ドイツのペットフードメーカー「bosch(ボッシュ)」から販売されているキャットフード「ザナベレ」。ドイツ原産ということもあり、安全な食材やフード基準はもちろん、その内容にも定評のあるザナベレについて調べてみました。

スポンサーリンク

ヒューマングレードが求められるドイツのペットフード

現在では様々な国々のキャットフードが国内で販売されていますが、その中でも特にペット先進国として知られ、ペットフードに対しても厳格な規準を設けられている国がドイツです。ドイツでは、ペットフードに使われる全ての原材料がヒューマングレードでなければならないという事が法律によって定められているのです。そのため、人間には使用されない合成添加物が使用されていることもなく、安心して愛猫へも与えることが出来るのです。

こうした合成添加物は、日本や一部の国々ではペットフードにも使用されていますが、一部の合成添加物は発がん性やアレルギーを引き起こすとして、人間用の食品には使用されていないものもあります。これらの合成添加物は、人間に対して害はあるものの、しっかりとした実験も行われずにペットフードには使用されたままになっています。一部のラットなどによる実験では、同じく害のあるものとして報告も挙げられていますが、まだまだペットフードにも使用されているのが現状です。

ドイツではこうした考えではなく、ヒトもペットも同じレベルの物を食べる権利がある、同じレベルの物を共有するという観点でペットフードが作られているので、フードの質としては国レベルで見てみると、安全性・内容ともに最高級のものとなるでしょう。

「bosch(ボッシュ)」というペットフードメーカー

そんなドイツのペットフードメーカーの中でも世界的に有名なのが「bosch(ボッシュ)」というメーカーです。ボッシュのペットフードは、ドイツの規準で作られているのはもちろん、原材料である食肉の飼育段階から、ペットフードの製造まで一環して自社管理を行っているメーカーで、

「ISO 9001:2000.DIN EN ISO 9001 国際標準化機構、環境専門家協会認証」
→ISO 9001:2000という国際規格。国際検査機関が、製造・販売・設備・開発・生産・管理といった全ての工程をチェック、製品の安全試験を行い認定されるもの。

「HACCP食品危害分析重要管理監視認証」
→NASA(アメリカ航空宇宙局)の開発計画のひとつとして作られたもので、原材料の製造・保存・管理・加工・製品など、食の衛生管理や安全性を重視されているかを認定するもの。(EU加盟国では全ての食品業者に導入が定められている)

「IFSインターナショナルフードスタンダード認証」
→ペットフードがヒューマングレードの規格に適合しているか、製造工程でもヒューマングレードであるかを検査、認定されるもの。

等の国際基準の検査機関にも認定されているフードメーカーです。
食肉も、自社独占農場で育てられた自然飼育の鶏や牛が使用されていたり、独占契約農家で作出された無農薬・有機栽培で育てられた植物、化学物質の不使用といったように、まさにヒトの口に入れても問題のないレベルのキャットフードが作られています。

スポンサードリンク

ボッシュ「ザナベレ」のシリーズ

ボッシュのキャットフードは「ザナベレ」と呼ばれるシリーズが展開されており、

・キトン+ グルテンフリー(1歳までの子猫、妊娠中の親猫用)
・アダルト+ チキン(1歳からの成猫用、室内猫用)
・シニア+ (8歳以上の高齢猫用)

といった基本ベースの3種に加えて、

・センシティブ+ (食に敏感な猫用)
・ヘア&スキン+ (皮膚・被毛ケアを重視する猫用)
・デンタル+ (歯磨き・歯のケアが必要な猫用)
・ソフト+鴨 (鴨肉40%使用で、歯の弱い猫や高齢猫用)
・ウリナリー+ (泌尿器系に問題を抱える猫用)
・ライト+ (ダイエットの必要な猫用)

といった用途に分けられた特別食シリーズが展開されています。また全て「グルテンフリー」のキャットフードなので、近年増えつつある猫の穀物に含まれる「グルテン」に対するアレルギーにも配慮されています。原材料はもちろん低アレルゲンな自然素材を使用してつくられています。

原材料について

ボッシュ ザナベレは「ソフト+鴨」以外は全てチキンベース(20%以上)のキャットフード。また、「ウリナリー+」以外は全てミートファーストであります。例として、ザナベレ アダルト+の原材料は以下の通り。

【ボッシュ ザナベレ アダルト+】
フレッシュチキン(20%以上)、米、鶏肉粉、黄キビ、ソルガム(ミロ)、動物性脂肪、シュマルツ(ドライ)、レバー粉、魚粉、加水分解タンパク質、肉粉、全卵(ドライ)、セルロース繊維、ビートパルプ(糖分除去)、ジャガイモタンパク質、亜麻仁、魚油、酵母(ドライ)、塩化カリウム、炭酸カルシウム、コケモモ(ドライ)、ブルーベリー(ドライ)、貝粉、チコリパウダー、キンセンカの花(ドライ)、ユッカエキス

穀物類の一つでもある「米」が含まれているので、米に対してアレルギーがある猫は使用することができませんね。また、「黄キビ」「ソルガム」に対しても同じですが、アレルゲンにはなりにくいとも言われる素材でもあります。あくまでも「グルテンアレルギー」に配慮したキャットフードであり、「グレインフリー」のフードではありませんのでご注意を。

とは言え、内容としては良質のキャットフードであることがわかります。グルテンフリー、合成添加物不使用、ミートファーストという点はもちろん、原材料の質の良さを考えてみると、ハイクラスなキャットフードであるといえるでしょう。一度は試してみる価値アリだと思います。

※内容は2017年1月時点での情報になります。原材料、商品名等の内容は変更している場合があります。

スポンサーリンク