鳥の病気にも様々な種類がありますが、中には未然に防ぐことの出来るもの、幼鳥時に気をつけなければいけない病気、飼い主にも感染する病気など、様々です。こうした病気の特徴を理解することで、予防や万が一の事態にも備えることが出来ます。

スポンサーリンク

鳥の病気について

ペットとして飼育される歴史も長い鳥ですが、鳥にも様々な病気が存在しており、中にはズーノーシスと呼ばれる人畜共通感染症の病気も存在しています。そのため、飼い主はしっかりと鳥の病気について知識を付けて、万が一の事態や、鳥を病気にさせないような予防策をとる必要があります。

また、病気自体も日頃の管理をしっかり行うことで、未然に防ぐことのできる病気もたくさんあります。食事の管理や衛生的な環境は整っているか、ストレスの溜まらないような生活を送らせる事ができているか、病気に知識をつけつつ、今一度見直してみましょう。

不衛生な環境が招く「そ嚢炎」

衛生環境が悪いことで引き起こされる「そ嚢炎(そのうえん)」。そ嚢炎は、不衛生な環境下や、傷んでしまっている餌を食べることで、鳥のそ嚢内に「トリコモナス」等の寄生虫が繁殖してしまい、炎症を起こしてしまう病気です。

そ嚢炎を発症すると、水をたくさんのむようになり、嘔吐などの症状なども見られるようになります。また、鳥の口臭もきつくなるなどの症状も現れます。

そ嚢炎を予防するには、常に清潔な環境下で育てること、常に衛生的な状態で餌が用意されていることが大事です。特に、水分を含んだような餌は、乾燥している餌に比べると痛むのも早いです。このような不衛生な餌を与えることで、鳥はそ嚢炎を引き起こしてしまうのです。

根本的な飼育の仕方で、鳥はすぐに病気を引き起こしてしまいます。ふやかした餌を必要とする幼鳥期には特に気を付けるようにし、また、成長になっても毎日の掃除や餌の管理を怠らないようにしましょう。

ズーノーシス(人畜共通感染症)で知られる鳥の病気について

ズーノーシスと呼ばれる、鳥にも人間にも共通する病気が存在します。その一つに挙げられるのが「オウム病」と呼ばれる鳥の病気です。オウム病は、「鳥クラミジア症」とも呼ばれる病気で、主に風邪のような症状が人間にも感染してしまう病気です。

人間にも感染するとは言え、逆を返せば人間から鳥にも感染する病気で、室内飼いが徹底されているのであれば、その感染源は飼い主さんである事も十分に考えられるのです。そのため、外から帰ってきたらしっかりと手洗い・うがい等を行う必要があります。

症状には、元気や食欲の減退、下痢などの風邪とよく似た症状が特徴的ですが、重症化することで脳炎や肝炎、呼吸困難の症状など、危険な状態になる場合もあります。また、鳥クラミジア症は感染してすぐに病状が現れるわけではなく、長い場合では数年後に発症することもあります。

鳥クラミジア症は、鳥の糞便検査や血液検査で調べることができますので、気になる症状などがあれば、こうした検査を行い、早期に発見・治療するようにしましょう。前述の通り、飼い主さんも衛生管理をしっかりと行っていれば、そんなに心配する事もなく、また、万が一発症した場合にも治療を施すことも可能なので、鳥と直接口をつけない事など、最低限の事に注意をしていれば、問題はないでしょう。

スポンサードリンク

「ウイルス性羽毛疾患(PBFD)」

成鳥となってから感染することはほぼありませんが、ヒナ鳥〜幼鳥期に特に注意が必要な病気が「PBFD(Pcittacine Beak and Feather Disease)」と呼ばれるウイルス性羽毛疾患です。主にはセキセイインコに多く見られる病気ですが、ペットショップ等でも多く見られる品種であることから、セキセイインコに限られた病気ではありません。

PBFDの症状には、羽の生え変わり時に羽毛が抜けていき、幼鳥が正羽になるタイミングにも羽毛が抜け落ちてしまうため、風切羽や尾羽といった部位の羽が抜け落ちてしまう羽毛形成不全が見られるようになります。また、免疫力も低下してしまうため、他の病気などを併発し、場合によっては命を落としてしまう場合もあります。

慢性感染・急性感染と、2つのタイプに分けられますが、その多くは慢性感染となり、前述のような症状を発症していきますが、ヨウムに関しては急性感染が多く見られ、前述のような症状ではなく肝炎や貧血症状を引き起こしてしまい、そのほとんどが命を落としてしまいます。

PBFDを予防する手段はありませんが、症状を発症してしまった場合には、早期に治療を施すことで完治することもあります。主には、免疫力をあげていくことが重要となるため、早期発見・早期治療が非常に重要な要素となります。

まとめ

今回取り上げた病気では、PBFD以外は飼い主さんが予防できる病気です。(ヒナ鳥を産ませている場合はPBFDも予防できますが)鳥の世界にも、目には見えない菌や寄生虫が存在していますので、毎日の衛生管理は、非常に重要な予防策となります。

いくら美味しいご飯や、栄養のあるおやつを与えていても、不衛生な環境であれば、病気になってしまいます。食事の管理も大事な事ですが、まずは飼育環境を見直すようにし、鳥が清潔な環境下で過ごせているかを第一に考えてみましょう。

スポンサーリンク