ワンちゃんを飼えば、一緒にお出かけする機会って、とても多いと思います。また、初めてのお出かけともなれば、分からないことや心配なことも沢山あるでしょう。今回は、大事な愛犬とお出かけをするために、気を付けるべきことを考えてみましょう。

スポンサーリンク

愛犬とのお出かけ

ドッグカフェやドッグラン、動物病院やペットショップなど、愛犬とお出かけする機会は沢山あると思います。今はペットブームということもあり、ペットOKの施設もどんどん増えてきています。
しかし、初めてお出かけをする子や、まだお出かけに慣れていない子も沢山いるのではないでしょうか。

「いつもは元気だけど、体調崩したりしないかな・・」
「普段は良い子だけど、興奮してみんなに迷惑かけないかな・・」
「間違ってお粗相したりしないかな・・」

など、不安な気持ちを飼い主さんが抱えていると、愛犬にもそれが伝わり、いつもと違う行動に出てしまったり、「一度のお出かけで疲れちゃって・・・」なんてことにもなってしまいます。

今回は、愛犬とのお出かけに関する様々な注意点を挙げていきますので、事前にチェックして、不安要素を取り除いて頂けたらと思います。

車でのお出かけの注意点

以前に、運転手さんが膝の上にプードルを乗せたまま運転をしていたら、逮捕されてしまったということもあったようで、やはり人にとっても犬にとっても、安全な運転環境を整える必要がありますよね。

今は愛犬が安全に車に乗るために、急ブレーキをかけても愛犬が投げ出されないような箱型のドライブボックスや、愛犬をシートベルトにくくりつける「セイフティハーネス」など沢山のドライブグッズがあります。

お出かけ慣れしていない子であれば、環境の変化や長時間の移動に疲れてしまう子もいますので、遠距離の遠出は避けた方が良いでしょう。この時、車酔いをする子は、日頃から車に乗せて慣らしておくことが必要です。まずは近場のお出かけから始めましょう。また、車で移動する道々に、愛犬がトイレタイムできるような休憩場所があるか事前に確認しておきましょう。

やむを得ず、愛犬が車での留守番をしなければいけない状況の際は、熱射病の恐れがあるので、真夏の炎天下の車内に愛犬を置き去りにするようなことは絶対に避けましょう。また、涼しい季節であれば脱走できないくらいに窓を開けて、日陰を選んで駐車し、水分補給をできるようにしましょう。

スポンサードリンク

電車でのお出かけの注意点

電車で愛犬とお出かけをする際、基本的にペットは荷物扱いとなり、「手回り品」として長さが最大で70cm、縦と横と高さの合計が90cm以内のキャリーに、愛犬を入れた状態で10kg以内であれば、電車内に持ち込めるようです。(運営会社によって異なるところもあります。)

また、料金は無料のところもあれば、別途料金がかかるところもありますので、事前に電車の運営会社に確認をする必要があるでしょう。

電車内での注意

まず、愛犬が電車に乗る前に排泄は済ませておくことが必要です。キャリーの中にペットシーツを敷いておいても良いのですが、電車内で排泄をした場合、強烈な臭いで他のお客さんにも迷惑がかかることがあります。

もし、愛犬が電車内でソワソワして落ち着かないように感じたら、キャリーに布を被せて周りの様子を遮断してしまった方が良いでしょう。間違っても、寂しがっているからと、愛犬の顔をキャリーから出すことはしないようにしましょう。

また、愛犬が電車に乗る2~3時間前には食事を済ませておくことも必要でしょう。ご飯を食べてすぐ電車に乗せると、酔って吐いてしまうこともあります。

電車は沢山の人が利用します。動物が苦手な人や動物アレルギーの人がいるということも忘れず、ルールを守って常識ある行動を取りましょう。また、いつもと違う環境という理由から吠えることもあるかもしれません。家にいる時から普段はあまり使わないキャリーに慣れさせておくことも大切です。キャリーに入ることは怖いことではないと認識させておくと良いでしょうね。

お出かけの際に持参するもの

●リード、首輪、胴輪
必ず飼い主さんの電話番号を記載した迷子札がついてるものを用意してください。考えたくないですが、もし万が一、散歩中に脱走してしまったら、見知らぬ土地で戻って来られない可能性があります。

●うんち袋
多めに持参した方が良いでしょう。

●おやつ
簡単に与えられるような小さめのおやつが良いでしょう。しかし、ドッグランなどでは、ワンちゃんにおやつを与えることを禁止しているところもあります。これは、他にもワンちゃんがいるため、おやつがきっかけでケンカになってしまったり、アレルギーを持っているワンちゃんにおやつを与えてしまうことを防ぐためでもあるのでしょう。そのため、事前にそこの施設で確認することをお勧めします。

●酔い止めの薬
車や電車を使用する場合、車酔いする子は用意しましょう。

●ワクチン証明書のコピー
今や、ドッグカフェやドッグランなどでは、ワクチン証明書を提示するところが増えていますので、普段からキャリーなどに、混合ワクチンと狂犬病予防注射のワクチン証明書のコピーを備えておきましょう。

●ウェットティッシュ

●キャリーやカート
ペット可のホテルやペンション、ホームセンターやデパートなど、ペット連れができる施設でも、ワンちゃんをキャリーやカートに入れるように言われるところもありますので、事前に調べて準備する必要があります。今は、多頭飼いや大型犬が入るようなカートも数多くあります。

お粗相しないのがマナー

●マナーパンツとナプキン
ドッグカフェやペットショップ、ホテルやペンションなど、愛犬と室内の公共施設に行く場合、「オシッコをしてはいけない場所」でオシッコをしていまうことを防止するものです。普段はトイレの躾はできていても、どうしても知らない場所へ来ると粗相をしてしまうことがあります。

男の子はマーキングベルトとも言い、腹巻きのようなものになっていて、ナプキンを挟みます。女の子の場合は、オシッコの出る位置が男の子と異なり、マーキングベルトは使用できないため、サニタリーパンツを用意しましょう。

スポンサードリンク

お出かけ時に必要不可欠な水

●ワンちゃん用の飲み水
お出かけの際、必ず用意しなければいけません。夏場は特に体温調整が苦手な犬にとって、水分補給は必須となります。今はペットボトルに取り付けられるものや、携帯用で使用する時だけ器になるタイプもあります。

もし、出先でワンちゃん用の飲み水を購入する際は、様々なミネラルウォーターがあって迷うこともあるとは思いますが、犬にとってマグネシウムが多く含んでいるものは下痢を引き起こすこともありますので、軟水のミネラルウォーターを購入しましょう。

●排泄用の水
これはワンちゃんの飲用水とは別に用意する必要があります。人の多い公園や電柱、ドッグランなど、外でワンちゃんがオシッコをした場合、水で流さなければいけないというのが暗黙のルールになっています。

小さい子供が公園などを利用する際、素手で色々な場所を触りますので、後始末していない排泄物はとても不衛生なため、愛犬がオシッコした場所は、水できれいに流しましょう。

さいごに

初めてのお出かけは、飼い主さんだけでなく、ワンちゃんも緊張してしまうものです。そのため、子犬のうちからお出かけに慣れさせると良いでしょう。車や電車の移動や、キャリーに入ることも慣れさせておくと、お出かけもすんなりできるようになりますよ。

「飼い主さんと一緒ならどこへ行っても怖くない!」と、愛犬が感じることができて、飼い主さんも「この子ならどこへ連れて行っても大丈夫!」と、お互いが信頼関係を持つことができれば、愛犬とのお出かけはもっと増えて、もっともっと楽しくなるのではないでしょうか。

スポンサーリンク