポタージュ風 原材料】
鶏むね肉、コーンスターチ、サーモン、ホタテエキスパウダー、カニエキス、ミルク(乳糖フリー)、赤パプリカ、パセリ、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ 緑黄色野菜添えほたてのチャウダー風 原材料】
鶏むね肉、コーンスターチ、ホタテエキスパウダー、フィッシュエキス、ミルク(乳糖フリー)、にんじん、グリーンピース、コーン、ビタミンE

【キャネット 3時のスープ まぐろ添え いりこだしスープ風 原材料】
鶏むね肉、まぐろ、コーンスターチ、にんじん、煮干し(いわし)、煮干しエキス、まぐろエキス、ビタミンE

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「コーンスターチ」「◯◯エキス」は微妙かも

評価としてはまずまずといった印象でしょうか。あえて言うのであれば「コーンスターチ」が原材料に含まれている点です。コーンスターチは穀物類であるとうもろこしから作られている、でんぷんの粉末のことです。猫は肉食の動物であるため、0%とは言わずとも、少なからず多量の穀物は必要としていません。

コーンスターチを多く摂取することで懸念されるのは、消化不良や肥満の要因になりえるということです。もともと穀物類を消化するのが苦手であるため、消化するまでに時間を要し、猫の体調によっては軟便となってしまったり、下痢を引き起こすことも考えられます。

また、「フィッシュエキス」や「まぐろエキス」といった「エキス」類も少々気になるところ。どのような状態で「エキス」が作られているかが曖昧なため、少し気にかかるところといった感じです。

価格と比較すると好印象な商品

とはいえ、3時のスープは非常に安価な価格で販売されているパウチとしても知られます。4連で200円ほど、1個売りでは50円程の価格帯でありながら、この内容は決して悪くはないという印象です。

安価なキャットフードやレトルトパウチでは、原材料も安価な物が使用されることも多く、着色料や保存料などの食品添加物もガンガン入っている事が多いです。これらの添加物は、猫の体に害を及ぼすだけでなく、アレルギーを引き起こす要因としても指摘されてきており、プレミアムフードではもはや見かけることもなくなってきている状況です。(使用しているブランドもありますが)

こうした原材料や添加物は安価に製造するために必須のものとなりますが、結果として粗悪なキャットフードになっている場合が非常に多いのです。その中から比べてみると、無駄な添加物は使用されておらず、「◯◯エキス」という原材料があいまいな表記で気になるところではありますが、質としては価格の割に良いという好印象を受けます。

原材料に含まれる「ビタミンE」に関しては酸化防止剤の役割を果たしているもので、粗悪なキャットフード等では食品添加物の酸化防止剤を利用している事が多いです。また、3時のスープはスープタイプですが、ブランドによっては少し「とろみ」をつけるために「増粘多糖類」を利用することも。この増粘多糖類も「カラギーナン」など、内容によっては害のある物もあります。3時のスープではこうした増粘多糖類も使用されていませんね。

まとめ

3時のスープは安価なレトルトパウチでありながら、比較的内容については安心のおける製品であると言えるでしょう。また利用のし易い1回使い切りサイズ、国産原料・国産品というのも、消費者的には安心ポイントとなりますね。キャットフードのトッピングとして利用してみてはいかがでしょうか?

※内容は2017年4月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

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